ちいさな幸せ

幸せの基準ってある?
それは自分の心の中にあると思う。
私は何時も陽だまりのような幸せの中に居た。

ヨイ豊

2016年04月19日 | 読みました



        「シャガ」    大坂城公園     (16―4―2)


今日、草取りをしながら、ラジオを聞いていましたら、「俺たちの国芳、わたしの
国貞展」を今、東京でしていて、6月に神戸でもするという事を、聞きました。

なんという嬉しいニュースでしょう、今「浮世絵」が若い人の間で人気が出てきて
いるそうです。東京の会場でも、若い女性が多いそうです。

それにしましても、私は如何して、読むもの、見るものを深く知るチャンスが与え
られるのか? と不思議な気がします。


   ヨイ豊   梶 よう子



ヨイ豊の「ヨイ」という言葉が、気になっていました。後数ページで終わるというと
ころで、やっと、出て来ました。「ヨイ」は4代目豊国が脳溢血で「ヨイヨイ=溢血
で、体が不自由になった状態の人の事」になり「ヨイヨイの豊国」から「ヨイ豊」と
言われていたということです。  

・清太郎は「歌川国政」次に「2代目国貞」の名をもらった。この時代が清太郎が
一番働いた時代です。やっと名乗った「4代目豊国」になって、まもなく、脳溢血
で倒れ右半身不随になったため、作品がない、数少ないが残っているのは、左
手で書描いたものだそうです。  私生活では3代目の娘・鈴を娶っている。

・八十八=国周は清太郎が自分より技量が勝っていて、「4代目豊国」は八十八
こそ其の名にふさわしい人物であると思っている。

・武家の出である絵師の雅之助は弟子としての出来はあまりよくないが、彼の海
外に浮世絵を広めようという働きにより、西欧で浮世絵は人気となる。 蒐集カ
もおおい。私は、戦後進駐軍が、大量に持ち帰ったと聞いていたのですが、そう
ではなく、雅之助が持ち出したことで、江戸時代から西欧に愛好者がいたという
ことですね。

絵師とは「版下絵」を司る仕事で、これに「彫り」「摺り」と3人の力量がそろってこ
そ、良い浮世絵が出来ると知りました。

・ エレベーターの事を=箱に人を詰め込んで、上がり下がりするもの。と言わ
  れていたとか。

・ あちらの世界を「彼岸」と言いますね。ではこちらは? 「比岸=しかん」と
  いうそうです。

・合筆=二人の人が、一枚の絵を描くこと。





この浮世絵は4月17日(日)ニッケイに出ていましたので、切り抜きました。

テレビの「美の巨人たち」という番組でも、浮世絵の北斎の「富士山の絵」にま
つわるお話でした。そして、「摺師」の方の「摺る」実演もあり、ただ「版木」
に色を塗り紙にうつすだけではなく、色の置き方、力の入れようとか、色々ある
事を目にしました。

これで「版下絵」「彫り」「摺り」三拍子そろって、初めて「名画」になる事を納得し
ました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする