ちいさな幸せ

幸せの基準ってある?
それは自分の心の中にあると思う。
私は何時も陽だまりのような幸せの中に居た。

コーヒーが冷めないうちに

2018年08月10日 | 読みました


        



コーヒーが冷めないうちに    川口 俊和








先へ先へと気持ちが進んでいく本でした。

半分も読んだ時から「最後は?」と心がはやりました。

不思議な喫茶店のお話。

もし過去の「あの日に戻れたら、あなたは誰に会いに行きますか?」

思い出すことはあっても、過去に帰れるとは思ったこともないので…、

じっくり考えてみました。やっぱり「母」でしょうね。

15の時に「肝臓がん」で亡くなりました。

一人娘を残していく気持ち。

体を蝕む「病の苦しさ」は一度も口にしない母でした。

母の心を占めていたのは「娘を一人にする悲しさ」だったのでしょう。

私もこの年になって、やっと母の気持ちがわかってきました。

愚痴をこぼさず、一人耐え抜いた母、少しでも見習いたい。


男の子を年子でそだて、アッという間に子育て時代をおえた。

姑が私に言った「姉妹がないんだから、子供は多いほうが良いよ」って。

時々この言葉を思い出します。


子供たちには、私はどんな「母」にうつっているのだろうか?

近頃フッと思うことがあります。

もし、女の子だったら、聞くかもしれない、男の子には聞きにくい。

いまさらね~、私なりに今まで通りにいくわ。
コメント
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