遊び人親子の日記

親子で綴る気まぐれ日記です。

終わりの日

2013年05月30日 15時07分03秒 | 読書
        

     終わりの日  
        黙示録の預言 
               スコット・マリアー二(著)2012年8月発行

   ベン・ホープ・シリーズの第三弾。
   今回も、相変わらずのかっこよさのベン・ホープ、
   痺れさせてもらいました。
   
   ―
   長身、ブロンドの髪、孤独な青い眼、傷ついた心、一瞬みせる優しさ、
   そして悪に立ち向かう激しい暴力性には、男も女も思わずひきつけられて
   しまう。まさに新しいヒーローの誕生だ。
   ―
   と、解説にあり、本当にその通り。
   『消えた錬金術師』、『モーツアルトの陰謀』に続き、
   今回は、聖書の最後に載せてある預言の書「黙示録」の
   終末の日(=終わりの日)をモチーフに巻き起こる
   サスペンス活劇です。
   
   傷心のベンは、これまでの仕事をきっぱり辞め、
   オックスフォードの神学生として復帰、勉強を始めようとしていた。
   そんな時に、学生時代の恩師に行方不明の娘を探し出して欲しい、
   という依頼を受ける。
   しかし、神学に専念しようとしていたベンは、
   友人にその依頼を仲介し、娘探しを彼に任せることにする。
   が、簡単にはかどると思われた人探しが、困難な事件へと
   進み、友人の死をまじかで目撃することとなる。
   衝撃を受けたベンは、神学者になる、という意思を翻し、
   恩師の娘を無事に探し出し、両親の元へ送り届ける、という
   役割を果たす決意を固め、見えない事件へと巻き込まれていく。
   
   オックスフォードから
   イオニア海に浮かぶギリシャのケルキラ島、
   アメリカ合衆国、ジョージア州、モンタナ州、
   イスラエルのエルサレム、
   ワシントンDC,,,
   と、世界を飛び回り、強い心とタフな肉体で悪に立ち向かい、
   事件解決へと突き進む、、、
   ドラマティックでスピーディな物語展開は、息をつく暇がない。
   お約束のように、素敵な美女との交流もあり読者を飽きさせる
   ことはない。
   今回も、ベンの心のなかの
   「神は何処に! あなたは何処に!」と、こだまする声が
   聞こえてきます。

   まるで映像を観ているかのような描写なのですが、
   やはりね~、シリーズの映画化が決定しているそうです。

    わがまま母
   
コメント
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