「ブソウゲ」 草津市立水上植物園 (11-8-2)
先日の台風でめくれ上がったベランダの並板の屋根を、直してもらいました。
自分が何をするわけでも無いのに、人様が我家にいるというだけで、気分的
に疲れてしまいました。我家は平屋を2階建てに直したり1階を改築したりと
3度の経験(20代、30代、40代)があるののですが、そして屋根瓦の葺き替
えが60代の初めにあったのですが、そんなに疲れうということはありません
でした。しかし今日はたったの4時間なのに気づかれしてしまいました。年を
とるということは何をしても疲れるもののようです。
と言うわけで今日はちょっと短めです。
夜行観覧車 湊 かなえ
この人の描くものは今ブームでこの本も300人近い申し込みがあり、280人
の後で受け取りました。
一人娘を有名私立に入れようと、その学校に近い高級住宅地に住宅地で一番
小さい家を建てた一家。娘は受験に失敗して、その負い目から、受験を薦めた
母親に対して暴力を振るう。父親は見てみぬ振りをする。家庭内暴力の一家。
その向かいに父は医師、母は美人の専業主婦、長男の母は病死、後妻の母
には姉、弟が居る。姉娘は暴力家庭の娘が受験失敗した女子校に通ってい
る。弟も有名校を受験しようとしている。父親は「自分の好きな道に進めと言う
が、先妻の子が父親と同じ医師を目指している為、後妻も自分の長男を医師
にしようと教育ママになる。この家庭に、母親が、父親を殺すという殺人事件
が起きる。
家庭内暴力の家の隣に、古くから住む、町内一番のお節介焼きの女性のすむ
家がある。
医師の娘は、殺人の起こったときは友人宅に泊まっていた。
先妻の息子は医大生で、大学のある土地に別居している。大体この5っの家
の様子で、殺人事件はえがかれる。
こんな書き方をした小説は初めてだな~と思ったのは、一つの文章の区切り
に、この話は何日の何時何分~何時何分の出来事(X月X日X曜日X時X分
からY月Y日Y曜日Y時Y分)と書いている所でしょうか。その同じ時間にS家
ではこうだった、D家ではこうだったということが分かるようになっている。
今の作家さんたちは、色んな書き方をされるので、読むほうは一寸戸惑うが、
読み進むうちに「そうか、こんな書き方もあったのか」と納得する。
「カラジューム」 尼崎・立花の町角 (11-8-19)