コスモス
(武庫川河川敷)
コスモスらしいコスモス
今は背が低くなり倒れにくくなりました
サウナで「ど根性大根」の話で盛り上がりました。兵庫県相生市のコンクリートの道路に育った大根です。相生市長の肝いりで、心無い人に折られた「ど根性大根」は遺伝子栽培され(クローン)、3世になって今秋1万2千本の収穫を上げたというのです。30~60センチもあるというのです。通信販売もするそうです。
話は進んで「契約農家」の話になり、三田の方に行くと田んぼのあぜに「剣菱」と書いたのぼりが立っていると言うのです。そこから「剣菱」は何処のお酒かという事になりました。「四国や」「西宮よ」と二手に分かれた。「我家には主人が好きで何時も剣菱があるよ。でも私は飲まないから、製造発売元が何処かなんて考えた事もなかったわ。家に帰ったら調べてみるわ」と私。帰宅して、まず主人に聞いた「剣菱って、何処のお酒?」「灘やろ・・・」大正解! サウナのお2人とも間違いで、「剣菱」は灘(御影)の生一本でした!
「ど根性大根」は愛称があって「大ちゃん」と言います。「大ちゃん」は心無い人に地上部を折られた為に萎れ始めました。どうにかしたいと、お隣の姫路市の「山陽種苗」の持ち込まれました。「大ちゃん」は一旦危篤状態になった為に花粉が出来ませんでした。そこで隣に花粉を出す相方の大根を植えました。
命をつないだのはバイオ技術でした。昨年2月「延命」を申し出たのは住友化学の子会社「住化テクノサービス」(宝塚に危篤の「大ちゃん」は運び込まれました。私も時々「大ちゃん」のことを思い出してはいましたが、こうして、人々の手によって延命⇒新生の道を辿っていたとは知りませんでした。
洋ランの大量生産などに使われる技術を使って、1ミリ未満の成長点と呼ばれる細胞が切り取られ、培養剤で発芽・発根が試みられました。
「大ちゃん」は枯死しましたが、細胞から発芽し、遺伝子的には全く同じ20体あまりのクローンが出来ました。
クローン2体が「山陽種苗」に託され、取れた種が今年1月に植えられました。餅屋は餅屋、夫々の専門の持ち場があるのですね。
ビニールハウスで育った「大ちゃん2世」は、白い花を付ける4月下旬にミツバチの交配を得て、7月には1万粒の種が取れました。この夏相生市は市内の畑に種を蒔き、「大ちゃん3世」が誕生しました。
余談ですが、元相生市役所に勤めていた女性が「発見から2世誕生」までを絵本にしました。去年の3月、絵本「がんばれ大ちゃん」を出版したのです。実話を基にした物語です。今年3月には「もっと!がんばれ大ちゃん」を出しました。子供や親との交流を描きました。市内の幼稚園では今も読み聞かせが続いているそうです。
大ちゃんの生まれた相生市は戦前から造船の町でした。しかし造船不況と共に寂れてしまいました。「大ちゃん」が相生の名を日本中に広めたようです。
私の勤めていた会社も新造船を相生でも造っていました。私はその製造に関係ある工務課に所属していましたから、次から次へと送られてくる船の製図をファイルしたり、造船所に出張する上司の旅費や日当の計算をしておりました。書類が英文だったものですから、英文タイピストに頼むのですが、神戸に船が入ると営業の仕事が優先され、中々打ってもらえません。そこで会社の始まる前にタイプの練習をして自分で打つ様になりました。「昔とった杵柄」今パソコンを打つのに役立っています。
(武庫川河川敷)
コスモスらしいコスモス
今は背が低くなり倒れにくくなりました
サウナで「ど根性大根」の話で盛り上がりました。兵庫県相生市のコンクリートの道路に育った大根です。相生市長の肝いりで、心無い人に折られた「ど根性大根」は遺伝子栽培され(クローン)、3世になって今秋1万2千本の収穫を上げたというのです。30~60センチもあるというのです。通信販売もするそうです。
話は進んで「契約農家」の話になり、三田の方に行くと田んぼのあぜに「剣菱」と書いたのぼりが立っていると言うのです。そこから「剣菱」は何処のお酒かという事になりました。「四国や」「西宮よ」と二手に分かれた。「我家には主人が好きで何時も剣菱があるよ。でも私は飲まないから、製造発売元が何処かなんて考えた事もなかったわ。家に帰ったら調べてみるわ」と私。帰宅して、まず主人に聞いた「剣菱って、何処のお酒?」「灘やろ・・・」大正解! サウナのお2人とも間違いで、「剣菱」は灘(御影)の生一本でした!
「ど根性大根」は愛称があって「大ちゃん」と言います。「大ちゃん」は心無い人に地上部を折られた為に萎れ始めました。どうにかしたいと、お隣の姫路市の「山陽種苗」の持ち込まれました。「大ちゃん」は一旦危篤状態になった為に花粉が出来ませんでした。そこで隣に花粉を出す相方の大根を植えました。
命をつないだのはバイオ技術でした。昨年2月「延命」を申し出たのは住友化学の子会社「住化テクノサービス」(宝塚に危篤の「大ちゃん」は運び込まれました。私も時々「大ちゃん」のことを思い出してはいましたが、こうして、人々の手によって延命⇒新生の道を辿っていたとは知りませんでした。
洋ランの大量生産などに使われる技術を使って、1ミリ未満の成長点と呼ばれる細胞が切り取られ、培養剤で発芽・発根が試みられました。
「大ちゃん」は枯死しましたが、細胞から発芽し、遺伝子的には全く同じ20体あまりのクローンが出来ました。
クローン2体が「山陽種苗」に託され、取れた種が今年1月に植えられました。餅屋は餅屋、夫々の専門の持ち場があるのですね。
ビニールハウスで育った「大ちゃん2世」は、白い花を付ける4月下旬にミツバチの交配を得て、7月には1万粒の種が取れました。この夏相生市は市内の畑に種を蒔き、「大ちゃん3世」が誕生しました。
余談ですが、元相生市役所に勤めていた女性が「発見から2世誕生」までを絵本にしました。去年の3月、絵本「がんばれ大ちゃん」を出版したのです。実話を基にした物語です。今年3月には「もっと!がんばれ大ちゃん」を出しました。子供や親との交流を描きました。市内の幼稚園では今も読み聞かせが続いているそうです。
大ちゃんの生まれた相生市は戦前から造船の町でした。しかし造船不況と共に寂れてしまいました。「大ちゃん」が相生の名を日本中に広めたようです。
私の勤めていた会社も新造船を相生でも造っていました。私はその製造に関係ある工務課に所属していましたから、次から次へと送られてくる船の製図をファイルしたり、造船所に出張する上司の旅費や日当の計算をしておりました。書類が英文だったものですから、英文タイピストに頼むのですが、神戸に船が入ると営業の仕事が優先され、中々打ってもらえません。そこで会社の始まる前にタイプの練習をして自分で打つ様になりました。「昔とった杵柄」今パソコンを打つのに役立っています。