おはようございます。先ほど、スタートゥインクルプリキュアの最終回を見ました。さっそくコメントを書いておきます。
まず、昨日見た前回1月19日放送分からも予想ができたのですが…。この最終回は、前回のラストでそれぞれの星に戻っていったプリキュアの「再会」と、来週からの新シリーズのプリキュアとの引継ぎ、そしておとなになったプリキュアたち(=プリキュアたちの「その後」)の3つを描くかたちでできあがっていました。また、そのそれぞれが違和感なく描かれていたように思います。
具体的に見ていきますと…。前半部分は、それぞれの星に戻ったプリキュアたちの「再会」と新旧プリキュアの引き継ぎのパートですね。
たとえば惑星レインボーにもどったユニ(=キュアコスモ)は、かつての敵・アイワーンの力で、石になったレインボー星人をもとにもどす。惑星サマーンにもどったララ(=キュアミルキー)は、地球での経験を報告。サマーンでは他の惑星の調査員のランク分けがなくなり(ララはランクの低い調査員だった)、乗り物を使わず歩く「ララスタイル」や地球で覚えた「きらやば~」という言葉が流行する(ララの宇宙船AIのデータが惑星サマーンのマザーAIに転送され、それが他のサマーン星人のAI全体に共有されて、こうなったようです…)。
一方、地球にもどったプリキュアたちも、エレナ(=キュアソレイユ)は父親の国(たしかメキシコ、中南米系)への留学を決める。まどか(=キュアセレーネ)は留学をあきらめ、家から通える高校を決める。ひかる(=キュアスター)は相変わらず空を見上げてばかりいる。まぁ、先にこんな感じで、プリキュアたちのそれぞれの星での様子が描かれます。
そんなプリキュアたちが、再び地球で再会。宇宙船に乗ってララ、ユニ、妖精フワにお世話役のプルンスがやってきます。どうやら前回、それぞれの星に戻っていくときに、ノットレイダーのマスクが地球にまちがって届いていて、それをかぶって、歪んだイマジネーションをもつ人が出そうだということ。それでララがそのマスクを見付けるために調査をしに来た、という展開ですね。こうやって、不自然な再会にならないようにしています。
そこで、プリキュアたちが手分けしてマスクを探し始めるのですが…。森のなかでマスクをさがしているひかるとフワのところに、子犬を抱いた「きらやば~」な女の子が現れます。その女の子は、自分の抱いていた子犬を「ラテ」と呼んでいます。。
ただ…。その歪んだイマジネーションを生み出すマスクを、なんと宇宙人対策を仕事にしていたまどかの父が見つけ、UFO研究家のひかるの父に渡します。ひかるの父はまぁ、やらなくてもいいのに、そのマスクをかぶって歪んだイマジネーションを生みだし、ノットレイになってしまいます。
となると、再びフワの力をつかって、5人のプリキュアが変身。ノットレイを追い払おうとするわけですが…。そこに、新しいプリキュアが加勢。いっしょに追い払います。
その新しいプリキュアは、キュアグレース。さっき森のなかで見た「ラテ」という子犬を連れています。これで新旧のプリキュアの引き継ぎ終了ですね。フワがラテの首輪に飾りをつけたところが、その新旧引継ぎを象徴しています。
このあと、後半部分へ入ります。後半部分は、おとなになったプリキュアたちが描かれます。
まず、国産初の有人ロケットの打ち上げの日の話になります。そのロケットには、ずっと宇宙に行きたいと願っていたひかるが宇宙飛行士として乗っています。ひかるの家族は、家でその打ち上げの様子をテレビで見ています。そのロケット打ち上げプロジェクトの責任者は、まどかです。まどかの父は、総理大臣としてその打ち上げを見守っています。そのロケット打ち上げの実況中継で同時通訳をするのは、エレナ。そんなエレナをはげますために、エレナの家族全員が放送局にやってきます。
一方、惑星レインボーにはユニとララがいます。ユニはアイワーンの技術で、レインボーで農作物が育つようになったと喜んでいます。ララはそのことを惑星サマーンや星空連合に報告するとともに、かつてノットレイダーだった人たちの星も今、豊かな暮らしを送っていると話します。ガルオウガ、テンジョウ、カッパードたちノットレイダーは、「自分たちのことを認めてくれて感謝する」と言っています。ただ、ララの乗っているロケットはかなり古くなって、くり返し修理をしているようです。それでも、ララは地球に行ったときのロケットを使い続けるつもりだと。
ララとユニは「地球には遠すぎていけない。もう一度会いたいという約束をまだ果たせていない」といい、流れ星に「もう一度会いたい」と願います。
同じように、地球を飛び立ったロケットのなかでひかるも、同時通訳をしているエレナも、プロジェクトリーダーとして打ち上げをみまもるまどかも、3人とも「みんなに会いたい」と願います。
そんなときに「フワ~」という声が聞こえて、宇宙が白く光って…というところで、スタートゥインクルプリキュアの物語、終了です。
いや~。このシリーズも、いい終わり方していますね。
かつて敵だった人たち(=ノットレイダー)も、今では仲直りして幸せな生活を送っています。
石にされた惑星レインボーの人々も復活してますし、「石にした」過ちの償いとして、アイワーンが自分の技術をつかっています。
AIの活用が進み、能力主義が浸透した惑星サマーンも、「歩く」ことを中心に人の力を取り戻すことが「すすんでる」みたいな雰囲気がでてきたり、不要なランキング、格付けをなくしたりもしていますしね。
そして5人のプリキュアたちも、それぞれにプリキュアだった頃の記憶を大事にして、プリキュアをするなかで見つけた自分の夢をふくらませるかたちで、自分の進路を決めておとなになっていったようですね。
まぁ、おとなになってからもう一度出会えたかどうかは、なんとでも解釈できるような終わり方をしていますけど…。
でも、これもまた、いい終わり方だな~って思います。