角館草履の『実演日記』

〓袖すり合うも多生の縁〓
草履実演での日々の出会いには、互いに何かしらの意味があるのでしょう。さて、今日の出会いは…。

祝 母の日。

2014年05月11日 | 実演日記




今日の草履は、彩シリーズ23cm土踏まず付き[四阡六百円]
穏やかで優しい配色ですね。こうした色彩が母の日プレゼントにピッタリじゃないでしょうか。桜まつりの中でも「母の日」はずいぶん話題になりました。「今日の草履」がプレゼント用にお買い上げだったかは憶えていませんが、いずれどなたかの足元で活躍していることと思います。

よく晴れあがった日曜の角館です。昨日の寒さの分だけこの暖かさが嬉しく感じます。昨日と今日の気温差は10℃にも近いんじゃないでしょうか。『これからもう一度桜が咲くんじゃね!?』なんてことを昨日は話しておりました。
さて今日は「母の日」、この青空のようなお母さんたちの笑顔が日本中に溢れていることでしょう。

真冬のことでした。秋田市からお越しのお若いカップルは、花屋さんを営む二代目さんご夫婦なんですね。お客様の少ない真冬でしたから、商いの話をしばらくしたものです。「母の日」が話題になったとき、『母の日のしばらく前からは不眠不休ですよ』とご主人。人口の多い秋田市であれば、カーネーションの売上本数はたいへんなものでしょうね。

続けて言うのは、『でも普段の需要って少なくなりましたね。かなりの部分をお葬式に頼ってますよ。人様の不幸でメシを食ってるようで、これもなんだか…』。
これについては考えすぎと話しました。誰も死なない世界なんてありっこないですし、花は供養の象徴です。花屋さんがそれを申し訳なく思うのなら、草履職人の私はどうしましょっていう話ですからね。
そんなお二人と話しているところへ、『久しぶり~!』と入って見えたのは知人の葬儀屋さんでした。心の中で吹き出したのを憶えています。

おっと、嬉しい「母の日」に相応しくない話をしてしまいました。母の日プレゼントに角館草履をお買い上げくださったみなさまへ、あらためましてありがとうございました。そしてプレゼントされたお母様たちには、早速今日から履いてくださいね~(^^)/
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あきんどの気概。

2014年05月10日 | 地域の話




今日の草履は、彩シリーズ23cm土踏まず付き[四阡六百円]
金色の和柄にエンジを組み合わせてみました。ゴージャスでありながら、どこか優しい雰囲気も感じます。桜まつりに向けての在庫作りで、金色を含む配色を数多く編みました。すでに完売していますが、みなさん「ゴージャス」の言葉に良い笑顔をされていましたね。室内で使用する草履なんですから、そういう楽しみがあって良いでしょう。

一昨日の地元紙に、ゴールデンウィークの人出発表がされていました。角館は昨年比16万人増の122万6千人だったそうです。桜まつりとGWは期間が合致しませんから、桜まつりの人出はまたあらためて発表されるでしょう。昨年は桜まつりを一週間延長している都合で、今年が昨年を上回るとは思えません。今日の角館と一年前の角館を比較すると、今年の静かさが顕著に分かります。

新聞発表された日、町内に暮らすお顔馴染みのおばさまに『忙しがったべ~?』と訊かれました。おかげさまでとお答えすると、『これも桜と武家屋敷のおかげだな』。
この言葉に異を唱える角館人はいないでしょう。何度もお伝えの通り、武家屋敷通りの枝垂れ桜は国の天然記念物、檜木内川堤のソメイヨシノは国の名勝に指定されています。同じ日に徒歩一分で二つの国指定が観られるのは、おそらく角館だけと思います。

武家屋敷にしても桜にしても、すべては先人が遺してくれたものです。現代を生きる私たちはもれなくその恩恵に預かっている、この事実を否定する人など角館にはいないはずです。私の草履にしても、発表から十年足らずでこれだけのリピーターさんに恵まれたのは、観光客数年間250万人とも300万人とも云われるこの角館で草履を編んでいることがとても大きいわけです。

これだけの事実を理解したうえでの話です。私は先人の遺産に頼り切らない商いを目指したいと、常々思っています。先のおばさまの言葉に、「武家屋敷と桜がなかったら、おめだぢなんかメシ食えねべ」の意図があったかどうかは分かりません。重ねて言いますが、たとえあったにしてもその言葉に真っ向から否定などできません。でもそれで良いとも思えないわけです。

観光地の要素は多様です。角館の場合、武家屋敷と桜が二大看板であるのは間違いありません。その二つを支えるように、「商品」があり「技」があり「味」があり「人」があると思っています。二大看板に「おんぶにだっこ」ではなく、「この商品を買いに来た」「この味を食べたくて来た」、さらには「あなたに会いたくてやって来た」と言わしめる努力。これこそ角館あきんどの気概ではないかと思う次第です。

生意気のそしりを覚悟で書きました。修行は続きます。
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土地のラーメン。

2014年05月08日 | 実演日記




今日の草履は、彩シリーズ24cm土踏まず付き[四阡八百円]
こちらも優しい雰囲気に仕上がりました。元来ケバい色を私が好まないこともあって、角館草履の配色は一般に優しさを感じていただけると思います。そしてプリント柄の「卯」は、私の干支に因んだものです。干支を周囲に置いたり身に着けたり、あるいは日常に触ったりするのはゲン担ぎになるそうですね。

「桜ざんねん旅~後編~」は今日も続きました。昨年の今ごろは満開を迎えていますから、直近のデータを採用されたことを「間違い」とは言えません。ただやはり昨年は異常過ぎました。ちょうど一年前のブログには、「祝 桜リベンジ」のタイトルが付けられています。
けれども昨日のブログに書いた通り新緑の素晴らしさをお伝えすると、多くのお客様は『そうよねっ』と笑顔を見せてくださいます。

埼玉県からお越しのご家族旅。三十代半ばほどの娘さんとご両親です。こちらのお宅はお寺さんとのことで、和の履物に馴染みが深いご様子。『お寺の中は作務衣が多いので、みんなでこの草履を履きたいですぅ~』とご家族分四足をお買い上げくださいました。夕方の新幹線でお帰りとのことでしたから、早速旅の疲れを癒してほしいですね。

実演席では角館についてさまざまなご質問をいただきます。こちらのご家族に訊ねられたのは、これまであまり例のない質問でした。それは『近くにラーメン屋さんはありませんか?』。
稲庭うどんや和蕎麦のお店はよく訊かれますが、ラーメン屋さんは記憶に少ないです。ご家族も苦笑いしながらおっしゃるのは、『稲庭うどんや土地の旬はずいぶんいただいたんですよ。ここいらで普通のラーメンもいいかなと…』。

桜が見ごろを迎えた先月下旬、北秋田市からひとりのおばさまが散策にお見えでした。角館と北秋田市鷹巣を結ぶ「秋田内陸縦貫鉄道」は、観光路線としての活路を見出すべく奮闘しています。そんな活動もあってか、鷹巣地区から角館へお越しのお客様は案外多いんですね。逆に角館から鷹巣へ行く人がどれほどいるのか、私もちょっと気にしていました。

だいぶ前にも鷹巣にお住いの女性へ話したことがあるのですが、こちらのおばさまにも話してみました。それは鷹巣駅から歩いて二、三百メートルくらいに、美味いラーメン屋さんがほしいということなんです。角館から列車に揺られること二時間、美味いラーメンが目的で訪れる人がきっといると思うんですね。角館にもかつて、全国から訪ねてくる有名ラーメン店がありました。

駅から二、三百メートル離すのは、そこまで歩かせるためです。人が歩く通りにはいろいろなアイデアがきっと生まれますよ。綴子大太鼓で有名な鷹巣ですから、「鷹巣大太鼓ラーメン」なんかどうですかね。
角館はどうしても和食がイメージですから、ラーメン店を訊ねられるのは珍しいです。でも旅先で土地のラーメンを食べたいと思うのは、なにほど珍しいことではないと思っています。
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慰めよりもおもてなし。

2014年05月07日 | 実演日記




今日の草履は、彩シリーズ23cm土踏まず付き[四阡六百円]
こちらも可愛らしく優しい配色です。お若い女性にお似合いと思いながら、お選びの女性は案外四十代くらいが多いんですね。もちろんそれで構わないと思います。編みあがって間もなく、六十代後半と思しきおばさまが悩みに悩んだ結果、「今日の草履」は選びませんでした。その理由は、『普段ピンクの服着てるから、草履もピンクだと頭がヘンって言われるわねっ』。ピンクの洋服は大丈夫なんですね。
メルヘンチックな平生地がこちらです。




GWが終わって初日、やはり散策の人影はずいぶん減りました。それでも県外から桜目当てにこの日を旅行日としたお客様は、それなりの人数に及ぶといいます。これは今年の桜まつり当初から気になっていたのですが、去年の満開日に照らしたお客様なんですね。長崎県からお越しのご夫婦旅も、『去年に合わせたのが失敗でしたよ。それにしても当たりませんなぁ』とご主人。言ってみれば「桜ざんねん旅~後編~」でしょうか。

仙台市からお越しのおばさま二人旅。桜がないのは承知の上で、『大勢の人が苦手だから、あたしたちは今日で良かったですよっ』。そうおっしゃる旅人も結構多いんですね。
お二人とも少ない在庫からお好きな配色をお選びくださいました。悩んだ結果「今日の草履」を選択しなかったのはこちらのおばさまです。それでも外反母趾を気にしていたおばさまは、角館草履との出会いをとても喜んでくださいました。桜がないことを「残念」ばかり言うのは、私たちも控えたほうが良さそうです。

先の長崎県からお越しのご夫婦も、定番配色①でお揃い草履をオーダーくださいました。最初ご主人は試し履きさえ遠慮されていたのが、しばらくおしゃべりしているとご自分から履きだしました。奥様が『お父さんの分も注文する?』と訊ねると、『そうだねぇ、話をしていたらこれも縁という気がしてきたよ』。
桜が散ったあとを「残念」と言えばそれまでですが、少しでも代わる何かに角館草履が役立ったなら、私は素直に喜びたいと思うんです。

桜満開の頃、フランスに暮らす日本人女性がお立ち寄りでした。外反母趾の痛みに悩む女性は、ある日病院を訪ねたそうです。そのとき医師に言われたのが、『たいしたことはないですね。もっとヒドい人がいっぱいいますよ』。
自分の足が心配で医師を訪ねたのですから、他の誰がどの程度の症状なのかなど関心はありません。女性が苦笑いしながら言うのは、『なんの慰めにもなりませんでしたよ』。

桜が散った角館で、たとえば「観られなかった人がいっぱいいますよ」と話したところで、お客様にはなんの慰めにもなりません。それよりも今の角館に出来る、最高のおもてなしでお迎えするのが良いと思うわけです。桜のあとの目に鮮やかな新緑は、まぎれもなく角館人自慢の景色であります。
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拡大解釈とビッグマウス。

2014年05月06日 | 実演日記




今日の草履は、彩シリーズ26cm土踏まず付き[五阡二百円]
紺ベースにエンジの組み合わせは、「秋田おばこ調」として女性サイズに多用しています。でも男性サイズに作れば、それはそれで違和感なくお洒落なんですね。「今日の草履」も数日前に男性がお持ち帰りでした。

桜まつりに引き続き、本日でゴールデンウィークも終了です。最終日は毎年ご来客数が少なめなのですが、今日は想定より多かったでしょうか。思い起こせば一年前、間もなく満開を迎えるというのが今日あたりでしたよ。ゴールデンウィークが終わってもお客様の人数がガタ落ちしなかった一年前と比較すれば、やっぱり今年は少なく感じるかもしれません。

今年も桜を目指して東北を旅歩く人々と出会いました。北東北では北上展勝地・弘前公園、そして角館と巡るコースが一般的です。角館の人出発表は間もなくと思いますが、弘前公園の人出は平年よりずいぶん多いと報道されていました。弘前城の本丸石垣修理が向こう十年ほど掛かるらしく、今のうちに観ておきたいという人で溢れたんですね。

大阪からお越しのおばさまが、『十年後やったら生きとるか分からんしね』と言っていました。角館草履をお買い上げですから、きっとお元気と思います。
関西全域かは分かりませんが、いわゆる「大阪のおばちゃん」は表現がオーバーですね。もちろん愉快という意味です。草履の健康効果をご理解のうえお買い上げを決められた大阪のおばさまが、『じゃあ、この草履を履けば綺麗になるってことやね!』。

大阪でどう言うのか分かりませんが、秋田県ではそれを「拡大解釈」と言います。もっとも私はその言葉に対して、『もちろんじゃないですか~』と答えてしまいました。とてつもなく大きな約束を背負った気分です。ちなみにこういうことを、「ビッグマウス」と言います。どっちもどっちで盛り上がりました。

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“ワン”ダフルな桜まつり。

2014年05月05日 | 実演日記




今日の草履は、彩シリーズ23cm土踏まず付き[四阡六百円]
こちらも新柄のひとつで「ワンちゃんプリント」です。優しいピンク色が春っぽく映りますね。こうした配色が今年の桜まつりでも多く好まれました。「今日の草履」も出来上がって間もなく東京からお越しの女性がお持ち帰りです。
平生地はこちらになります。




本日をもって2014年角館の桜まつりが閉幕しました。午後四時ののろし花火がいささか寂しく聞こえたのは、私一人ではなかったでしょう。今年も実にさまざまな出会いに恵まれました。実演席の様子は追ってブログでご紹介しますが、年を追うごとにリピーターのお立ち寄りが増えています。

リピーターさんのお買い上げの特徴のひとつに、「複数買い」があるんですね。『主人の分も頼まれたのよ』や『お世話になっている方に差し上げようと思って…』のお言葉を何人かから聞きました。おかげさまで25cmと26cmが本日で完売、売れ筋の23cmと24cmも数えるほどしかありません。母の日までなんとか在庫を残したいと励みましたが、お好みの配色に出会っていただけるかは時の運かもしれません。

母の日が過ぎたら少しお休みをいただきたいと思います。楽しい日々だったのはもちろんですが、一方で若干の疲れも否めません。今日の夕方近くは私に珍しく無口になっていましたよ。草履を編む手の疲れもはっきり感じています。桜まつりが終わっても角館観光が終わるわけではありません。むしろこれからが長丁場ですから、一息入れて気持ちを引き締めたいところです。

桜まつりにお越しくださったみなさま、草履実演をご覧くださったみなさま、そしてお買い上げくださったみなさまに、あらためまして御礼を申し上げます。誠にありがとうございました。
今朝の玉川堤桜並木の画像と、こんな“旅人”の画像をご紹介し、今年の桜まつりを終えたいと思います。「今日の草履」の平生地と共に“ワン”ダフルな桜まつりでありました。




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足に嬉しい草履。

2014年05月02日 | 実演日記




今日の草履は、彩シリーズ23cm土踏まず付き[四阡六百円]
行きつけの生地屋さんで見つけた新柄です。色違い三種の中で、まずは春らしくピンク色でまとめてみました。今年の桜まつりでもピンク系は相変わらずの人気ぶりで、在庫ももう多くはありません。やっぱり可愛い草履は気分が明るくなりますからね。
角館草履に比較的珍しいメルヘンプリントがこちらです。



東京からお越しのご夫婦旅。奥様が角館草履に興味津々でした。それには理由があって、膝に病を患ってから、足指で掴む力が落ちていると専門家から指摘されたとのこと。やはりご自身にも自覚があるようで、足指で掴む運動に優れている部屋履き草履が頭にあったわけです。これこそ「ご縁」じゃないでしょうか。

そしてお選びくださったのが「今日の草履」でした。編みあがって一時間も経っていませんから、ここにもご縁を感じます。ご主人もご自分用をお選びになり、早速今夜から草履生活をスタートさせてくれるでしょう。試し履きされたときの奥様の言葉、『あっ、指がしっかり掴めるし、気持ちいい!』。これからは今までより足の調子がいいはずです。

今日も再会が続きました。北海道にお住いのおばさまは二年ぶりのお買い換えです。『インターネットで注文できるのは知っていたんだけど、どうせならここまで来たほうがいいですもんねっ』。嬉しくありがたいお言葉でありました。
続いてお訪ねくださったのは、1月14日のブログでご紹介した「喜寿の贈り物」の贈り主さんです。ご両家のご両親はあれから草履生活を続けられているそうで、『足の調子がいいって言ってます~』。ご自身も同じく足の具合が良いそうです。

やはり今日も「黒田官兵衛」が話題になりました。それもそのはず、西宮家に隣接する駐車場には、角館のお祭りで曳き回されるヤマが展示されています。その人形場面が「青山の戦い」、登場人物が「黒田官兵衛」と「赤松政秀」なんですね。タイムリーな人形を飾るのも、角館人のサービス精神でありましょう。





そう言えばドラマ劇中の官兵衛は、間もなく荒木村重によって捕らわれの身となり、片足が不自由になります。官兵衛にも角館草履を履かせたら、少しは痛みが癒えたかもしれませんよ。あっ、その時代は皆ワラジを履いていたから必要ありませんか!?

明日から世の中は四連休、西宮家で昼食を摂るツアーもまだまだ続きます。桜は最盛期を過ぎたものの、檜木内川堤のソメイヨシノがもう少し観られそうです。町の中にはまだ見ごろの桜も点在しています。今年の角館の桜たちを、どうぞ最後までお愉しみくださいませ。
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初任給プレゼント。

2014年05月01日 | 家族の話


ゴールデンウィーク折り返し地点の今日は、実演席の話題を一休みしたいと思います。
画像は三女が初給料で私にプレゼントしてくれた「フォトスタンド」です。もちろんカミさんにもありました。
「輝け 我が家の一番星!」と書かれてありますが、既製品のため三女がほんとにそう思っているかは微妙です。でもそんなことより、初めて得た報酬で何かをくれたことが親父としては嬉しいわけですよ。

実演席では日々「家族愛」と出会います。今日も自分用は差し置き、娘さんのために草履をお買い上げのお母さんが二人おりました。昨日届いた「ご注文メール」は、娘さんへも履かせたいとするお母さんからのご注文です。「母の日」にと息子さんや娘さんのお買い上げも多いです。日常の生活で、家族同士が頻繁に贈り物をしあうことはまずありません。だからこそこうしたプレゼントが心に沁みるのだと思うんですね。

仙台で看護師生活が始まっている次女も、数日前に初給料をもらったとメールがありました。そして『初給料で土間人おごるよ!』と書かれてあります。土間人というのは角館にある居酒屋さんの名前で、家族で年に一度か二度訪れていました。明日仕事が終わってから帰省する次女は、鼻高々に角館駅へ降りるんじゃないですかね。

今日は三女の19回目の誕生日。今夜はまだ次女が戻りませんが、ひとまずささやかなパーティーを開きます。カミさんが注文したバースデーケーキは、私の草履を超える金額でした。「フォトスタンド」をもらったあとでは、文句も言えない親父であります。
明日からまた頑張って働きましょー!
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