tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

山の花いっぱいに・・・

2012-07-21 16:23:18 | 茶の湯
今日も昨日に続いて肌寒いような一日でした。
明日からまた暑くなるようですので、気を付けて行かなければなりません。

一週間の最後の日、お稽古も終りました。昨日、知人が山からの帰りだと云って、たくさんの花を届けてくれましたので、今日は豪華な花で床の間を飾りました。



タカノハススキ・ヤマブキショウマ・ミズヒキ・ホタルブクロ・オカトラノウ・キキョウ・ヤブミョウガの7種

タカノハススキ・ヤブミョウガ・キキョウは昨日の花を一緒に生けました。どこへ行って来たのかは知りませんが、山では、まだまだ6月ごろの花がたくさん咲いているようです。

花入は、ふらりと寄った骨董店で見つけたもので、「この篭は何でしょうね」と訪ねると「篭花入だよ」聞き方が悪かったのかそれっきりで要領を得ません。でも、買って来ました。
兎に角安かったから・・・落しは自分で作り使っております。中々見栄えのする花入れだと思っております。自画自賛・・。

今日は、ゆうこさんのお稽古日でした。彼女が一生懸命点てたお茶です。



ふっくらと点っております。

水やお湯でさらさらとする時は、手首がスムースに動いておりますが、いざ、お茶を点てる時になりますと、力が入ってしまうのか手首が柔らかく動かなくなってしまうようです。

点てたお茶を皆さんに飲んでいただきますが、みな美味しいと言って褒めてくらますが、本人は首を横に振るばかりです。

向上心の表れと思っております。

写真

花を変えました。

山の花を中心にして生けてみました。昨日とは、大分雰囲気が違うのが解ると思います。
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涼やかな道具を組んだのに・・

2012-07-20 18:59:22 | 茶の湯
昨日の暑さが嘘のような一日となりました。5月から6月の上旬の陽気だという事です。

今日はお稽古日です。
朝から、もう一度サット掃除をして、涼しさを考えながら、軸を掛け、花を生け、風炉先を広げ、昨日作ったばかりの風炉を据えて、茶室内の準備は終わりです。



タカノハススキ・キキョウ・ヤブミョウガの3種

水屋では、水指・水次に水をいれ、茶入・棗に篩ったお茶を入れておきます。後は、見えた方が、自分が何をするかで、それぞれの道具を出して準備をしますからお任せです。



「滝 直下三千尺」

今日の床の間は、この時期になると、どこのお茶室でも必ず掛けると言ってよい、夏の定番のようなお軸です。

少しでも涼しく感じられるように、道具類を出来る限り夏むきに考えますが、やはり限度があります。
茶碗をはじめ全部の道具をガラスなんて事は考えられませんから、やはり程ほどの取り合わせが、ホットするのではないかと思っております。

それにしても、今日の気温はどうしたのでしょう。

エアコンも使わず丁度良かったですが、気温の変化に付いて行くのが大変です。


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お稽古の準備の前に

2012-07-19 17:27:23 | 日常雑感
今日も暑い暑い一日でした。昨夜はもの凄い雷を伴なった雨が降りましたが、今夜も来るでしょうか?よく雷3日といいますが・・・。

今日はお稽古の準備の前に、毎週参加しているストレッチの申し込みの日でしたので、行って来ました。
相変わらず凄い行列です。いくら朝とはいえ、夏の太陽はギラギラと、下からは、コンクリートからの照り返しに暑さも倍増です。それでも並ばなければ、ストレッチ教室には参加できません。



雲は悠々 涼しそう

これほど便利な世の中にどうして、並んで順番を取るのか?

答えは簡単でした。馴れ合いになってしまうことを防ぐには、この方法が一番公平であるという判断からだそうです。並んだ順に、番号札を渡し好きな教室に参加してもらうというシステムなのだそうです。番号札が終れば、並んでいても終了となりますから、早い人は相当早くから並ぶようです。

しかし、この暑さですからよく倒れる人が出ないな~と感心しております。

家に帰り、一息入れてから明日の準備です。準備では、いつものことですが、風炉の灰形つくりです。道安と朝鮮の二つの準備ですが、何度やっても思うように出来ないのが灰形です。

でも、こうして毎週続けてやっている事が進歩に繋がりますから・・・。



ギボウシ

ギボウシは漢字で書くと「擬宝珠」と書き、日本建築の伝統的な装飾であります 「擬宝珠」に似ていることからの命名だそうで、ユリ科ギボウシ属で、日本各地や東南アジアに分布しているそうです。

花は一日で終ってしまいます。

葉も涼やかで、観賞用として人気があるとか・・・・。
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お菓子は・・朝顔 それでも

2012-07-18 18:11:51 | 茶の湯
暑い暑いと言ってもどうしようもないのに、つい口から出てしまいます。ご近所の挨拶も、「暑いですね」の一言が出てしまいます。兎に角暑い!!

こんな暑い日でもお稽古です。

来ている皆さん訴えるように「私達が来た時は41度ありました」聞いただけで汗が出てきそうです。



朝顔のお菓子

冷房がフルに動いていてもムッとするほどの暑さです。

お稽古も終りに近づき、建水を持って立ち上がると、足の形に畳が濡れておりました。終ってから、「すいません。すいません」といいながら拭いておりましたが、汗で濡れた畳が乾くはずはありません。一生懸命にお点前をした証しですから、謝る必要なんて全くありませんのに・・・。尊い汗だと思います。



槿

夏の花の女王様です。真の花入にそっと生けると、お茶室がしまります。小さな花ですがそれ程の力がある花です。
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孔子 人間、どこまで大きくなれるか 三笠書房刊

2012-07-17 17:59:49 | 本棚の中から
梅雨らしいシトシト雨もなく梅雨が明け、強烈な太陽が容赦なく照るつけております。体温に近いくらいの暑さですから、倒れる人が出ても不思議ではありません。

兎に角暑い!!

昨日から、自分の周りを片付け始めたのは、少しでも涼やかな環境で過ごしたいという事で一念発起したという訳です。まずは、小さな書斎から手を付け始めましたが、これが中々遅々としてはかどらない。どうしてかといえば、片付けながら、本を開いてはパラパラとして、時には読み始めてしまっているからです。

それでも、何度か止まってしまうのですが、それでも、手にしては取り、再び手にしていたのは、ずっと以前に買った本「孔子 人間、どこまで大きくなれるか」という珍しい副題の付いた本です。



「三笠書房 知的生きかた文庫」から出版された、巨人渋沢栄一翁の強烈な生き様を支え、また、そのエネルギー源となった孔子の人生訓を赤裸々に綴っている本です。

孔子といえば、「子曰く、学びて時にこれを習う・・・朋遠方より来るあり。」という一節を、論語の冒頭に掲げ、人の処世上最も大切な教訓であるとしている。

栄一翁は、孔子の教訓は、2400年前でも、2400年後の今日でも変わらず実行できる、わかりやすい教えである。と述べている。

こんな内容の本を、暑さを忘れて読んで見てはいかがでしょう。


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涼やかな花 フウセンカズラ

2012-07-16 17:23:32 | 日常雑感
今日はなんという暑さなのでしょうか。散歩にでも出かけようかと、家から出ては見ましたが、むせ返るような暑さに則ユーターンをして家の中に・・・。

我が家のフウセンカズラも大きくなって、実をふっくらとさせ風にユラユラし始めました。毎年の事ですが、このフウセンカズラが、日本固有のものでなく外来種であることに、いつも「そうかな~」と思ってしまします。



涼やかなフウセンカズラ

細いつるを伸ばして、そこから伸びる巻ひげを絡ませながら成長してゆく。花は白い小さな可愛いものですが、実ると大きな風船のようになり、何とも涼やかな風情を感じさせてくれる花?です。



ムクロジ科の多年草といいますが、日本では、その種を取り一年草として栽培をしておりますが、あのまま放って置くと来年も青くなって花が咲くのでしょうか?

北アメリカの原産だそうです。

茶花として使うには、風船のような実を使いますが、ツルの特性を生かして掛花入にそっと生け、根締に少し艶やかな花を添えると涼しそうでもあるし綺麗な床の間に成ります。
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野草棚の花々

2012-07-15 17:16:25 | 日常雑感
今日も梅雨前線が列島にピタリと張り付いたように横たわっているため、一日中はっきりしないお天気でした。

私の大切な野草棚に咲く花を紹介したいと思います。
先日、線香花火のように咲き始めた「カライトソウ」が満開になりました。このところのじめじめ陽気に長い間咲き続けてくれました。



満開のカライトソウ

この花は、雨に打たれると情けないほどの姿になってしまい、見るのには耐え難い。そんな花ですが、他の花と混ぜて使うと、あの強いピンク色がひと際さえて、存在感を発揮して楽しませてくれます。

もう一つの花は、「ソバナ」という釣鐘をぶら下げたように咲きます。中々得がたい花でですが、管理さえしっかりしていれば、毎年綺麗な花を咲かせて楽しませてくれます。



ソバナ(岨菜)

キキョウ科の多年草で、本州から九州まで広く分布する種で、谷筋の湿ったような岨(ソバ)の斜面などを好んで自生し、若菜を食用としたために命名されたそうです。

春先の若菜が美味しいのは「ソバナにトトキ」と言われているそうですが食べた事はありません。

スラと背の高い花なので、他の花と一緒に生けると綺麗な茶花になり、床の間を優美に飾ってくれます。
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ユウちゃんのお稽古日記

2012-07-14 16:16:57 | 茶の湯
今日は強い日差しが眩しいほどだったのも、ほんの少しだけで、再び、どんよりとした梅雨空に逆戻りしてしまい、今にも雨になりそうな雲行きです。

今週のお稽古も終りました。

今日は、私供社中の平均年齢を大幅に下げてくれたユウちゃんの成長ぶりを書いて見ようと思います。



盆略点前

ユウちゃんは、お稽古に来るようになって1年が経ちました。

初めて体験する茶道という独特の雰囲気。初めて合う人達。そして、初めてする畳での挨拶、さらに、独特な言葉使いや所作など、よく乗り越えたと感心しております。



お茶がたちます

お母さんに買ってもらった、帛紗、扇子、懐紙などをしっかり持ってお稽古を始めました。
私達も、子供さんは初めてだったものですから、どう対処したらよいのか毎週が勉強の場になっておりました。

何と云ってもまだ小学生です。1、あきさせない、2、お茶を好きになってもらう、3、そうであっても、甘やかさない。を基本的な考え方として少しずつお点前を覚えてゆくように、ゆっくり慌てずにお稽古を続けて来ました。



お菓子は蛇の目傘

1年経って、盆略点前は完全に覚え、こまごまとした所作もしっかりしてきましたが、どうしても、きめ細やかなふっくらとした美味しそうなお茶にならないのには本人も首をかしげてしまいます。

本人は気が付いていないと思いますが、瞬発力はあっても持続力がないのが原因だと思っております。茶筅を振っていても途中で休んでしまうため、せっかくふっくらして来たお茶が沈んでしまうからです。



今日は綺麗に・・美味しそう

ユウちゃんのお点前の中で最も綺麗になったことがあります。それは、帛紗を扱う手が実に綺麗に動く事です。手が綺麗に動きますから、さばいた帛紗は当然綺麗にたたみこんであります。

特に、茶杓を清める時の帛紗は綺麗なもので、社中のお姉さん達も苦笑いするほどです。

こんな調子で、一つずつ覚えていってもらいたいと思っております。

頑張れユウちゃん!!
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長板二つ置のお稽古に・・

2012-07-13 18:41:27 | 茶の湯
今日もすっきりとしない梅雨空でどんよりとしておりますが、九州の雨には驚きました。最近の天候は程ほどという事がなくなり、雨はどうっと降り、暑くなれば温度計など計測不能というほど暑くなります。何事も程ほどがよろしいのですが・・・。

今日のお稽古ですが、長板の二つ置です。



準備は完了

お稽古に来た人たちは、長板が出ているだけで引いてしまいそうな気配ですが、二つ置は、長板のお点前の中では、初心者でもすんなりと入ってゆける、初歩的なお点前といえるもので、みえた人のキャリアによってその都度内容を変えながらお稽古を続けます。



タカノハススキ・チダケサシ・キキョウの三種

そして、今日のお花は、我が家に咲いている花の中から選んで有馬篭に生けてみました。
このところのじめじめした天候のためか、とうに萎んでしまっているはずの花がまだ健在ですので、今日明日のお稽古に使って見ようと切ってきましたので、チダケサシもキキョウも咲いた全部の花を使い切った事になります。

あり難い事に、野草棚に咲いている花でほとんど間に合っているという事に感謝です。どこの茶道教室でも、茶花には苦労しているそうで、野の花が中々手に入らないというのが現状のようです。

利休さんの教えの根本ともいえる、利休7則というのがありますが、その中の一節に「花は野にあるように」というのがあります。

野の花を野にあるように生けなさい。という事なのでしょうが・・・。中々難しい。


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灰形はままならず

2012-07-12 19:22:08 | 茶の湯
日本の夏特有のjまとわり付くような暑い一日となりました。

今日は明日からのお稽古の準備を朝から夕方までかけてやりました。中でも、先週からの課題であった、道庵の二文字押切は今日も満足いく出来上がりではありませんでした。



二文字押切

前瓦は何とか中央に寄せましたが、灰匙が動かず何度引いても後が残ってしまいます。言い訳を言わせてもらうと、この湿気のためだと思いますが・・・言い訳は無用なのです。

お茶会は天気の良い日ばかりでありませんから・・・。

続いて、朝鮮風炉の二文字を作りましたが、こちらは狭くやり難い・・・。いつもは丸灰押切ですが、初めての人がお炭手前を始めるという事で、少しでも広くして、お炭をつぎやすくと思う親心?かも・・・。



朝鮮風炉の二文字押切

最近の道具屋さんの話では、「最近の先生方は、朝鮮風炉とか琉球風炉、そして鬼面風炉などをお買い上げ下さる方が多いいです」理由は分っておりましたが、「なぜ?」と聞いて見ると、お茶会で灰形を作る時、手を抜けるから・・・」という答えした。

道具屋さんの話がすべてではありませんが、「灰作るの苦手」という方が多いのも現実です。そんな事にならないように、普段のお稽古が大事。一週間に一度ですが、必ず灰形を整える大事さを身に沁みている昨今です。

さあ!灰を作るぞ!などと意気込まず、さらっと作れる日が来るのでしょうか。

練習あるのみ。それ以外の道はないようです。
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