遊び人親子の日記

親子で綴る気まぐれ日記です。

懐かしの井戸

2010年08月11日 15時54分45秒 | 雑記

   8月11日(水)曇り&晴れ

  昼過ぎからお寺に行ってきました。
  お願いしてあった卒塔婆を受け取り、お墓を掃除して、持参したお花を供え、
  お線香をあげてきました。
  運悪くジリジリと陽射しが照りつけて、
  汗が滝のように流れ、腕や襟足がガンガン焼かれ、喉はカラカラ、、、
  お墓の暑さはハンパじゃない!
  バケツに汲んだ水もあっという間にお湯になって、
  お花が可哀想でした
  お盆の入りの13日には台風が通過しそうな予報に、
  今年は早めにお花を上げることにしたのです
  なので、お盆中に空模様を眺めながら、またおばあちゃんを連れてお参り予定。

  写真は、娘が子供の頃、お気に入りだったお寺の井戸。
  お参りに行くたびに、
  この井戸で、ガッチャンガッチャンと一生懸命に水を汲み上げていましたね~
  今年はお盆休みがなくて、お墓参りが出来ない、と気にしている娘ですが、
  代わりにおじいちゃんに挨拶してきたので大丈夫ですよ
  井戸、懐かしいでしょ?

    わがまま母
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日本辺境論

2010年08月11日 10時31分42秒 | 読書
                日本辺境論       内田樹(著)2009年11月発行

  
  猛暑のなか汗を流しながら朦朧としつつ読みました。
  やはり読書は少し寒いくらいの季節が適していますねぇ。
  この新書、朦朧としながら読んだのですが、かなり面白かったです。
  でも、この暑さにボーッと脳まで溶けているかのような状態の私、、、。
  なので、わかりやすい新潮社の案内文を・・・
  ━
   日本人とは辺境人である・・・「日本人とは何ものか」という大きな問いに、
   著者は正面から答える。常にどこかに「世界の中心」を必要とする辺境の民、
   それが日本人なのだ、と。日露戦争から太平洋戦争までは、辺境人が自らの
   特性を忘れた特異な時期だった。丸山真男、澤庵、武士道から水戸黄門、養老猛司
   マンガまで、多様なテーマを自在に扱いつつ日本を論じる。
  ━
  著者ははじめに
   日本は辺境であり、日本人固有の思考や行動はその辺境性によって説明できる、
   ということを本書で説く。と言い、
   既に、日本文化の特殊性は多くの説が語られ、それらの先賢に感謝しつつ、
   繰り返し確認する、なので新味はありません、と断っている。

  第1章「日本人は辺境人である」
   思わず納得!の指摘の数々。
  第2章「辺境人の「学び」は効率がいい
   なるほど、、、の一文↓
   日本人は後発者の立場から効率よく先行の成功例を模倣するときには卓越した能力
   を発揮するけれども、先行者の立場から他国を領道することが問題になると
   思考停止に陥る。
   ↑これなどは、現在の政治や経済活動でもよく見受けられること。
   武士道精神や師弟関係についての解説もわかりやすく面白かった。
   「私はなぜ、何を、どのように学ぶのかを今ここでは言うことができない。
   そして、それを言うことができないという事実こそ、私が学ばねばならない当の
   理由なのである」
   ・学びの極意 では、落語の『こんにゃく問答』の例を引き、旅の学僧と住職に
   化けたこんにゃく屋の六兵衛さんの問答から、学びのダイナミズムを
   ・『水戸黄門』のドラマツルギー では、学びの過剰反応を説明している。
   「何だかよくわからないもの」に出食わしたら、とりあえずそれに宥和的な態度を
   示す、という日本人の特性の指摘には、思わずにやり、である。
   第3章「機」の思想 
    この章が朦朧のピークだった、、、。
    記憶に残ったのは、「学ぶ力」の劣化と「わからないけど、わかる」。
   第4章 辺境人は日本語と共に
    日本語の特殊性は、表意文字と表音文字を併用するハイブリッド言語である。
    という説明がわかりやすかった。
    漢字とかなは日本人の脳内の違う部位で処理されている、という。
    我々の脳は、文字を視覚的に入力しながら、漢字を図像対応部位で、
    かなを音声対応部位でそれぞれ処理しているのだそうだ。
    これがマンガ脳を育んだ、という。
    せっかくのハイブリッド言語である日本語なのに、今、英語重視教育、社会に
    移りつつあるのは、如何なものか・・・もったいない!
    日本文化の数十年後、百年後を考えるなら、再考したい問題だと思う。

   と朦朧としながらも面白く読み終えた新書だが、
   涼しくなったら再読したいと思います。

    わがまま母

    

  
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