ちいさな幸せ

幸せの基準ってある?
それは自分の心の中にあると思う。
私は何時も陽だまりのような幸せの中に居た。

秘密の花園

2006年10月24日 | 思い出話
            (見~つけた)
         何だか葉が猛々しいわりに
             花はかれん

気功の日。いそいそと出かけた。「背中をまっすぐに、曲がっていると気は流れません。次に「吐く息」に心をこめて、呼吸は「吐く」が大切なんです。内にある悪いものを口から十分に吐き出しましょう。そうすれば鼻から自然に新しい空気が胸いっぱいに入ります。

「気功ダンス」初めて聞いた。その場から動くわけではないが足を手を動かして、体を捻る。鏡に映る自分と先生を見る。のってるかい?のってるよ!状態。楽しんでいる自分が居る。先生のテンポに付いて行っている。ニコニコ顔の私が写ってる。満ち足りた気分。

先生は言われる「笑う事は脳を冷やします。冷えた脳は体調を良い方向に持って行きます。愉しいね!やってよかったね!元気になったね!皆に会えてよかっね!」と笑いましょう。「体の内から笑いましょう」最後にニコニコ天突き体操もどきをして終わる。

今「ハリーポッター」を読んでいる。図書館の本の途切れている間に読むので、前の部分を忘れて、逆戻りするので中々進まない。上下部厚い2冊である。でもよくもこんな物語を考えられるものだと何時も感心する。映画ではポッターが大きくなりすぎる、とか文句言いながら又見に行くんだろうな~、私は・・・。

作家の乃南アサさんが思い出の本として「秘密の花園」F・H・バーネット作をあげておられた。実は私も子供の頃読んだ本で一冊をあげよと言われたら、この本なのだ。

乃南さんは私の子供世代である。名作と言われるものはそういうものなんだろうか、どの世代にも好きな一冊に上げる子供が居る。

乃南さんの読まれたものと私の読んだ(今手元にある)本とは訳者が違っている。
又私が子供の頃読んだ本は訳者が違っているのかも知れないが確かめようが無い。手元にあるのは「岩波少年文庫」で上下二冊になっている。乃南さんのは一冊だ。所謂ハード版と言うものだろう。

今本を取り出して「エッ?」と思うことがあった。「小公子」も「小公女」も読んだのにそれが「バーネット」の作である事をすっかり忘れている。

両方とも表紙は「秘密の花園」を描いている。カラーである。私が子供の頃読んだのは一冊で表紙が小豆色の布?で背表紙に金文字で題名、作家が書かれているのみだったように思う。全集物かもしれない。

乃南さんが書かれたあらすじ:
メアリは「可愛くない」子どもだった。見た目の感じが悪いうえに不機嫌で、性格もよくない。その上、両親とも亡くして、一人ぼっちになってしまう。・・・インドで生まれ育ったメアリは、両親の死にともない、イギリスの叔父の家の引き取られる。だが、叔父はメアリに会いたがらず、大きな屋敷でメアリは一人ぼっちだった。・・・新しい出会いを繰り返すたびに、メアリに小さな変化が現れる。さらに「秘密の花園」の存在がメアリだけではなく周囲の全てを変えていく物語・・・。

乃南さんは「今の私と違う運命を背負った主人公の物語には、ことに引かれた。『もしもわたしだったら』と想像しながら読む物語は、常に刺激的で飽きる事が無い」と言う。その代表選手が「秘密の花園」のメアリであると言うのだろう。

私の心に残っていたのは「花園」だったと思う。当時見たことも無い「花園」が想像を掻き立てたのだと思う。20年前再び読みたくて買った時は、感動はなかった。子どもの頃の感動はそのままにして置けばよかったと後悔した。
コメント (6)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 向山式跳び箱指導法 | トップ | としこさんのメールより »
最新の画像もっと見る

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (いっさ)
2006-10-25 17:57:39
子供の頃本を読むのがどんなに楽しかったかワクワクドキドキを思い出しました。やっぱりテレビや映画、ゲームなど物のあふれた今の子供達には、あんな気持ちは味わえないかもしれませんね。今日車の中で聴いたラジオで、赤ちゃんの時から本を見せたりお母さんが読んであげたりすることを薦めるお話していました。分かっても分からなくても、母と子のその時間が大切とのこと、また本人が読めるようになっても、「読んで・・」と言って来た時には読んであげることとも言っていました。孫には間に合うわけですが・・・
返信する
Unknown (O-Haru)
2006-10-25 20:11:08
私たちの子供のころは、テレビがなかったので本を読むことが唯一の楽しみでした。

家の手伝いもよくしていましたので、お風呂を焚きながらその明かりで本を読んだものです。自分が主人公になったような気分になり少しの時間を惜しんで夢中で読んでいたのを懐かしく思います。今は目が疲れて根気がなくなりました。
返信する
Unknown (ふーこ  )
2006-10-25 22:25:30
長いご無沙汰でした。11月からジムに行って体力つくり ゆっくりいきます か な ? 年とると本も読まなくなりました、少し寂しい気持ちがします。目が悪くなると根気が無くなり自分に自信が持てなくなり困ります
返信する
Unknown (ちっち)
2006-10-26 00:01:16
いっささん

どんな本を読んでおられたのでしょうね。お孫さんにはどんな本を読んであげるのでしょうね。楽しみですね。
返信する
Unknown (ちっち)
2006-10-26 00:04:45
O-Haruさん

風呂焚きをしながら本を読むなんて、よっぽど本が好きだったのでしょうね。私は結婚して初めて風呂焚きや煙突掃除を経験しました。
返信する
Unknown (ちっち)
2006-10-26 00:09:36
ふーこさん

お久し振りです。私も目は随分悪くなりましたね。字を見るときしか眼鏡は掛けないので、この頃は人様にお辞儀をされてからやっと気が付くという状態です。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

思い出話」カテゴリの最新記事