ちいさな幸せ

幸せの基準ってある?
それは自分の心の中にあると思う。
私は何時も陽だまりのような幸せの中に居た。

物語のおわり

2016年03月09日 | 読みました

         「ラン」      大阪・咲くやこの花館        (16―1―16)






今朝起きだした朝の空は真っ暗でした。まもなく雨になり、一日中降り続きまし
たね。明日の午後まで、振るとの予報でしたが、今(21時)は星空に変わって
います。

天気が悪いと、何となく心まで湿りがちで、しゅ~んとしていました。


    

さまざまな人生の岐路に立たされた人々が北海道へひとり旅する。そこで手渡
された一つの紙の束、それは「空の彼方」という結末の書いてない物語だった。
誰が何のために書いたのか、物語を受け取った人々は、その結果に思いを巡
らせる。

小説家になりたい少女の「空の彼方」という小説が北海道を旅する人の手につ
ぎつぎと渡される。最後に持ち主(書き手)に戻るまでの8つに分かれた物語。
最後に余韻を残した小説は受け取り手によって、それぞれ違っているが、一つ
の小説を通して人々が繋がっていく。

面白い構成だな~、と思いつつ読みました。色んな形があるもので、とても感
心しました。湊さんは好きな作家で随分読んでいます。そのたびに新しい構成
に驚いています。


コメント
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