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京都精華大学教員・住友剛のブログ。
関西圏中心に、教育や子ども・若者に関する情報発信を主に行います。

3週分まとめてプリキュアの話(2)1月14日放送分

2024-01-22 08:49:15 | プリキュア話

昨日は1月7日放送分のプリキュアの話を書いたので、今日は1月14日分の話を書きます。

1月14日分は、7日分の続きから話が始まります。アンダーク帝国のカイゼリンが「300年前の和平のあと、キュアノーブル(=エルレイン)がカイザー(カイゼリンの父)を手にかけた」という話をしたこと。それを「ウソに決まっている…」と信じられないキュアマジェスティ(=プリンセス・エル)や、「そんなはずはない!」と思うキュアスカイ(=ソラちゃん)たち。ただ、キュアスカイは、カイゼリンがウソをいっているようにも思えないようです。ここが14日放送分のはじまりです。

さて、カイゼリンの話がまだまだ続きます。どうやらスカイランドのまちの人の間で、「カイザーは何百年も生き続ける。でも、エルレインが死んだらこのまちはどうなる?」といううわさが流れます。そのうわさを聞いたエルレインは、カイゼリン・カイザーの父娘がエルレインのところにプレゼントを持ってきたときに、青の護衛隊をつかってカイザーをつかまえ、殺した。エルレインがカイザーを殺したのだ…と。そのとき、スキアヘッドがカイゼリンを助けたとも言います。だからカイゼリンは復讐のために、プリンセス・エルを始末しに来たのだと言います。

これを聞いて「あたたかいプレゼントを信じる!」とキュアマジェスティ。また、胸にささった矢をなんとかしないと…と、キュアプリズム(=ましろちゃん)はカイゼリンに伝えます。でも、それを聞いたカイゼリンは「自分には信じるものがなにもない。痛みを癒すものがなにもない」といい、「アンダークエナジーの海にすべてをささげる。この身がなくなってもかまわぬ。力、それこそが我が名」と言って、心の傷口にアンダークエナジーを全てそそぎこみます。

「アンダークエナジーとカイゼリンを切り離そう」というキュアバタフライ(=アゲハさん)の提案にそって、プリキュアたちは変身して、5人でカイゼリンに挑みます。ただ、キュアプリズムの光の球・プリズムショットがまったくききません。その間にアンダーク帝国のランボーグたちがスカイランドのまちに入れるように、カイゼリンはバリアを攻撃します。割れ目から入ったランボーグたちを、キラキラモードの青の護衛隊が一体ずつ倒そうとします。まちではヨヨさん(=キュアプリズム=ましろちゃんの祖母)が、ミラーパッドのトンネルをつかって、人間界にスカイランドの住民を避難させようとします。でも、その数には限界があるようです。

一方、カイゼリンがバリアを攻撃しようとするのをそらそうと、プリキュアたちが体当たりで攻撃します。なんとか攻撃を食い止めたあと、キュアウィング(=ツバサくん)はバリアの修復へ。そのキュアウィングと青の護衛隊を援護するために、キュアバタフライはまちへ。キュアプリズムはもっと大きな光の球をつくって、やさしい光でカイゼリンの心をてらそうとします。そして、キュアスカイ・キュアマジェスティは引き続き、カイゼリンとたたかいます。ただ、キュアスカイがカイゼリンに抱き着いて攻撃を止めようとするのですが…。まだまだキュアプリズムの光の球の大きさが足りません。「もっと広がれ…」と願うキュアプリズムですが…。

一生懸命バリアの修復をしようとするキュアウィングのところにも、ランボーグの集団が襲いかかります。「もうだめか…」と思ったときに、猛烈に臭いおならのにおいが。かつてプリキュアの敵だったカバトンが、1週間ためたおならでランボーグを追い払います。それでもキュアウィングに襲い掛かろうとするランボーグには、「自分で鍛えたら腕が光った」というミノトンがパンチを加えて倒します。アンダーク帝国が人間界とスカイランドのあいだにつくったトンネルでは、バッタモンダーが「まちの人全員は無理だけど…」といって、逃げ出す人を助けています。その様子を見てキュアウィングは、かつての敵3人に「ありがとう」と言います。

キュアウィングは「ひとりで空を飛びたかった自分が、いまはスカイランドの賢者で、プリンセスのナイトになった。それができたのは仲間ができたから。みんなとこの世界を守る!」とあらためて誓います。そんなキュアウィングを、キュアバタフライが援護します。キュアバタフライがありったけの力で、バリアの修復に足りないエネルギーを補おうとしてる姿を見て、キュアウィングは「からだが持たない!」と言いますが…。キュアバタフライは「私は君の夢も守る!」と。「ぼくたちならみんなを守れる!」とキュアウィングが思ったとき、バリアの修復が完了します。

キュアスカイやキュアマジェスティが「カイゼリン、みんなの思いがアンダークエナジーを止めた。力がすべてではない!」といったとき、カイゼリンがふと、亡き父・カイザーのことを思い出します。その一瞬のスキに、キュアプリズムが光の球を放ちます。するとアンダークエナジーにそまったカイゼリンの心が戻ります。そのうえで、キュアプリズム・キュアスカイがアップドラフトシャイニングでカイゼリンの心を浄化。するとカイゼリンは「これから何を信じればいいの?」と話はじめます。

「やっと話せる…」とキュアスカイが思ったそのとき、後ろから一撃でカイゼリンを倒すものが現れます。「アンダークエナジーから生まれた私たちは、力こそがすべて。(カイゼリンは)おろかな生徒だ」という、スキアヘッドです。一度倒れたはずのスキアヘッドが、再び現れます。

という具合に、1月14日放送分は、いよいよプリキュアたちとカイゼリンの最終決戦。でも、カイゼリンはプリキュアたちとのたたかいのなかで、アンダークエナジーに染まった心が浄化され、良心を取り戻します。また、過去にアンダーク帝国のしもべとしてプリキュアたちとたたかった3人も、今度はスカイランドの人々を助けようと動いています。「根っからの悪人はいない。悪に染まった心を入れ替えれば、人間はきっとよくなる」というのが、歴代のプリキュアの人間観であり敵の描き方ですが、今回もそのようですね。

と同時に、キュアウィングのことばなどで「なかま」が強調されていますが、この「なかま」が次回1月21日放送分の中身とつながってきます。そして「力がすべてではないとしたら、いったい何を信じればいいのか?」というカイゼリンの問いかけに対して、プリキュアたちがいっしょうけんめい答えを出そうとするのが、1月21日放送分。ここで再びスキアヘッドとの対決が描かれます。ちなみにこの日のエンディングのダンスは、キュアウィングでした。

ということで、今夜かあしたには、1月21日放送分も書きますね。

 

 


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