角館草履の『実演日記』

〓袖すり合うも多生の縁〓
草履実演での日々の出会いには、互いに何かしらの意味があるのでしょう。さて、今日の出会いは…。

暖冬の弊害。

2007年02月01日 | 製作日記
今日の草履は、一般綿生地シリーズMサイズ22cm〔3000円〕
緑基調のチェック柄をベースに、緒は同系の緑を合わせてみました。季節的にはやはり新緑5月というイメージですが、日頃から緑をお好みになる方って案外多いんですね。昨年の実演でも、『緑だったらなんでもイイよ』とおっしゃったお父さんを憶えています。

とうとう来ました、大雪です。昨夕からの雪が、夜半から本降りになったようです。今朝起きて外を見たら、すっかり景色が変わっていました。角館の積雪量が35cmだそうです、たった一晩でですよ。
積雪ゼロのまま春にならないとは思ってましたが、たった一晩でこんなに積もらなくてもいいでしょうにねぇ。

この頃は、暖冬の喜びよりもその後の「弊害」を危惧する声が支配的でした。『水不足になるんでねがぁ!?』とか、『暖冬の分、夏がさんびぃんでねおご!?』といった具合です。実際スキー場のトイレには、『深刻な水不足が予想されます。トイレの水は一回だけにしてください』という張り紙がありました。

私が気にしているのは、長雨ですね。一年間に空から落ちてくる雨や雪、つまりは「水」なんですが、これって年間の量がほぼ決まっているという話を聞いたことがあります。冬場に好天が続けば、その分どこかの季節に水が落ちてくるってことでしょう。
観光シーズンたけなわも困りますが、なんと言っても6月の路上ライブです。これは雨天中止が原則ですから、この期間の長雨はとっても困ります。

そしてもうひとつの「弊害」。先日ビデオ撮影のため西宮家を訪れた際、ちょっと久しぶりに米蔵をのぞいてみました。スタッフのひとりが、『あれっ、少しふっくらした!?』。
冬場は実に規則正しい生活を送っています。カミさんも一緒に草履作りをしていますから、朝晩の食事はもちろん、昼も正午きっかりに飯が食えます。挙句に、10時と3時はお菓子なんぞにも手を出す始末です。そのうえこの暖冬、雪よせはほとんどなかったですから、運動不足が顕著ですねぇ。

一番身近な暖冬の弊害は、自身の“中年太り”かもしれません。

コメント (4)
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