医療に関する提言・レポートfrom MRIC(2010年7月27日)「第2の官製パニックー口蹄疫(3) 殺処分が有効だという根拠?」 木村盛世 厚生労働省技官 より
口蹄疫FMD対策の中心をなす家畜の殺処分は、2001年英国で起きたFMD流行が特徴的だった。家畜2000頭以上が伝染し、700万頭以上の牛と羊を処分した。牧畜の国英国の全社会を揺るがす大事件であった。その後、BSE(狂牛病)とヒトクロイツエル・ヤコビ病の恐怖が英国を襲っている。英国に較べれば桁が違う日本の家畜伝染病被害であるが、日本は殺処分については英国をお手本にしている。しかしFMDが小規模の発生期にあれば地域での殺処分は有効である事は疫病対策のセオリーであるが、流行期に入ったとき、どの程度の大量殺処分が有効なのかは実証データは無い。と、他岸の火事にように厚生労働省の役人が分ったように農水省を批判している。さて木村さんはどのような対策が適切で有効であると云う対論をお持ちなのであろうか?
口蹄疫FMD対策の中心をなす家畜の殺処分は、2001年英国で起きたFMD流行が特徴的だった。家畜2000頭以上が伝染し、700万頭以上の牛と羊を処分した。牧畜の国英国の全社会を揺るがす大事件であった。その後、BSE(狂牛病)とヒトクロイツエル・ヤコビ病の恐怖が英国を襲っている。英国に較べれば桁が違う日本の家畜伝染病被害であるが、日本は殺処分については英国をお手本にしている。しかしFMDが小規模の発生期にあれば地域での殺処分は有効である事は疫病対策のセオリーであるが、流行期に入ったとき、どの程度の大量殺処分が有効なのかは実証データは無い。と、他岸の火事にように厚生労働省の役人が分ったように農水省を批判している。さて木村さんはどのような対策が適切で有効であると云う対論をお持ちなのであろうか?