tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

お彼岸に母を偲んで

2011-09-21 17:59:49 | 茶の湯
再びゆっくりとした台風がやって来ております。今年の台風は猛烈な雨が特徴らしく、来襲の度に各地に災害をもたらしております。
昨日は彼岸の入りで、この時期になると母を思い出します。母は15年前、彼岸の明けない24日に文字通り彼岸に行ってしまいました。
連日台風のニュースばかりですが、お稽古はあります。毎年この週のお稽古には、秋の彼岸と母の命日とが一緒ですので、床の間には般若心経の軸を掛け、ご先祖様と母を偲んで一碗を捧げております。


「高麗版木般若心経」

お軸の般若心経は、韓国へ行った際に、海印寺で購入してきた物を軸装にしたもので、「高麗版木般若心経」です。
この版木は製作年代がはっきりしていて、1238年といいますから、今から772年前に作られたもので、白樺を使用して3年間海水に浸し、「一字彫一礼」をくり返し、15年の歳月を費やして、81258枚を作りあげたそうです。版木は世界遺産に登録され、韓国海印寺に保管されております。一見の価値ありです。



花入は、経筒を使い、今我家に咲いているタカノハススキ・サクラダデ・ヤブミョウガを活けました。

すでに台風が通過したところ、これからピークを迎えるところとありますが、大きな災害にならなければと祈り願っております。

コメント (2)
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