ちいさな幸せ

幸せの基準ってある?
それは自分の心の中にあると思う。
私は何時も陽だまりのような幸せの中に居た。

ユートピア

2018年08月01日 | 読みました








ユートピア     湊 かなえ

山本周五郎賞(第29回)受賞作品だそうです。
何処かで推薦されているのを見て買いました。

この人の本は割りと読んでいますから、何のためらいもなく買いました。


主人公がたくさんいて、どの人が本命? といまの私は迷います。

その一人交通事故で車椅子生活を送っている久美香チャンが、実際は
歩けるのに、それを隠して、大人たちの思惑にそって、歩けないと見
せかけていたが、身近で火事になったとき、思わずたちあがって、
周りの疑いの目を向ける人を作る。何のために窮屈な生活を…、と疑問。

彩也子ちゃんという親友、「久美香ちゃんをお世話しているのではなく
遊んでいるの」というが、その母も周りの大人も不信顔。

彩也子ちゃんと久美香ちゃんの母、もう一人、語り部でもあるすみれさん、
大人3人とその連れ合いも含めて物語りは私にとっては、複雑に進む。

この頃の小説はこのような傾向にあると感じている。
ついて行けない自分が悔しい。

でも読むことは止めないだろうと思う。
必至にその傾向に食い下がっていくと思う。
「読書」はやっぱり私の生きるための一部だもの。

コメント
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