ちいさな幸せ

幸せの基準ってある?
それは自分の心の中にあると思う。
私は何時も陽だまりのような幸せの中に居た。

紅葉狩りの思い出

2007年11月24日 | 思い出話
              裏紅葉
             (香嵐渓)
          日に照る表も綺麗ですが
        私は木下 お日様と私の間にある
           紅葉の裏側が好きです

私は今までどんな錦秋を見てきたかしらと想い出を確かめていますが、本当に数少ないです。都会に生まれ育ち、人工的なものに囲まれて生活した為か、もう一つ大きな理由は運動が嫌い、山歩きなんて真っ平だった所為でしょうね。

一番色なす秋に出合ったのは、乗鞍の宿に行くドライブウエイでした。歌や写真でしか知らなかった秋の色、赤、黄、茶、緑、私が始めて目にした自然の秋。初めて見たからこそ強烈に残っています。道路脇の山ですから、紅葉狩りで目にできるものではありません。コーナーを曲がるたびに、目前に現れる景色に、自然の偉大さを知りました。

それから奥日光の戦場ガ原の「草紅葉」これも、言葉だけ知っていて実際には知らないものでしたから、「これが草紅葉なんだ!」と感動しました。華厳の滝に行って後、何処に行こうとしたのか覚えていないが、乗り合いバスに乗ったんです。バスがとても空いていまして、運転手の人と話していましたら「此処まで来られたんですから、時間があれば奥日光まで足を延ばしては如何か」「あそこの滝は素晴らしいですよ。周りの景色もいいし」時間はたっぷり有ったので、言われるままに終点まで乗りました。乗客は途中で降りてしまって、でもバスは一応終点まで行くのですからと持ってる切符の先はお金を取らずに送り届けてくださって、帰りのバスで、もう一つの滝まで行って、帰ればいいからと時刻まで教えてくださいました。運転手さんのお陰で華厳の滝だけの予定が、違った滝を加え3つも見る事の出来た旅でした。土地の人と触れ合う機会の多い、マイカーでない旅も良いものだと思いました。

箱根は夏が過ぎると人は来なかったそうです、その老舗旅館の初代女将が紅葉の美しさを独り占めするのは勿体無いと宣伝を始めて、人が集まるようになったそうです。開拓の人は男性ばかりと思いきや、女性も居たんですね。今は3代目の女将が、その話をテレビでしておられました。85歳とは見えない若々しさ。元々美人であるのを差し引いても、美しい人です。自然の中での生活が元気に瑞々しくさせているのでしょうか。

初代女将の「箱根への誘い」のキャッチコッピーです。

     紅葉時の箱根を見ざれば
         箱根を説く資格なし

     箱根の紅葉を
         知らざる人は

     共に紅葉の美を
         語るに足らず

と言う事です。箱根は行きましたが、紅葉の時期ではありませんでした。もう一度行ってみたい。そしてあの3代目大女将にお目にかかって話してみたい。来年の遠出の紅葉狩りは此処に決まりかな~。いや、尾瀬もいいな~。

兵庫県でも北部に行くと紅葉で有名な所はあちこちにあるようです。奈良、京都のように一般化されていないのですが、知る人ぞ知る紅葉が見れるようです。郷土愛を持って、兵庫探訪も一つの道かも知れません。近ければ近いほど、ネットの情報で、最上の日にいける可能性が大ですから。大阪城公園の渋い茶、黄色の紅葉もお気に入りです。

紅葉は年によって変わる。同じ紅葉を見る事は決してないといいます。紅葉はその木の一年の集大成の姿です。潔く散った後には次の年への芽吹きが待っています。人も人生の集大成の時に、人なりの美しい姿で散りたいものですが・・・。
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2 コメント

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Unknown (いっさ)
2007-11-25 13:58:20
お金のかからない紅葉を楽しんでいます。目の前に山茶花の白い花が咲き、中央に大きな欅の木が3本、まわりに銀杏の木が取り囲んでいますので、毎朝今が一番きれいと楽しんでいます。
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Unknown (ちっち)
2007-11-25 15:29:36
公園の前のお家って素的ですね。居ながらにして見れて、羨ましい。我家では山茶花も刈り取られて花がありません。僅か沈丁花が蕾をつけています。
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