遊び人親子の日記

親子で綴る気まぐれ日記です。

かもめの日

2008年06月02日 17時59分42秒 | 読書
   かもめの日      黒川創(著)2008年3月発行

 ソ連の女性初の宇宙飛行士テレシコワが地上との交信で口にした、
 「わたしはかもめ」(ヤーチャイカ)という台詞は、チェーホフの戯曲
 『かもめ』からとられた、というエピソードが詳しく描かれている。
 どうやら著者は、チェーホフを意識し、その短編のような視線で短い物語
 を重ねているようです。

 一見、ストーリーはなく、同時間に、全く別々の場所で、別々の人達の
 行動が淡々と描かれていく。
 そして、それぞれの人の行動が徐々に交差し始める。
 登場人物は、6人くらいいるのだが、だれが主人公という訳ではない
 不思議な感じの作品です。

 地味な小説家、瀬戸山晴彦が、妻、三崎千恵(ラジオ局のアナウンサーを
 辞め、夫とのんびり生活を楽しんでいた)の急死により、
 亡くなったの妻を小説に描こうとする虚構の世界と、
 そのために、本当の彼女を知ろうすることから見え始める「真実」?の世界。
 強いていうと、この話がメインなのかなー?

 なんか、実験的な小説のようで、複雑な感じが・・・。
 この著者の『国境』の印象とは全く違う作品で驚きました。
 迫力ある国境をイメージして読み始めると、別人の作品ではないかと
 一瞬、疑ってしまった・・・というのが正直な感想です。

    わがまま母
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見舞い

2008年06月02日 15時58分48秒 | 雑記
 6月2日(月)曇がちな晴れ

 写真は、先週食べたイタリアンの前菜の中の一皿。
 豚の耳やタンなどをゼリーで寄せたテリーヌ、ワインにピッタリでした。

 さて、6月に入り昨日と今日は、雨で寒い日が続いた先週に比べ、
 少しは、晴れ間も出て最高気温も17度位まで戻りました。
 そこで昨日は、朝から実家の大掃除に行ってきました。
 代車で行くのは、なんとなく心配で、高速バスに乗りました。
 乗ってる間は、本が読めるし、居眠りも出来るから運転するよりラクチン。
 しかも、最近はガソリンがエラク高くなってしまい、今は一人ならバスの
 ほうが経済的です。
 母は、相変わらず元気でしたが、先週から東京の娘の方が心配なことに
 なっているみたいで案じています。
 歯医者さんに通い治療受けても、歯痛が嵩じてドンドン悪化している様子。
 ここのところ、激痛に苛まれつづけ、睡眠も食事もとれていないようで。
 かといって、こちらに居るなら歯医者さんに連れて行けるけど、東京では
 何処の先生が上手か、皆目わからないし・・・。
 何もしてやれず、困りました~。

 母には、早くよくなるように祈るしかありません。
 「痛いの痛いの飛んでいけー!」
 って、子供じゃないのにね。
 
   わがまま母
 
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