tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

弘法大師空海に会いに

2011-09-06 19:43:48 | 徒然日記
今日は台風一過さわやかな一日に、東京国立美術館で開催されております「空海と密教美術展」を見学のため久しぶりに東京へ行って参りました。



7月から始まり、今月25日に終ってしまうため、爽やかな天候に誘われるように出かけていったのですが・・・。
上野公園に着くと、人の流れが一定の方向に集中しておりますので嫌な予感がしましたが、思ったとおり的中、入場券売り場で20分くらい並び、やっと美術館のゲートを抜けて中に入るとなおビックリです。


係員の「30分待ちで~す」の大声とプラカードにより知らされました。

並んだり、待ったりする事が苦手な私ですが、今日ばかりは少しも苦にはならず、炎天下に待つこと40分ずっと待ち続けました。係員の30分の説明は、並ぶ人の気持ちを考えてのやさしさから出た言葉なのでしょうか。


凄い行列です。

やっと美術館の中へ入りましたが、想像したとおり、何処も黒山の人だかりの状況で、中々近くに寄って見る事が出来ません。しかし、こんな時、遠慮していては見られませんので一人で行った自由さを発揮して、少しの隙間から滑り込むように前に前にと入って行ってやっと最前列を陣取り、ゆっくりとした人の流れに身を任せて見て参りました。

人が大勢集まるところは、有名な物が展示されているところで、「弘法大師像」・「御請来目録」・「三鈷杵」・「風信帖」・「両界曼陀羅図」・「御遺告」などなど・・・。

書でも有名な弘法大師の真筆の数々には感動ものです。わずか1メートルと離れていないところに、空海真筆の書があるのですから興奮せずにはおられません。

興奮状態が2時間続き暗い展示場から吐き出されるようにホールに出て、ひとまず休憩所に入り気持ちの落ち着きを取り戻してから美術館を後にいたしました。

外はまだまだ真夏の太陽が容赦なく照り付けており、出てきた美術館を振り向くと空にはぽっかりと浮かぶ雲があり、云うに云われぬ幸福感を覚えてしまいました。


思わずパチリ

久しぶりの東京ですが、何処へも寄らずに帰って参りました。



関連グッツ売り場ももの凄い人でしたが、後のほうからお金を投げるようにして買ってきた図録です。私の宝物になりそうです。



コメント (2)
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