ブログ 「ごまめの歯軋り」

読書子のための、政治・経済・社会・文化・科学・生命の議論の場

初夏の京都写真集  「日蓮宗本法寺 本堂と光悦手植の松」 京都市上京区小川通寺之内上る

2008年06月19日 | 京都案内
本法寺は、日蓮宗京都十六本山の一つ。開基は信仰規範の不受不施(ふじゅふせ)を唱えた日親(にっしん)上人で、一条戻り橋の袂の立って辻説法を始めてから9年目の永享8年間(1436)、東洞院綾小路(四条烏丸の東南辺り)に建立されたのに始まる。
本法寺の見所は、本阿弥光悦作とされる枯山水庭園「三つ巴の庭」。書院の東側を主体に南側へかぎ型になっている。東南隅部分枯れ滝石組みが主役。本法寺の墓地には、本阿弥家一族や長谷川等伯らの墓がある。本法寺の表門が面する小川通には、茶道の表千家・不審菴、裏千家・今日庵や茶道具・茶器を売る店が並ぶ。

京都の仏像 宝菩提院願徳寺 「如意輪観音像」

2008年06月19日 | 京都案内
宝菩提院願徳寺 「如意輪観音像(菩提半跏像)」 国宝

像高さ88cmの木像 平安時代前期の作 国宝 肉体とそれを覆う衣、そこにできる皺を完璧にとらえた一木彫の名作。瞳に黒い珠を嵌(は)め、二重(ふたえ)瞼(まぶた)で切れ長な眼の表情は異国的で、中国・唐代彫刻との強い関連性がうかがえる。
宝菩提院願徳寺
約1、300年前の白鳳7年(678)に持統天皇(天武天皇の皇后)の願いによって向日市寺戸に創建されたお寺です。徳のある願いによって建てられたので「願徳寺」といいます。地図にない京都で一番小さな拝観寺院。