tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

豪華な茶花が床を飾る

2012-07-06 18:56:50 | 茶の湯
今日もはっきりしない、むしむしとした一日となりました。

昨日、近くに住んでいる兄夫婦が山へ行って来たと言って、たくさんの花を届けてくれました。もちろん今日のお稽古に使わせて頂きました。



花は、我が家のタカノハススキ・チダケサシ以外は山の花で、ヨツバヒヨドリ・オカトラノウ・ミヤマオダマキ・ホタルブクロ・ベンケイソウの7種です。

山からの帰りの道々で、採って来てくれた花ですから、どの花も活き活きとしておりました。

鵜篭に生けましたが、どの花もツンとした背の高い花ばかりですので、バランスを考えながら生けますが、花は手際よく生けなくてはなりませんから、頭の中で大よその感じをイメージしてサット生けます。

前にも書いたと思いますが、花を人間の手でいつまでも持っていると、「花は焼けど状態だ」と聞いておりますから、手早く生けるようにいつも心がけております。



軸は、この時期になるとよく掛けるもので、「雲悠々 水潺々」(うもゆうゆう みずせんせん)。

動かぬ雲。さらさらと絶え間なく流れる水。静と動の極地をいい表しているそうです。

床の間という小空間の軸を見て大自然を想像し、花を見て野原に揺れる小さな花に思いを馳せる。こんな素敵な世界を、自分自身の心に描ける幸せを感じて欲しいと思います。
コメント
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