tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

ユウちゃんのお稽古日記

2012-07-14 16:16:57 | 茶の湯
今日は強い日差しが眩しいほどだったのも、ほんの少しだけで、再び、どんよりとした梅雨空に逆戻りしてしまい、今にも雨になりそうな雲行きです。

今週のお稽古も終りました。

今日は、私供社中の平均年齢を大幅に下げてくれたユウちゃんの成長ぶりを書いて見ようと思います。



盆略点前

ユウちゃんは、お稽古に来るようになって1年が経ちました。

初めて体験する茶道という独特の雰囲気。初めて合う人達。そして、初めてする畳での挨拶、さらに、独特な言葉使いや所作など、よく乗り越えたと感心しております。



お茶がたちます

お母さんに買ってもらった、帛紗、扇子、懐紙などをしっかり持ってお稽古を始めました。
私達も、子供さんは初めてだったものですから、どう対処したらよいのか毎週が勉強の場になっておりました。

何と云ってもまだ小学生です。1、あきさせない、2、お茶を好きになってもらう、3、そうであっても、甘やかさない。を基本的な考え方として少しずつお点前を覚えてゆくように、ゆっくり慌てずにお稽古を続けて来ました。



お菓子は蛇の目傘

1年経って、盆略点前は完全に覚え、こまごまとした所作もしっかりしてきましたが、どうしても、きめ細やかなふっくらとした美味しそうなお茶にならないのには本人も首をかしげてしまいます。

本人は気が付いていないと思いますが、瞬発力はあっても持続力がないのが原因だと思っております。茶筅を振っていても途中で休んでしまうため、せっかくふっくらして来たお茶が沈んでしまうからです。



今日は綺麗に・・美味しそう

ユウちゃんのお点前の中で最も綺麗になったことがあります。それは、帛紗を扱う手が実に綺麗に動く事です。手が綺麗に動きますから、さばいた帛紗は当然綺麗にたたみこんであります。

特に、茶杓を清める時の帛紗は綺麗なもので、社中のお姉さん達も苦笑いするほどです。

こんな調子で、一つずつ覚えていってもらいたいと思っております。

頑張れユウちゃん!!
コメント (2)
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