ちいさな幸せ

幸せの基準ってある?
それは自分の心の中にあると思う。
私は何時も陽だまりのような幸せの中に居た。

咲くも咲かぬも花嫁修業

2011年10月04日 | 読みました

          「ジンジャー」   花びらの中央の黄色を写したいのですが分かりますか?
               こんな時は「あ~一眼レフ欲しい!」と思います



朝夕は一気に初冬と言う感じになり、何を着たらいいのかうろうろしてしまいま
す。

冬といえば蜜柑ですね。「マルチみかん」ってご存知ですか?私は酸味に弱い
ので、「どの蜜柑が甘い?」と聞きますと「マルチ蜜柑、小さいけど甘いよ」「マ
ルチって何?」「蜜柑の木の根元にアルミ箔のようなものを敷いて、どの蜜柑
にも光線が当たるようにするのよ、ひと手間掛かっているから、一寸お値段は
高いけどね」と言う事で、「甘い」と言う言葉につられて買って来ました。
本当に甘かったです。でも「蜜柑の酸味が無いなんって、蜜柑じゃない!」と
言う方には甘すぎて、不向きかもしれません。


     咲くも咲かぬも花嫁修業     阿川佐和子

私達時代には世の中で言う(今は違うかな?)娘時代に習っておくべきもの、
「お茶」「お花」「和裁」「洋裁」とは一寸違いますが、色んな専門分野の先
生に阿川さんが一日入門し、初体験をした記録です。

佐川さんは作家阿川弘之さんのお嬢さんですから、てっきり花嫁修業は経験
済みと思いきや、すべてボイコットだったそうです。

「華道」「日本舞踊」「書道」「和菓子づくり」「茶道」「香道」「着物と着付け」「焼
きもの」「骨董」「盆栽」「現代詩」などに一日入門された、写真の多い女性誌
に載せられたものです。

指南者お教えを頂いた方との対談が多くのページを割いております。

「華道」私も「池坊」を習い免許を持っていますが、何の役にもたっておりませ
ん。「お生花(しょうか)」「投げ入れ」等は、伝統にのっとった、形どうりに活け
るのですが、私はこれは得意でした。しかし「盛り花」といい、自由の感性で活
けるのは苦手でした。竹の子をぷっつりと短く切って叱られたり、私のセンスは
何処?と言うくらい直されたりと面目ない思い出ばかりです。

「日本舞踊」地唄舞の神崎さんとは中高の同級生だそうです。武原はん系の
畳半畳で舞うというお座敷舞踊です。ですから竹原はんさんの踊りを、神戸
の大舞台で見たのですが、舞っているのか?と思うぐらい一箇所での舞でし
た。


「書道」河邊りえこ
美人ですね。 墨は古い物の方が使いやすいこれも習いましたね。私は「か
な」「細字」が得意でした。良く競書にも出していただきました。有段者にな
ると「丈幅」と言う床の間にかけるような長い紙に書かされます。これは畳の
上で書くとすると、紙をまたいで腰を浮かして書くので、ぎっくり腰になってし
まい、止めてしまいました。

「茶道」 千宗屋 
「お茶は日本文化のタイムカプセル」といわれ、なるほどと思います。
私は友人がお稽古してきたものを、又習いと言う形で経験したことがあります。
親戚に京都で窯元をしているのがおりまして、茶碗を焼いてくれたのを持って
おります。大体「お薄」を特別美味しいとは思わないのですが、ただ茶道の形
は美しいな~と言う気持ちは持っていますが、又始めようとは思わないでいま
す。

「香道」
もと所属したクラブに「香道」を極めた方がおられて、一度だけ体験させてい
ただいたことがあります。「香り」を聞いて、覚えておいて、後で紙に書き、
あてっこするというものだったと思いますが、どういうわけか、満点だった記
憶があります。お道具がオモチャのようにチマチマしていて、可愛らしかった
です。

「着物と着付け」市田ひろみ
長襦袢の襦袢の後ろ地襟に「力布」をつけるのが着物を綺麗に着付けるコツ
だそうです。私は何も使わないで、着ています。習ったわけでもありませんが、
母が毎日着ているのを見て自然に覚えました。着物を畳むのも、母が畳んで
いうるのを見て覚えました。その着物を見ながら「私が大きくなったら、この着
物はみんな私がもらえるのだわ」と思っておりましたが、戦争で丸焼けになり、
私のものにはなりませんでした。

「留袖」も一人で着ました。「袋帯」ですけどね。「丸帯」は一寸無理ですが…。
ですから、美容院で着付けていただいたことは一度もありません。そうだ、一
度だけありました、花嫁姿になったときです。

今は元旦にウールの着物を着るくらいですが、半幅帯ですし、名古屋帯や袋
帯、結べるかしら? 腕が後ろにまわりにくいからね~。正式に着れるでしょ
うか? 自信はありまっせんが、「昔取った杵柄」と言う言葉通り、着れると
思っているのですが…。

「焼き物」小川博久
黙っていても個性は出る。物を見る目、人を見る目が大切。と言われます。

「骨董」
といえば、今でもしっかりとした円卓が我家にもありますが、母がこれだけは
戦時中、疎開させたほどですから、きっと骨董品として通用すると思うのです
が、私の手入れが悪く、塗りがハゲ々になっています。でも作り自体はしっか
りしています。卓の裏には印が推してあります。こういうのが骨董品扱いにな
るものだと思うのですが、私にとっては「猫に小判」です。

「盆栽」岡崎紀「小品盆栽」
両手に治まる位の大きさで、高さは15~20くらいが目安だそうです。 初め
は花物からがやりやすいとか。盆栽は大きく分けて、草もの、花もの、実もの 
雑木 松柏の5つに分けあられるそうです。

「現代詩」谷川俊太郎さんとはご親戚だそうで、小さいときから、谷川邸には
遊びに行っておられたそうです。 阿川さんの詩は難しい。私にとっては一寸
難解です。私も中学生の頃「詩」を作っていた時期がありましたが、今見ると
暗~い詩です。「詩」はやっぱり、誰にでも理解できて、ほのぼのと暖かいの
が良いですね。

何でも体験することはいいことですね。気持ちはあるのですが、中々実行に移
そうという気が起きないのが難点です。

             ☆ 明日お休みします。




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