徳島は 「枝垂れ桜」が案外多かったように思います
徳島県天然記念物「穴禅定」を無事お参りできますと
1、無病息災で長患いをしない。
1、金運、開運が成就します。
1、狭いところを通り抜けるので、入試、安産、交通安全の成就が出来ます。
その他、お大師様におすがりして種々のご利益がいただけます。
と記されています。
事、私に関しては、長患いをしないということが一番ありがたいと思いました。
帰路は本当にあっと言うまでした。自分の頭が往路を覚えていて、その反対
をすれば進めると判っていたからです。燃え尽きるのでは無いかと心配した
蝋燭も1/2ぐらい残りました。これは持ち帰って、ご利益を頂くため、家の
仏壇で使用するそうです。
やはり、通るまでは不安もあったお寺ですが、しばらくすると何割かの方は、
又戻って来られるそうです。私の前後の方も、2回目だと言っておられまし
た。私もそう思うのでしょうか?
汚れた上着を脱ぎ(私のビニールのパンツは、たまに痛む右のその場所が裂
けておりました。弘法様のお目に留まり、直していただいたお徴かな? なん
って、喜んでいる私です)着替えた目の前に、いわゆるそのお寺のグッズが
並べられておりました。 思わず主人へのお土産に買ってしまったのがこの
グッズです。
紙の片手手袋です。この手袋をはめて「南無大師遍照金剛」を唱えながら悪
い所をさすり、寝る時の枕の下において、1年間続けると、希望がかなえられ
るというものです。これが千円考えれば高いです。差し出した私に、主人は
「あ~、高!」と言ったきり、嬉しそうでもありませんでした。想像できないくらい
狭い道を通過した、気持ちの高揚感から、買ってしまったようです。もったいな
いので、明日から私が使うことにします。
「乳銀杏」 気根だそうですが 形がお乳に似ていることからこの名がつけられたようです
真っ暗な中から出てきて、私の目に飛び込んだのが、この立派な木でした。
(気根が気になって、全体像は1枚しか写さず、それもピンボケで写真があり
ません)600年もたっているという幹は大人2人では抱えられないと思いま
した。今は葉がありません。始めは枯れている? と思ったのですが、そうで
もなさそうです。
何しろ葉が無いので名前が判りません、社務所に行って聞きました「あの木は
なんと言う木ですか?」「… …」お寺さんは私の顔を見て黙っています。「あれ
? 私悪いこと聞いたかな? もしかして知らない?」と思っていましたら、おも
むろに坊さんが言われました「貴女のと比べてごらん」今度は私が「???」
「《乳イチョウ》言います、形が似ているでしょう?」
帰って調べました。《乳銀杏》ありました。私がすでにお参りした「雲辺寺」にも
あったようです。その案内板には「子が生まれても乳の出ない親の為に、弘法
さんがイチョウの木を植えて、乳が出るように祈られました。それで出るようにな
ったそうです。この木の幹を削って飲むと乳が出るようになるという言い伝えだ
そうです。空中に垂れ下がったのは気根で形が乳に似ていることから「大師乳
銀杏」と呼ばれたという。
お寺からいただいた「おせんべい」です
元小学校だった校舎を宿泊施設にした「ふれあいの里 さかもと」で入浴タイ
ムです。ここは建物は国のものですが、運営は地元の人がしているそうです。
私たちは入らないで、たかこさんだけ入浴、さっぱりして出てこられました。
1時間待ったわけです。その間に、売り物にはならない不ぞろいの蜜柑をいた
だきました。形は悪いのですが、とても甘くておいしかったです。「今は香川
に奪われていますが、昔は『温州みかん』として有名だったのです」「そういえ
ば、そんな名の蜜柑食べたな~」というのが、参加者の高齢さをあらわしてい
ます。
出発後は一路関西に向かいます。2度とったトイレタイムの駐車場は、自家用
車で埋まっています。「何処までも千円」の影響だそうです。
私は神戸・三宮でバスを降り、JRで立花に戻ってきました。朝6時過ぎに家を
出て、帰宅したのが21時半、16時間の7年ぶりの遍路旅は終わりました。