asahi.com 2011年1月30日19時40分
財政赤字削減、各国首脳が合唱 日本は沈黙 ダボス会議
30日閉幕した世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)で、先進各国の首脳らが財政赤字削減の意向を次々に表明した。欧州に集中していた不安感がほかの先進国にもじわりと広がっているからだが、日本はだんまりを決め込んだ。
日本は27日に米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)に国債を格下げされ、国債金利の上昇に苦しむスペインより悪くなった。会議に参加した米ハーバード大のケネス・ロゴフ教授は取材に「労働人口が減り、政府債務が非常に多いことを考えれば、リスクを指摘しないと格付け会社の責任放棄になる。格付けは現実より遅れがちで、今回もそうだろう」と厳しい見方を示した。
誰が見ても、日本およびアメリカの財政赤字は巨額である。特にアメリカの双子の赤字は持続不可能の経済で、自転車操業(キャッシュフロー)の極みである。それでもアメリカの購買力は莫大で世界経済はアメリカに依存し、ドルが崩壊すれば世界の経済も崩壊する可能性がある。事は重大である事は誰もが認識しているが、あのサブプライムローン問題で世界金融危機を起こした証券格付け会社(嘘つき会社、証券会社の提灯持ち)の信用は地に落ちた。その格付け会社が何を言おうと無視すればいい。菅首相もそういうつもりで無視し、疎い発言が出たと思う。また日本の国債は外国資本が買うことは少なく、殆どが国内ファンドが買い付ける商品である。買いもしない商品の格付けをしている、余計なお世話といいたい。
財政赤字削減、各国首脳が合唱 日本は沈黙 ダボス会議
30日閉幕した世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)で、先進各国の首脳らが財政赤字削減の意向を次々に表明した。欧州に集中していた不安感がほかの先進国にもじわりと広がっているからだが、日本はだんまりを決め込んだ。
日本は27日に米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)に国債を格下げされ、国債金利の上昇に苦しむスペインより悪くなった。会議に参加した米ハーバード大のケネス・ロゴフ教授は取材に「労働人口が減り、政府債務が非常に多いことを考えれば、リスクを指摘しないと格付け会社の責任放棄になる。格付けは現実より遅れがちで、今回もそうだろう」と厳しい見方を示した。
誰が見ても、日本およびアメリカの財政赤字は巨額である。特にアメリカの双子の赤字は持続不可能の経済で、自転車操業(キャッシュフロー)の極みである。それでもアメリカの購買力は莫大で世界経済はアメリカに依存し、ドルが崩壊すれば世界の経済も崩壊する可能性がある。事は重大である事は誰もが認識しているが、あのサブプライムローン問題で世界金融危機を起こした証券格付け会社(嘘つき会社、証券会社の提灯持ち)の信用は地に落ちた。その格付け会社が何を言おうと無視すればいい。菅首相もそういうつもりで無視し、疎い発言が出たと思う。また日本の国債は外国資本が買うことは少なく、殆どが国内ファンドが買い付ける商品である。買いもしない商品の格付けをしている、余計なお世話といいたい。