先日の記事で、シンガーソングライターのきくち寛さんの初期の曲「St Maria」を30数年振りで聴いたときの感動を書いたが、きくちさんの曲であと2曲、心に刻み込まれていた曲があった。
そのうちの1曲をカセットであるがヤフオクで見つけて手に入れた。
作詞:加藤日出男、作曲:きくち寛、「生きてきてよかった」
歌:真咲よう子
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/03/7bc2cddc34e197e8d383313728573f45.jpg)
この曲を初めて聴いたのが、作詞者の加藤日出男さんが主催する青春塾に参加していた頃だった。
あの苦しかった20代半ばの頃だ。1989年の頃だった。
週末に、地方から就職で上京して孤独な生活をしていた若い人たちが集まって、夜通し議論をしたり、パーティーをするというものであったが、半年ほどしか続かなかった。
理由は明確ではないが、やはり孤独で愛に飢えたもの同士のコミュニケーションでは息がつまるような感じがして、やりきれなくなったからではないかと思う。
この「生きてきてよかった」は加藤日出男さんが詩を作り、きくち寛さんに曲を頼んだものだと思う。
加藤さんの青春塾の会場できくち寛さんがギターを伴奏に歌ったこの曲のカセットテープを買ったのだが、会社の寮を取り壊すときにこのテープを部屋に置いてきてしまったので、今は無い。
とても貴重なテープだったので、今となっては手放したことを大変後悔している。
実はこのカセットテープに、加藤日出男さんの作詞、きくち寛さんの作曲でもう1曲、いい曲があった。
暗い憂鬱なフォークソング調の曲で、題名も忘れてしまったが、伴奏のきくちさんのギターが物凄く上手く、そのギターの音の片鱗を今でも憶えている。
これも失ってしまって大変残念だ。
「生きてきてよかった」もこの曲も随分探したが、Youtubeを始めインターネットでは皆無だった。
「生きてきてよかった」はきくちさんの演奏の後、まもなくシングルCDで真咲よう子さんの歌で発売された。
私はこのCDも発売されてすぐ手に入れたのだが、寮から出るときに部屋に置いてきてしまったのである。
この真咲よう子さんのシングルCDのA麺がきくちさんの代表作「貴船川」、そしてB面が「生きてきてよかった」であった。
この「生きてきてよかった」の詩は暗く、人によっては病的に感じたり、1960年代、70年代の古臭さを感じる人もいるかもしれない。
私も30数年振りに聴いて最初はそう感じたが、何回も聴いているうちに感じ方が変わった。
多くの悩める若者たちと接してきた加藤さんが、その若者たちそのものの心、気持ちをあえてそのままありのままに描きたかったのに違いない、と思うようになったのである。
きくちさんにしてはめずらしい演歌調の曲であるが、詩の内容と完全にマッチングしている。
20代半ばで聴いたときも心に刻みこまれたが、30数年経過した今聴いても、凄く心に響いてくる。
真咲さんの歌唱力も素晴らしいし、その声の質も好きだ。
恐らくインターネットでは初めてであろうが、下記にテープからMP3に落とした音源を公開させていただく。
最初は違和感を感じるかもしれないが、何度も聴いているうちに、心に人のさまざまな苦悩ややるせない気持ちがしみこんでいくのがわかるに違いない。
作詞:加藤日出男、作曲:きくち寛「生きてきてよかった」 歌;真咲よう子(1989年)
上記録音が数か所音飛びしていたため、スピーカーからハンディ録音機で直接録音したものを下記に貼り付けます。
音量、音質は落ちます。
加藤日出男、作曲:きくち寛「生きてきてよかった」 歌;真咲よう子(1989年)
そのうちの1曲をカセットであるがヤフオクで見つけて手に入れた。
作詞:加藤日出男、作曲:きくち寛、「生きてきてよかった」
歌:真咲よう子
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/03/7bc2cddc34e197e8d383313728573f45.jpg)
この曲を初めて聴いたのが、作詞者の加藤日出男さんが主催する青春塾に参加していた頃だった。
あの苦しかった20代半ばの頃だ。1989年の頃だった。
週末に、地方から就職で上京して孤独な生活をしていた若い人たちが集まって、夜通し議論をしたり、パーティーをするというものであったが、半年ほどしか続かなかった。
理由は明確ではないが、やはり孤独で愛に飢えたもの同士のコミュニケーションでは息がつまるような感じがして、やりきれなくなったからではないかと思う。
この「生きてきてよかった」は加藤日出男さんが詩を作り、きくち寛さんに曲を頼んだものだと思う。
加藤さんの青春塾の会場できくち寛さんがギターを伴奏に歌ったこの曲のカセットテープを買ったのだが、会社の寮を取り壊すときにこのテープを部屋に置いてきてしまったので、今は無い。
とても貴重なテープだったので、今となっては手放したことを大変後悔している。
実はこのカセットテープに、加藤日出男さんの作詞、きくち寛さんの作曲でもう1曲、いい曲があった。
暗い憂鬱なフォークソング調の曲で、題名も忘れてしまったが、伴奏のきくちさんのギターが物凄く上手く、そのギターの音の片鱗を今でも憶えている。
これも失ってしまって大変残念だ。
「生きてきてよかった」もこの曲も随分探したが、Youtubeを始めインターネットでは皆無だった。
「生きてきてよかった」はきくちさんの演奏の後、まもなくシングルCDで真咲よう子さんの歌で発売された。
私はこのCDも発売されてすぐ手に入れたのだが、寮から出るときに部屋に置いてきてしまったのである。
この真咲よう子さんのシングルCDのA麺がきくちさんの代表作「貴船川」、そしてB面が「生きてきてよかった」であった。
この「生きてきてよかった」の詩は暗く、人によっては病的に感じたり、1960年代、70年代の古臭さを感じる人もいるかもしれない。
私も30数年振りに聴いて最初はそう感じたが、何回も聴いているうちに感じ方が変わった。
多くの悩める若者たちと接してきた加藤さんが、その若者たちそのものの心、気持ちをあえてそのままありのままに描きたかったのに違いない、と思うようになったのである。
きくちさんにしてはめずらしい演歌調の曲であるが、詩の内容と完全にマッチングしている。
20代半ばで聴いたときも心に刻みこまれたが、30数年経過した今聴いても、凄く心に響いてくる。
真咲さんの歌唱力も素晴らしいし、その声の質も好きだ。
恐らくインターネットでは初めてであろうが、下記にテープからMP3に落とした音源を公開させていただく。
最初は違和感を感じるかもしれないが、何度も聴いているうちに、心に人のさまざまな苦悩ややるせない気持ちがしみこんでいくのがわかるに違いない。
作詞:加藤日出男、作曲:きくち寛「生きてきてよかった」 歌;真咲よう子(1989年)
上記録音が数か所音飛びしていたため、スピーカーからハンディ録音機で直接録音したものを下記に貼り付けます。
音量、音質は落ちます。
加藤日出男、作曲:きくち寛「生きてきてよかった」 歌;真咲よう子(1989年)
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