秋のお菓子とお抹茶を

今日も台風の影響で晴れたり曇ったり、そして突然の大雨になったり、目まぐるしく変わる天候に翻弄された一日でした。しかし、お稽古は静かな部屋で秋を感じながらも、久ぶりの緊張は否めず、一ヶ月のブランクを肌で感じてしまいました。



お菓子屋さん任せのお菓子は、「きみしぐれ」に雁の焼印がされたもので、口の中に広がる何とも言えない絶妙な甘さが心を揺さぶります。美味しい～！！



お菓子が食べ終わる頃にお抹茶が出されます。
季節を描いた秋草の茶碗に、ふんわりと点てられたお抹茶は初々しいほどの輝きをお茶碗いっぱいに放ち、目の前に運ばれます。
「お点前頂戴いたします」口いっぱいにお菓子の甘さが残り、「早く頂きたい」という衝動を押さえながら挨拶をして、美味しいお抹茶を頂きます。この瞬間は何ものにも変えがたく、少しだけの幸福感を実感できる瞬間かも知れません。

今この瞬間にも、台風と向き合っている方々もたくさんおられると思います。そんな方々の「大難は小難に、小難は無難に」を願いながら・・・。