リアルフェイス 知念実希人
この方の本は2冊目です。
1冊目のとき、私には分かりにくいと思ったのに、買ってしまいました。
しぶしぶ読み始めたのですが、引き込まれていきました。
この頃の本は「プロローグ」から始まるものが増えましたね。
そう思われませんか?
「顔の整形」が中心なのですが、本当にこんなことできるのでしょうか?
整形しても、年月がたてば、元に戻る。
その技量を永遠に残すために、自分が整形した美女の顔をデスマスクとして
残したいと思い、命を奪うという。
今までの、整形カルテを残さないために、カルテのある部屋を焼く。
思えば「サスペンス」って、現実離れしていますよね。
こんな事ありえないとわかっているから、安心して楽しんでいると思います。
この作家を選んで「あたり」でした。これからも、「はずれ」を恐れないで、
色んな人のものを読んでいきたいと思います。