平成15年5月12日 (月)
別格 椿堂
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/01/f67e45ab4c689b509e31231a4523452f.jpg)
距離:21.7 ろんどん荘 ~ 三角寺 ~ 椿堂 ~ 民宿岡田屋 (2)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/32/9e9738139e8642e112e55109b2aa83c9.jpg)
此処からの道も始は山間で良い感じでした。「土佐街道」という標識を見つけ
ました。昔の人も歩いた道です。どの道だって昔の人も歩いた道じゃないかと
言われれば返す言葉も無いのですが…、やはりこのような標識を見ますと、何
となく「納得」「納得」と感じてしまうのです。
後から気づいたのですが、この道辺りで、主人は腰につけていた鈴を落とした
らしいのです。後ろから見ていますと、鈴が勢い良く水平になるまで揺れてい
ました。あんなに揺れて落ちないのかしらと一瞬思ったものでした。それが現
実になったと言う事です。
「後から来てるのに、落ちているのに気がつかなかったんか!!」と自分中心
に言葉を投げ突けるのですが、私は下を向いて道ばかりを見ながら歩いてい
る訳ではないのです。周りを見ては「花は咲いてないか、撮るべき景色はない
か」など考えながら歩いているのです。「自分の事は自分で気をつけい!!」
です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/9c/e05604c4f2e77a10ca721ec5e6464110.jpg)
今まで歩いてきた道を出外れたところに「ゆらぎ休憩所」がありました。まだ
新しい奇麗な東屋です。先行された小林ご夫妻も立ち寄って休まれた場所
です。気持ちの良い休憩所で、トイレも付いていて、とてもありがたかった
です。休憩所はアチコチにあるのですが、トイレ付きは中々ありません。女
性にとっては一番にありがたい設備なんですが、小屋を作るのが男性だし、
女性遍路はまだまだ少ないからでしょうか大げさに言えば「仏作って、魂入
れず」って感じです。
リュックを下ろして、一休みさせていただいていました。くつろいでいますと、
何処からともなく女性が、熱いお茶を持って現れました。飲み物は持っていま
すが、熱いいっぱいのお茶がどんなにありがたいものかは、家に居る時には
解らない事でした。「お菓子もどうぞ…」とテーブルの上のお菓子を勧めてくだ
さいました。中には「オカキと干しバナナ」が入っておりました。
訪問帳が置かれていました。その中にこばやしさんご夫妻の記帳を見つけた
時には、とても懐かしく「在った、あった!」と二人で大喜びでした。
思いがけず、桜がご夫妻の旅を待っていてくれて、爛漫の桜の中を遍路する
喜びが綴られておりました。
勿論、私達も記帳させていただきました。先行した親子連れの署名はありま
せんでしたが、228回と記された「錦のお札」が張ってあったのには驚きま
した。どんな廻り方でこんな回数になるのでしょうか? 歩きとは考えられま
せんね。マイカー遍路さんでしょうか?
小1時間休ませていただいた。道路を挟んだ上手に事務所の様な建物があ
りました。其処の方が、この持ち主のようです。其処からお茶を運んでくださ
ったようです。窓から、去り行く私達を見ておられるかどうかは解らないので
すが、私達はその建物に向かって「有難うございました」とお礼の気持ちで頭
を下げてその場を立ち去りました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/98/9ffc66484cbc5bc59c388b5425c74c40.jpg)
歩き始めて、直ぐに道路わきから下る遍路道がありました。その道を下り
ますと、目の前には棚田が広がっておりました。四角ではなく、色んな形にな
っている棚田はやはり人の手で耕され、稲の苗が植えられているのだろうな~
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/7d/cf03337ee46d59c4900bca8045e3c967.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/dc/aa74e9a462db48948ae330f528ef7b06.jpg)
「常福寺」が正しい「椿堂」は小さな敷地に肩を寄せ合うような形で建物が建
っていました。
本堂の改築工事が行われている為に尚更狭く感じたのでしょうか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/a8/61f9baad1be7a2385aeec3d1282ea52b.jpg)
椿の時期はとっくにすんでいますので、諦めては居ましたが、私を待ってくれ
た1輪の椿に出会いました。満開のさまを想像しながら「残っていてくれて、有
難う」と呟きました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/1b/a91fd7ec04f3b90c8630963a02d61842.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/ba/3a49f95ea5ab1536fc6eab732bb678d2.jpg)
「なぜなぜ五鈷杵」静かに撫ぜると、身にまつわるもろもろの因縁や押し寄せ
る諸悪運を防ぐと記されています。私達も撫ぜましたよ。皆さんやはり撫ぜら
れるらしく、皆さんが撫ぜられる部分はぴかぴかでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/c2/aa89b6347f58ae31f3b9a4453b9c7f7b.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/25/a10ebdc3deae90cbee82b4f947649ba2.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/37/d6c9555452caacdaff9221e9db8dedb7.jpg)
「おさわり大師」自分のからだの悪い部分と同じお大師さんの身体の部分を
静かに撫ぜますと、その悪い部分を直してくださると言われています。悪い所
もそうでない所も全身くまなく触りまくりましたよ。全身ね!
別格 椿堂
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/01/f67e45ab4c689b509e31231a4523452f.jpg)
距離:21.7 ろんどん荘 ~ 三角寺 ~ 椿堂 ~ 民宿岡田屋 (2)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/32/9e9738139e8642e112e55109b2aa83c9.jpg)
此処からの道も始は山間で良い感じでした。「土佐街道」という標識を見つけ
ました。昔の人も歩いた道です。どの道だって昔の人も歩いた道じゃないかと
言われれば返す言葉も無いのですが…、やはりこのような標識を見ますと、何
となく「納得」「納得」と感じてしまうのです。
後から気づいたのですが、この道辺りで、主人は腰につけていた鈴を落とした
らしいのです。後ろから見ていますと、鈴が勢い良く水平になるまで揺れてい
ました。あんなに揺れて落ちないのかしらと一瞬思ったものでした。それが現
実になったと言う事です。
「後から来てるのに、落ちているのに気がつかなかったんか!!」と自分中心
に言葉を投げ突けるのですが、私は下を向いて道ばかりを見ながら歩いてい
る訳ではないのです。周りを見ては「花は咲いてないか、撮るべき景色はない
か」など考えながら歩いているのです。「自分の事は自分で気をつけい!!」
です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/9c/e05604c4f2e77a10ca721ec5e6464110.jpg)
今まで歩いてきた道を出外れたところに「ゆらぎ休憩所」がありました。まだ
新しい奇麗な東屋です。先行された小林ご夫妻も立ち寄って休まれた場所
です。気持ちの良い休憩所で、トイレも付いていて、とてもありがたかった
です。休憩所はアチコチにあるのですが、トイレ付きは中々ありません。女
性にとっては一番にありがたい設備なんですが、小屋を作るのが男性だし、
女性遍路はまだまだ少ないからでしょうか大げさに言えば「仏作って、魂入
れず」って感じです。
リュックを下ろして、一休みさせていただいていました。くつろいでいますと、
何処からともなく女性が、熱いお茶を持って現れました。飲み物は持っていま
すが、熱いいっぱいのお茶がどんなにありがたいものかは、家に居る時には
解らない事でした。「お菓子もどうぞ…」とテーブルの上のお菓子を勧めてくだ
さいました。中には「オカキと干しバナナ」が入っておりました。
訪問帳が置かれていました。その中にこばやしさんご夫妻の記帳を見つけた
時には、とても懐かしく「在った、あった!」と二人で大喜びでした。
思いがけず、桜がご夫妻の旅を待っていてくれて、爛漫の桜の中を遍路する
喜びが綴られておりました。
勿論、私達も記帳させていただきました。先行した親子連れの署名はありま
せんでしたが、228回と記された「錦のお札」が張ってあったのには驚きま
した。どんな廻り方でこんな回数になるのでしょうか? 歩きとは考えられま
せんね。マイカー遍路さんでしょうか?
小1時間休ませていただいた。道路を挟んだ上手に事務所の様な建物があ
りました。其処の方が、この持ち主のようです。其処からお茶を運んでくださ
ったようです。窓から、去り行く私達を見ておられるかどうかは解らないので
すが、私達はその建物に向かって「有難うございました」とお礼の気持ちで頭
を下げてその場を立ち去りました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/98/9ffc66484cbc5bc59c388b5425c74c40.jpg)
歩き始めて、直ぐに道路わきから下る遍路道がありました。その道を下り
ますと、目の前には棚田が広がっておりました。四角ではなく、色んな形にな
っている棚田はやはり人の手で耕され、稲の苗が植えられているのだろうな~
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/7d/cf03337ee46d59c4900bca8045e3c967.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/dc/aa74e9a462db48948ae330f528ef7b06.jpg)
「常福寺」が正しい「椿堂」は小さな敷地に肩を寄せ合うような形で建物が建
っていました。
本堂の改築工事が行われている為に尚更狭く感じたのでしょうか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/a8/61f9baad1be7a2385aeec3d1282ea52b.jpg)
椿の時期はとっくにすんでいますので、諦めては居ましたが、私を待ってくれ
た1輪の椿に出会いました。満開のさまを想像しながら「残っていてくれて、有
難う」と呟きました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/1b/a91fd7ec04f3b90c8630963a02d61842.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/ba/3a49f95ea5ab1536fc6eab732bb678d2.jpg)
「なぜなぜ五鈷杵」静かに撫ぜると、身にまつわるもろもろの因縁や押し寄せ
る諸悪運を防ぐと記されています。私達も撫ぜましたよ。皆さんやはり撫ぜら
れるらしく、皆さんが撫ぜられる部分はぴかぴかでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/c2/aa89b6347f58ae31f3b9a4453b9c7f7b.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/25/a10ebdc3deae90cbee82b4f947649ba2.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/37/d6c9555452caacdaff9221e9db8dedb7.jpg)
「おさわり大師」自分のからだの悪い部分と同じお大師さんの身体の部分を
静かに撫ぜますと、その悪い部分を直してくださると言われています。悪い所
もそうでない所も全身くまなく触りまくりましたよ。全身ね!