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京都精華大学教員・住友剛のブログ。
関西圏中心に、教育や子ども・若者に関する情報発信を主に行います。

今日も2回分まとめてプリキュアの話(1) 3月10日分

2024-03-19 09:39:02 | プリキュア話

またまた今日も2回分まとめてプリキュアの話を書きます。3月10日と17日の2回分です。この10日くらいの間も、ほんと、いろいろと用事が詰まっていて、たいへんでした…。ただ、内容的にこの2回分は、「ガルガルにされたキラリンライオンを助け出し、キュアワンダフルがタクトを使えるようになるまで」というかたちでつながっています。なので、2回分まとめて書くのも悪くないな~と。そんなことも思っています。

さて、まずは3月10日分から。この日の放送分は、3月3日分でプリキュアたちが助け出したキラリンペンギンの力で、ニコワールドの一部が復活したところから話がはじまります。また、3月3日分のラストでは、キュアフレンディがタクトを使って、キラリンウサギの力を借りてキラリンペンギンを助け出しました。ただ、キュアフレンディがタクトを使えたのに、キュアワンダフルは使えない。そのことを、子犬の姿=こむぎにもどって、キュアワンダフルは悩みます。執事(ひつじでもありますが)のメエメエは、キュアワンダフルに「なにかプリキュアになるために必要なことが欠けている。ゆゆしきこと」と言います。こむぎは「いろは(=キュアフレンディ)といっしょにタクトを使いたい!」とごねはじめます。

ただ、いったんは家にもどって、こむぎはいろはに手入れをしてもらって、いっしょにあそんで、機嫌が直ります。そんなとき、獣医をしているいろはの母が、予防注射を嫌がる犬(チョコちゃん)の相手に困っている姿が見えました。いろはがチョコちゃんに「大丈夫だよ」と声をかけると、チョコちゃんは落ち着きます。「ありがとう、いろは。いろはには昔からこわがる子がなつく、みんなと友達になる」といろはの母が声をかけると、こむぎが急に不機嫌になって困らせはじめます。

そんなとき、家でぬいものをしているまゆと、猫のゆきの姿が描かれます。まゆの母が「パパが呼んでいる」というので、まゆはパソコンの画面を見ます。するとタンザニアにいる父とのネット通信がはじまります。まゆの父は、タンザニアでライオンを追いかけている様子。「感動してる」という父に「たのしそう」というまゆ。そんなまゆに、まゆの父は「まゆはどうだ?」と話しかけます。まゆの母は「来週から学校。もう、いろはちゃんという友達ができた」と、父に伝えます

一方、こむぎですが…。相変わらず「いろはの役に立ちたい!」と騒いで、困らせてしまいます。いろはによしよしされたり、いっしょにベッドで寝たり…で、一瞬なだめられますが、その都度こむぎは「こんなのじゃない、もっと役に立ちたい!」といって困らせます。

そして、こむぎがいろはといっしょに散歩に行こうとするとき、いつものお気に入りのリードがないことに気付きます。このリードが、ふたりがプリキュアになったときに使うタクトになったのでした。「いつものリードがいい!あれじゃないとお散歩しない!」と騒ぐこむぎに、「わがままいわない!お散歩中止!」といって、食器洗いをするいろは。ふたり(正確には子犬と飼い主ですが)は、とうとうケンカしてしまいました。「いろは、こむぎ、どうした?」と、父は心配するのですが、母は「いっしょにいたらたまにはケンカもするでしょ?」といいます。

どうやらふたりがプリキュアに変身できるようになり、ふたりをつないでいたリードがタクトになることで、ふたりの関係は変わってきたようですね。あらたなつながりを確認しないといけない時期なのでしょうね。このあたり、子犬と飼い主をつなぐリードをふたりのプリキュアの関係の「象徴」として描いている様子がうかがえます。

その後、こむぎをウサギの大福と遊ばせながら、この間のもめごとをサトルにいろはが話します。いろはは「こむぎが話せるようになったら、もっと仲良くなると思っていた。でもわがままばかりいう」と。その話を聴いて、サトルは「きっとこむぎも同じ思いだと思う。こむぎはきっと、いろはの役に立ちたいのだと思う」と返答します。

そんなとき、ライオンの姿のガルガルが出現。「けんかはここまで、ガルガルを止めよう」といって、こむぎ・いろはのふたりはプリキュアに変身します。そんなとき、猫のゆきが窓の外を見て、街の動物たちが怖がっている場面や、プリキュアのあとにサトルと大福がついていく場面も挿入されます。

さすがにライオンのガルガルなので、大きくて、よく吠えます。「こむぎにまかせて!」といって、ガルガルに立ち向かおうとするキュアワンダフル。でもワンダフルは吠えるガルガルを見て、手足がふるえ、たちすくんでしまいます。サトルは「犬としてのこむぎの本能。ライオンは野生動物の頂点。こわがるのは当然」と伝えます。そこでキュアフレンディがガルガルに語りかけますが、フレンディに逆に襲いかかります。

このガルガルはすばやいし、パワーも強い。なんとかなだめないと…。そう思ったキュアフレンディは再びタクトをつかい、キラリンペンギンの力でスピードアップして、なんとかして足止めしようと考えます。それを見てキュアワンダフルもタクトを使おうとするのですが、やはりタクトは反応しません。

ただ、そんなキュアワンダフルをガルガルが襲おうとしたとき、一瞬だけタクトが反応。そのタクトの力でガルガルが傷つき、苦しんで、山の奥へ消えていきます。「どうして出てきたの?」というキュアフレンディに、「こむぎもいろはといっしょにいたい。こむぎもプリキュア!」というキュアワンダフル。「言い合いしてる場合じゃない!」といって、消えたガルガルを探しに、サトルが出かけます。

ガルガルが現れたその日の夜。こむぎはいろはといっしょに寝るのですが…。いろはが眠っている間に抜け出し、「役に立てなくてごめん、バイバイ…」といって、雨が降るなか、どこかに出かけてしまいます。

ということで、こんな感じで3月10日放送分は、ふたりのプリキュアの絆を象徴するものだったリードがタクトになって、あらたな絆を創り直さないといけない。また、こむぎがキュアワンダフルになってガルガルの力を抑えるためには、動物としての本能に打ち勝つなにかが必要。そして、ふたりのプリキュアの絆を結び直すために、サトル&大福や、まゆ&ゆきの2つのコンビもからんでくる。こんな感じで、今後の物語の展開を明らかにしたのが、この3月10日放送分でした。


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