角館草履の『実演日記』

〓袖すり合うも多生の縁〓
草履実演での日々の出会いには、互いに何かしらの意味があるのでしょう。さて、今日の出会いは…。

“ワン”ダフルな桜まつり。

2014年05月05日 | 実演日記




今日の草履は、彩シリーズ23cm土踏まず付き[四阡六百円]
こちらも新柄のひとつで「ワンちゃんプリント」です。優しいピンク色が春っぽく映りますね。こうした配色が今年の桜まつりでも多く好まれました。「今日の草履」も出来上がって間もなく東京からお越しの女性がお持ち帰りです。
平生地はこちらになります。




本日をもって2014年角館の桜まつりが閉幕しました。午後四時ののろし花火がいささか寂しく聞こえたのは、私一人ではなかったでしょう。今年も実にさまざまな出会いに恵まれました。実演席の様子は追ってブログでご紹介しますが、年を追うごとにリピーターのお立ち寄りが増えています。

リピーターさんのお買い上げの特徴のひとつに、「複数買い」があるんですね。『主人の分も頼まれたのよ』や『お世話になっている方に差し上げようと思って…』のお言葉を何人かから聞きました。おかげさまで25cmと26cmが本日で完売、売れ筋の23cmと24cmも数えるほどしかありません。母の日までなんとか在庫を残したいと励みましたが、お好みの配色に出会っていただけるかは時の運かもしれません。

母の日が過ぎたら少しお休みをいただきたいと思います。楽しい日々だったのはもちろんですが、一方で若干の疲れも否めません。今日の夕方近くは私に珍しく無口になっていましたよ。草履を編む手の疲れもはっきり感じています。桜まつりが終わっても角館観光が終わるわけではありません。むしろこれからが長丁場ですから、一息入れて気持ちを引き締めたいところです。

桜まつりにお越しくださったみなさま、草履実演をご覧くださったみなさま、そしてお買い上げくださったみなさまに、あらためまして御礼を申し上げます。誠にありがとうございました。
今朝の玉川堤桜並木の画像と、こんな“旅人”の画像をご紹介し、今年の桜まつりを終えたいと思います。「今日の草履」の平生地と共に“ワン”ダフルな桜まつりでありました。




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