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ちいさな幸せ

幸せの基準ってある?
それは自分の心の中にあると思う。
私は何時も陽だまりのような幸せの中に居た。

待ってよ

2018年08月23日 | 読みました




待ってよ     蜂須賀敬明

この方も始めての方です。

芥川賞受賞作品で、小説としての第一作だそうです。

「芥川賞」というのはわたしの中では「難しい」という感覚ですが、
何となく手にとってしまいました。

やっぱりね~、「過去の人=亡くなっている人」と「生まれてくる
人」が交差するお話で、ややこしい。

名前も「ひらがな」ばかりで、名前か本文かわからないことがあり
ます。

ヒロインは「こうこさん」 しゅり=妹 ゆず=兄 ありさ=こう
こさんの娘で老人。

「幼稚園」が「老人ホーム」で「新生児室」が「ホスピス」です。

メモしながら、首をかしげながら、少しづつ読みました。

とうとう最後まで「わかったような、わからないような気分」でした。




今夕から明日にかけて、関西方面に台風19号が来るそうです。

例年なら7・8号の時期だそうですが、今年は矢継ぎ早に来てるようです。

やっぱり、日本周辺の気象がおかしい・ようです。

たいしたことなく通過してくれるようにと祈ります。
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コーヒーが冷めないうちに

2018年08月10日 | 読みました


        



コーヒーが冷めないうちに    川口 俊和








先へ先へと気持ちが進んでいく本でした。

半分も読んだ時から「最後は?」と心がはやりました。

不思議な喫茶店のお話。

もし過去の「あの日に戻れたら、あなたは誰に会いに行きますか?」

思い出すことはあっても、過去に帰れるとは思ったこともないので…、

じっくり考えてみました。やっぱり「母」でしょうね。

15の時に「肝臓がん」で亡くなりました。

一人娘を残していく気持ち。

体を蝕む「病の苦しさ」は一度も口にしない母でした。

母の心を占めていたのは「娘を一人にする悲しさ」だったのでしょう。

私もこの年になって、やっと母の気持ちがわかってきました。

愚痴をこぼさず、一人耐え抜いた母、少しでも見習いたい。


男の子を年子でそだて、アッという間に子育て時代をおえた。

姑が私に言った「姉妹がないんだから、子供は多いほうが良いよ」って。

時々この言葉を思い出します。


子供たちには、私はどんな「母」にうつっているのだろうか?

近頃フッと思うことがあります。

もし、女の子だったら、聞くかもしれない、男の子には聞きにくい。

いまさらね~、私なりに今まで通りにいくわ。
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リアルフェイス

2018年08月08日 | 読みました










リアルフェイス 知念実希人

この方の本は2冊目です。

1冊目のとき、私には分かりにくいと思ったのに、買ってしまいました。

しぶしぶ読み始めたのですが、引き込まれていきました。

この頃の本は「プロローグ」から始まるものが増えましたね。
そう思われませんか?


「顔の整形」が中心なのですが、本当にこんなことできるのでしょうか?

整形しても、年月がたてば、元に戻る。

その技量を永遠に残すために、自分が整形した美女の顔をデスマスクとして
残したいと思い、命を奪うという。

今までの、整形カルテを残さないために、カルテのある部屋を焼く。


思えば「サスペンス」って、現実離れしていますよね。
こんな事ありえないとわかっているから、安心して楽しんでいると思います。

この作家を選んで「あたり」でした。これからも、「はずれ」を恐れないで、
色んな人のものを読んでいきたいと思います。

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ユートピア

2018年08月01日 | 読みました








ユートピア     湊 かなえ

山本周五郎賞(第29回)受賞作品だそうです。
何処かで推薦されているのを見て買いました。

この人の本は割りと読んでいますから、何のためらいもなく買いました。


主人公がたくさんいて、どの人が本命? といまの私は迷います。

その一人交通事故で車椅子生活を送っている久美香チャンが、実際は
歩けるのに、それを隠して、大人たちの思惑にそって、歩けないと見
せかけていたが、身近で火事になったとき、思わずたちあがって、
周りの疑いの目を向ける人を作る。何のために窮屈な生活を…、と疑問。

彩也子ちゃんという親友、「久美香ちゃんをお世話しているのではなく
遊んでいるの」というが、その母も周りの大人も不信顔。

彩也子ちゃんと久美香ちゃんの母、もう一人、語り部でもあるすみれさん、
大人3人とその連れ合いも含めて物語りは私にとっては、複雑に進む。

この頃の小説はこのような傾向にあると感じている。
ついて行けない自分が悔しい。

でも読むことは止めないだろうと思う。
必至にその傾向に食い下がっていくと思う。
「読書」はやっぱり私の生きるための一部だもの。

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花になるらん

2018年07月26日 | 読みました
    



花になるらん      玉岡かおる

「明治おんな繁盛記」と言う副題がついています。

高倉屋の品といえば皆が信用する、そんな逸品だけをそろえ
ましょう。

大阪・船場のごりょんさんの目指したのは、皇室御用達の百
貨店になることそして世界を相手に日本の工芸美術の素晴ら
しさを知らしめる事。女だてらに積極的に商売を拡げ、動乱
の幕末から明治を生き抜いた女性の波瀾の人士を描いたもの。

京都の高島屋は下は「呉服屋」と聞いたことがありますから、
高倉屋=高島屋 かしら?

男勝りの女の奮戦記です。

後ろのほうには女としてのご寮さんの色話もかかれています。

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仮面病棟

2018年07月19日 | 読みました
     

     





仮面病棟     知念 実希人

第一に「ピエロの仮面」を被ったままの人を世間が許すだろうか?

その病院は身元不明者の介護老人・ボケ老人を引き受けて、その内臓を
(主に二つあるすい臓)を移植して、金持ちの病人に法外な料金で手術
し金儲けをしている。

ヒロインは自分がその摘出を受けたと知り、その手術をした医者に復讐
を試みる。

ヒーローはこの病院に月に1度非常勤として勤める。その日は友人に頼
まれ、彼の変わりに出勤した際不幸にも事件に遭遇する。

作者自身も現役の医師ゆえに、書かれている内容は熟知されていること
と思うが、何もしらない私は半信半疑。

この頃素直にす~っと読めないのが悲しいな~。 
                         (3250回)

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人形の眠る家

2018年07月12日 | 読みました
      

      









人形の眠る家    東野圭吾

この人形=脳死状態にある娘。プールでおぼれて脳死状態になった娘を
普通に自然死にと思っていた母親が、心変わりして、娘を脳死状態でい
きつづけさせようとし、2.3年の後娘ののいまが幸せかと思い至るま
でのお話。

逝き続けさせるには莫大な治療費が要る、離婚を求めていた妻が、夫に
その費用を負担させるべく、離婚話を中断する。夫も別居生活では合っ
たが娘であることには違いないし、それなりの愛情もあるので、費用を
出す。

経済力なくしては出来ないお話の小説です。

絶対に生き返らない娘を、現実にはどうするだろう…。現実の世の中では、
やはり継続は無理だろうと思う。普通は数ヶ月で死に至るという道を選ば
ざるが得ないと思う。

小説だからと肯定するのもむりだな~。
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対岸の彼女

2018年07月10日 | 読みました
   







対岸の彼女     角田 光代

題名の意味がわからなかったのですが、1本の川があれば、二人はまったく
違った、環境に住んでいるということで、一人は現在の生活、もう一人は
過去の思い出を語るという違いもあるようです。


ワウワウでテレビ化されたんですね。知りませんでした。知っていても
ワウワウには加入していないから見れなかったとおもいます。

平成18年度芸術祭テレビ部門優秀賞をもらっているのですね。

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奇跡の四国遍路

2018年06月30日 | 読みました





6月30日(土)昨夜の23:00頃「雷さん」が凄かったね! 長時間だし、
こんなの初めての気がしたよ。長生きすると、新しい経験も多くなるよ。
ありがたいのかありがたくないのか!

今日の午後も長い間「雷さん」の轟きが聞こえていたよ。落ちてはいな
いようだったけどね。何なのかね~。


今、遍路の本を読んでいるのですが、私が遍路したのは20数年前です。

この方は去年のようです。行く先々に「コンビニ」があって、昼ごはんを
買っているようですが、私の時は、そんなに「コンビニ」ってなかったよ。

遍路人口が増えて、お店もふえていったのでしょうね。

この方は50代の女性らしいのよ、私は60代だしね、一日の歩く距離も
違うし、私は4回に分けた「区切りうち」だけど、彼女は「通しうち」だわ。

季節が4~6月らしいから、雨の日が嫌に多いのね。私は一度だけでしたよ。
1回が1週間から10日ぐらいだから、天気予報をしっかりチェックしてい
きましたからね。

もう一度という気持ちはありますが、もうだめでしょうね。行くとしたら
バスツアーだね。

「通し歩き」できる時にしておいてよかったわ。

3回廻ってワンクールだそうで、彼女は今度行く時は別格20寺も入れた
「108寺」と「逆打ち」をしたいそうですよ。

地名もよく覚えているのもあり懐かしかったです。同じような経験もアチコチで
あり、「歩き」は同じような経験をするものなんだな~と、思い出に浸りました。 

読んでよかったです。


22年まえ、「還暦」を記念に遍路にと思ったのですが、実際は「還暦の年」に
あの「阪神淡路大震災」があって1年延期しました。

当時は「もう60歳」と思いましたが、今から考えると「まだ、60歳」だったのです。

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終わった人

2018年06月29日 | 読みました
      
表紙が2重になっていて 開けてみると↑の表紙に↓画重なっていました。映画化けするの
で重ねたのでしょうね



      



はじめは気持ちが引いていましたが、だんだん読むうちに惹かれていって、
どんどん読み進み、2cmもある太い本を2日で、読み終えました。定年
退職した人の心の動きなんですが、私には思いもかけない感情の動きな
ので、驚くやら、不思議やらでづんづん読み続けました。

本を読む良さをつくづく感じました。色々覚えようとか思っての読書では
ありません。ただただ活字が好きで読んで、忘れても気にならないとい
う私です。


私は本を読む時カバーは外します。その時「アレ! 2枚ついている」と、
初めは間違いでくっついていると思いました。

外してみて、そうでは無い事を知りました。この本が映画化されたため、
宣伝のために、俳優の写真を付け加えての2枚だったのです。出版会社も
売り出しに大変ですね。

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