緑陽ギター日記

趣味のクラシック・ギターやピアノ、合唱曲を中心に思いついたことを書いていきます。

R.サーインス・デ・ラ・マーサ作曲「サパテアード」を聴く

2019-03-31 21:18:57 | ギター
R.サーインス・デ・ラ・マーサの自作の中で比較的よく演奏される曲が、「サパテアード」だ。
私はこの曲をアリリオ・ディアスの演奏で初めて聴いた。





最初から最後まで明るく陽気な曲。
途中不協和音が現れるが、もちろん現代音楽のような不気味さを目的としたものではなく、ユーモア、「おどけ」である。



後半に次のようなフレーズに移り替わる。



この部分は幸福感に満ちている。
人生での幸せな気持ち、喜びを表している。
この部分を聴くととても強い感情が湧き起ってくる。

人間には、こんな感情を味わうことが必要なのだ。
一生にそうあるものではないが、いつかこんな感情を味わうために人は生きているのかもしれない。
そして、自分以外の人も、こんな感情を持つことができれば嬉しいな、と思えることが出来ればなおいいな。

思いっきり暗く、荒涼としていて不気味な曲が好きだが、こういう曲も聴いてみていいなと思った。

下は、アリリオ・ディアスの演奏。
ラッセルなんかよりも数倍も感動する演奏。
ぜひ聴き比べて欲しい。

Zapateado

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