世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

酒と薬と煙草と私

2011年02月19日 23時20分08秒 | Weblog

ジャンキーなタイトルだな、おい。
「部屋とYシャツと私」の対極をいっている…。

昨夜はさすがに飲みすぎた。ジントニック、7杯ぐらいは飲んだだろうか。久々の二日酔い。頭が痛い。水がやけに美味しい。笑いすぎて声もガラガラ…。今日は一日ゆっくりした。

夕方、一昨日にクマ医師に処方していただいた薬をもらいに行った。睡眠導入剤マイスリーが地味にリニューアルしていた。でもマイスリーの象徴★は健在のもよう。
この薬と仲良くなって早6年。もう、このコなしでは眠れなくなってしまった。
※左が旧タイプ



リニューアルといえば、愛飲している煙草(ピアニッシモ)も最近、いつもと様子が異なる。コンビニで買うときに「あ、ない!?」とアタフタしてしまう。
煙草の新しい価格にもだいぶ慣れてきた。やはり私には禁煙という文字は存在しないらしい。



写真屋さんに行き、昨日の飲み会の写真をプリントアウト。
泥酔している自分の姿に驚愕!そして隣には、私と似ていない妹の姿が。

そんな我々を産んだ母・ヨーコたんは、明日から韓国に旅に出る。彼女の高校時代からの親友・金おばさまと一緒に。珍道中になるんだろうなあ。大丈夫かな。とても心配だ。
「お土産は何がいい?」
と聞かれたが、一番のお土産はヨーコたんがちゃんと帰国すること。あとはクマが欲しい。
もしくはディオールの香水。ジャドールかな。


海外旅行といえば、昨夜、ニューヨークに行く夢を見た。
せっかく行ったのに1泊しかできず、セントラルパークしか行けなかったという残念な夢。


今年の夏休みはどこに行こうかな。イタリア、トルコ、イギリス、ウィーン、…。まだまだ観たい国がたくさんある。

夏のボーナスに期待しつつ、酒と煙を片手に、ネットで旅を構築する休日の夜である。

コメント (2)

女子会+α

2011年02月19日 01時37分45秒 | Weblog
作成している予算。
吉熊チェック、キター!
科目は、一番厄介な消耗品費…。
おまけに、他部署絡みの変な紛争に巻き込まれそうになり、霹靂してしまった。

少し残業をし、会社近くの居酒屋へ急ぐ。
今日は楽しみにしていた飲み会。
一週間の鬱憤を酒で清める。
これぞ伝統的な金曜日のサラリーマンのあり方である。

今日のメンバーは、私、後輩女子Cちゃん、あと私とは「やる気が湧き出る飲み会」を時々開催しているO主任。
そして、同じフロアにいる殿方係長。
彼とは仕事上の絡みは殆どなくて、10年前に2.3回だけ飲んだような気がする。

極めつけメンバーはうちの妹・芋子である。
超隠し玉。
ここ最近、芋子とは毎週会っている。
どんだけ仲良しなんだろう。

遅れてきた芋子は、早々と当社の人々と打ち解けていた。
天真爛漫というか。
そういうところ、羨ましい。
てか、私の方が他社の人っぽかったのは気のせいか?

女子の中に一人いる殿方係長がハッスルしていて意外だった。
普段はおとなしいのに。
吉熊を登場させ、
「ほら、吉熊。新しいパパだよ」
と言い聞かせている私を見て、彼は「ああ、まあ、いいんじゃないんですかね」と困惑していた…。
芋子はそんな私を制止し、O主任とCちゃんが爆笑。

ディープな飲み会だった。
来月は殿方係長の伝手の合コンが開催されるもよう。
楽しみが、新たな楽しみの種を撒いた。

コメント (2)

ブログ開設丸6年

2011年02月17日 23時24分40秒 | Weblog
ブログを開設して今日で丸6年になる。
風邪で会社を休み、大学時代からの友達でありマイミクの潤一氏の真似をして作ったこのブログ。タイトルも「あとで真剣に考えればいいかー」と、当時流行っていた「世界の中心で愛をさけぶ」から借りて、仮称として名付けた。

初めて日記をアップしたときのあの興奮は忘れられない。
会社内で意見を述べることにもオドオドしていた自分が、まさに世界に向けて言葉を発するのだから…。
何度も何度も書き直して、緊張しながら投稿ボタンを押した。

あの日から6年か。

気付けば毎日書いている。
昔は愚痴ばかりを書いていたのだが、人を恨んだり憎んだりしている日記を読み返してもあまり楽しくないので、最近は自粛するようにした。
…いや、そういう境遇にあわなくなったのか、もしくは私が感じなくなったのか。

いずれにせよ、

忘れたくないもの、
綺麗だったもの、
美味しかったもの、
楽しかったこと、
笑ったこと、
感動したこと、

そういうキラキラした宝物をここに仕舞っておきたい。

また、皆様からいただいたコメントも大切な宝物だ。
いつもありがとうございます。

7年目の「世界の中心で吉熊が叫ぶ」もよろしくお願いいたします。


コメント (5)

芽吹きのとき

2011年02月17日 23時14分55秒 | Weblog
心療内科デー。

雑費の予算作成、あとは数字を丸めて店別の表にリンクさせるだけ。しかし、タイムアウト。今日は残業ができない。吉熊上司に事情を説明して定時に上がらせていただいた。
「薬が切れて自殺されても困るし」
と、笑いながら送り出してくださった。

今日の待ち時間は3時間。まあ普通。
最近目が疲れているので、今日は小説ではなく、本棚の雑誌を読むことにした。

☆CanCam…若いなあ。私が愛読していた10年前よりも実用的な内容だと感じた。洋服などの価格もあの頃よりも安めかもしれない。

☆女性自身…芸能ネタ満載。節約術とか新鮮。

☆Newton…宇宙の誕生について。神秘的。

名前を呼ばれたので診察室に入場。
クマ医師、今日もクマグマしかった。でもヲサレ眼鏡は嫌…。前のインテリちっくな銀縁に戻してくれないかなあ。

最近、忙しいにも関わらず、心身ともに調子がよい。
クマ医師は嬉しそうに私の話に耳を傾けていた。

睡眠時間についても聞かれた。
借りている灰羽連盟のDVDを観てから寝るので最近の睡眠時間は短い(昨日全て観終えた。感想は後日。泣けた…)。

しかし、寝不足を意識することもなく、毎日元気に生きている。
忙しい中、お手洗いにいけずにしょっちゅう膀胱炎にかかることに関してはお咎めがあった。
人間の集中力は60分から90分が限度らしい。…この辺のクマ医師の語りっぷりは今まで見た彼の中で一番アグレッシブだった気がする。そういえば彼は脳神経学が専門だったけなあ…。
お手洗いでリフレッシュせよ、と指令を受けたので、遂行しようと思った。


処方変更なし
パキシル、マイスリー、パリエット、防風通聖散



ココロの端っこに引っかかることについて、「気のせいだ」「気にしない」と思うこと。
この境地に辿り着くまで5年。
春に芽吹く植物のように、私の中の「考え方」も、今、ようやく土から這い出したようだ。


今日も薬局が閉店してしまったので、後日、改めて処方せんを持参して薬局に行かなくてはならない。

さて、明日は花金。
飲むぞ~っ!


花の番人

2011年02月16日 22時47分28秒 | Weblog
ブログを開設して、そろそろ丸6年になろうとしている。
書こうと思っていたのに、ベストな時期を逃してしまい、書けなかったことがある。

その中の一例がこのクマである。
かつて、このクマは植木鉢だった。
たしか、ミニバラがここで咲いていた。
勘が鋭い方なら分かるだろう。
そう、ブログに書く前に枯らしてしまったんである。
時期はたしか去年の株主総会の頃…。

やっぱり私には植物を育てる才能はないらしい。
トホホとなりながら、昔、大切にしていたセサミストリートのエルモを入れてみた。
なかなか収まりが良い。

クマもエルモも満面の笑みだ。
朝、起きて彼らを見ると、つられて笑顔になってしまう。


海苔のある生活

2011年02月16日 22時41分49秒 | Weblog
久々に早く帰れた。といっても残業時間2時間弱。2月って毎年こんなんだったっけ…?
予算作成、いよいよ終わりそう。吉熊上司のチェックを受けて手直しをする作業があるのだが。明日が締め切り。頑張ろう!
金曜日は美味しい酒が飲めそうだ。
飲むぞ~!
吐くまで飲んでやる!



後輩男子タイスケくんからの誕生日プレゼント。
味付け海苔。
しかも一瓶!
昼休みに食してるんだが、海苔って美味しいのな。

昔、林真理子先生の小説(「満ちたりぬ月」)で、海苔を使った斬新な食べ物の存在を知った。

イラストレーターの女友達・圭の家に遊びに行った離婚協議中の絵美子。圭の不在中、圭の彼氏がやってきて、ビールを出す。絵美子はおつまみを作ろうと圭のキッチンに立つのだが、食材がない。んでもって、辛うじてあったクラッカーと佃煮と海苔とチーズで和風カナッペを作ったんである。
帰ってきた圭は「どうしてこんな貧乏じみたものを作るんだろうか」と内心思う(ここら辺のいじわるさは林先生の美点)。

上京した当時、真似してこれを作ってみた。
美味しかったなあ~。
…って、私、貧乏舌!?

タイスケくんからいただいた海苔はまだまだたくさんある。
気が向いたら、またあのカナッペを作ってみよう。


恋人に接するように…

2011年02月16日 22時35分52秒 | Weblog
残業中、●●●ィ~(部長)から
「あの書類を社長にファックスしてあげてクダサイ」
と依頼された。
私が管理している書類だ。
余裕、余裕~♪
プリントアウトをして送信。

終了。

…するはずだった。
社長から電話が来た。
まだ届いていないとのこと。

げ!
急いで再送信。
社長に確認の電話をした。
「届きましたー」
とのこと。

吉熊上司に報連相。
書類には無駄な情報が載っていた。
恐らく社長(もしくは奥さま)は私が送信した書類だと思わずに捨ててしまったんじゃないか…とのこと。

「次回からは、いらない部分はきちんと消してから送信しよう。気を付けような」
と吉熊上司から言われた。

反省。

プリントアウトして送信するならば誰にだってできる。
気遣いが足りなかった。情けない。

社長、副社長、●●●ィ~に接するときは恋人に接するようにする。

これ、今日、私が得た教訓。


明日も頑張るクマ

2011年02月15日 22時57分09秒 | Weblog
今日もバタバタと過ぎていった。夕方過ぎに予算作成に取りかかる。いい感じに数字がまとまってくれた。あとひと踏ん張り~。木曜日は心療内科、金曜日は飲み会。明日中には本当、なんとかしなくては。

バタバタしつつも、定時の鐘が鳴ると部内では談笑が生まれる。
後輩女子Cちゃん(26歳)は統一教会、桜田淳子を知らないらしい!思わず吉熊上司と顔を見合わせてしまった。ジェネレーションギャップ炸裂。合同結婚式の様子とかをテレビで見たのは私が中学生のとき。仕方ないか。
そんなCちゃんからお菓子(蒸しドーナッツ)をもらった。明日の朝食にしよう。



昨夜は雪が降った。雪のペンキ屋さんはけっこう豪快な仕事ぶりを発揮したもよう。朝、起きて窓を開けたら風景が真っ白くなっていて感動した。電車遅延を危惧し早めに起きたので気分的にも新鮮だった。通勤時はブーツの踵を雪に刺すようにして歩いた。






昼、雪はほとんど溶けてしまった。
しかし、昼休みは会社隣にある公園に吉熊を連れていき、撮影会。吉熊も雪を見るとテンションが上がるらしい。








明日も忙しい。
しかし、忙しい方がミスが少なくなるのはどういうことなのだろうか。

あっ、「クマのお守り」のせいかもしれない。
先日購入したクマのブローチ。
スーツの襟元にこのコがいると思うと頑張れる気がする。



明日も頑張るクマ。
クマクマ。

昔のひな祭り

2011年02月14日 22時50分35秒 | Weblog
宇都宮の実家に住まう母・ヨーコたんからメールが来た。
今年も雛人形を出したよう。


ここ最近は、ツガイと三人官女、そして市松人形や藤人形だけの出場。

昔は7段飾って、雛飾りを愛でながらごちそうを食べた。
雛あられを食べて、歌を歌って。
楽しかったなあ。


当時の写真を母・ヨーコたんがデータで送ってくれた。


私、変な子…。
いっつもこんな顔していた。
もうちょっとしっかりしてほしかった。



妹・芋子ちゃん、ビッグ。



母ヨーコたん、当時29歳。
つーことは、今の私より4つも歳下!?



過去に浸ってしまった。
思わぬプレゼントだった。

コメント (6)

《業務連絡》 バレンタインデー中止の件

2011年02月14日 22時04分35秒 | Weblog
3日ぶりの出勤。
今日はバレンタインデー。
あ、あれって全国的に中止になったみたいだよ?

今朝、駅で見かけた出勤途中の女子は皆、鞄の他に紙袋を下げていた。
バレンタイン、根強し。
そういえばバレンタインデーって株が上昇するらしい。
株式、君までもバレンタインの呪縛に…。

チョコで株価上昇?=「バレンタイン効果」に注目(時事ドットコム)
 「チョコレートで株価上昇?」-14日のバレンタインデーは3年ぶりの平日となる。市場では、「愛の告白日」に株価が上昇するという経験則が注目を集めている。
 この20年間を見ると、バレンタインデー当日の日経平均株価は71%の高い確率で上昇。直近10年間に限ると全て値上がりしており、2008年には4%超も上昇した。
 バレンタインデーの株高傾向について、大和証券キャピタル・マーケッツの吉野貴晶チーフクオンツアナリストは「チョコをもらった男性は前向きな気持ちになる。渡す女性も相手に喜んでもらえれば悪い気にはならない」と解説。人々の気持ちを和やかにして投資家心理を好転させる「バレンタイン効果」があるのでは、と分析する。(2011/02/12-09:12)


なるほど。

今日の日経平均株価は3営業日ぶりに反発した。終値は10日終値比119円89銭(1.13%)高の1万0725円54銭だった。

バレンタイン、最強。



1月分の経費データの加工など、朝からてんてこ舞い。
1月分の販売管理費の実績と今作っている予算との比較もしなくてはならず、目が回った。

午後、全店に送付する消耗品をジェラルミンに詰め込んでいるとき。
吉熊上司が心配してわざわざ来て下さった。
3日分の注文を仕分けして発送するのは大変だろう、というお心遣い。
周囲のコからは「吉熊さん、お父さんみたいですね」と言われた。
「毎日が父兄参観日です」と言ったら皆に笑われた。
吉熊上司なんて私の倍、忙しいのに。
自分が大変な時に周囲に気を遣えるのって大切だし、すごいことだと思う。


バレンタインデー。
私だって参加したい。

吉熊上司の優しさに触れて、残業を終えて帰る頃には、バレンタインに対して寛容さが芽生えた。
我が家で待っている吉熊にチョコレートを購入。
「いつもありがとう、吉熊」




東風吹かば 匂いおこせよ 梅の花 主なしとて 春な忘れそ

2011年02月13日 22時49分29秒 | Weblog
昼まで、まったり。
午後から、湯島天神の梅まつりに行った。

上野の不忍池。




黄昏中。


鳥さんを撮っていたら初老の男性に声をかけられた。
湯島天神の帰りらしい。
「日が暮れないうちに早く写真を撮ってきな」
と言われ、お別れをした。


湯島天神。


学問の神様なので、絵馬がたくさん。


ここも先日行った亀戸天神社と同じく菅原道真を祀った神社。
ということは、やっぱりいた。牛さん。


肝心の梅はまだ見頃前。
でも、ちらりほらりと咲いていて、辺りを柔らかい香りで包んでいた。










境内を散策。
200円を投入し、ボタンを押すと獅子舞がおみくじを運んでくれる。
躍動感あふれる動きを演出していた。



おりがみの展示。
これ、1枚の折り紙で折るんだ、たしか。
小学生の時、これをよく折っていた。
もう忘れちゃったけれども。




提灯。
THE日本って感じ。




「東風吹かば 匂いおこせよ 梅の花 主なしとて 春な忘れそ」

菅原道真が謀略によって 福岡県の大宰府に左遷されるときに、かわいがった梅の木に詠んだ句。
この梅は道真をしたって、一夜にして京都から大宰府へ空を飛んだといわれている。
その梅は、今でも大宰府天満宮で「飛梅」として花を咲かせているらしい。

ううっ…。
私も歳を取ったからだろうか。
こういう話に涙腺がめっぽう弱くなった。
酔っ払う度にこの句の概要をしつこく説明していた父・クマパパ。
今度、彼と菅原道真について熱く語りたい。


御徒町でお洋服を購入し、上野までぷらぷらと歩く。
一昨日~昨日まで、この三連休はずっと雨だったので、人出が多いのかもしれない。
途中、リサイクルショップの店頭で可愛い白クマを発見。


ABABで春物を見た後、その前にある「すしざんまい」に入場。
最近ジャンクフードばかり食べていたので、たまには生のものが食べたくなった。

一人だったのでカウンターにて食した。
回っていないお寿司屋さんに一人で入場するのは初めての体験だ。
妹・芋子とは以前、伊東のお寿司屋さんに入場したことはある。
(伊東に行くなら…7 2006年11月23日)


前に板前さんがいて、なんだか緊張した。
板前さんって白衣の下にネクタイとワイシャツを着用してんのな。
それが普段見慣れている殿方のスタイルだったので、慣れてきた。
威勢のある板前さんの会話も楽しかった。

マグロ


ねぎとろ


玉子


他にも3個ほどを楽しんだ。
お腹一杯。

三連休が終わってしまった。
あっという間だった。
すっかりリフレッシュできて大満足の連休だった。

明日から怒涛の一週間が始まる。

道真の元へすっ飛んできたぐらいの忠誠心を持って労働しようっと。
ガンガレ、自分。

妹・芋子とデート

2011年02月12日 23時55分04秒 | Weblog
神保町から新宿へ。
妹・芋子とちょろっと会うことになった。
南口で待ち合わせ。無差別殺人予告の影響だろうか。警察官を多く見かけた。

芋子とは先週に会ったばかりだ。なのに、また今日も…。どんだけ仲良しなんだ、我々は。
芋子は髪をさらさらボブにして可愛くなっていた。彼女はよく髪型を変える。10年間同じ髪型の私の対極的である。
少し歩いて某ファミレスへ。

席に着くなりいきなりの吉熊への虐待。
レシート入れのプラスチックを吉熊に被せて「宇宙服みたい。はやぶさ、はやぶさ」とか…。ヤメレ。


「僕が注文のベルを鳴らすね」
おお、吉熊、気が利くね。



まずは乾杯。



いやー。お互い30を越えるとさ、色々あるよねー。学生時代の恋愛は基本問題、我々の年齢の恋愛ってさ、まるで応用問題を解くようなもんだよねー…という女子会みたいな話を炸裂。

あと、私が現在、マニラに潜伏中の小向美奈子に髪型と顔が似ているという話。
私もニュース見て思った。
胸は似てないけれども。

嗚呼、喋った、喋った。
気づけば0時近く。

「バイバイ!!」
と新宿駅南口で別れて、終電に乗った。
寝てはいなかったのだが、ついぼんやりしていて、下りるべき駅を1つ通過。
既に電車はなく、歩いて帰ろうと決意。
都内といえども、歩いている人なんて誰もいない。
車も大型トラックばかり。
タクシーなんて一台も走行していない。
パトロール中の警察官に道を聞いて「頑張ってくださいね」と激励された。
歩きながら、水戸黄門のテーマを口ずさんでいた。

高架下を歩いているときに、前から殿方が歩いてくるのを発見。
防犯意識が働く。
すれ違うであろう30メートル前。
ご自慢の黒いロングヘアを全面的に前へ垂らし、少々俯きながらすれ違おうと決意。
リングの貞子っぽくね?
井戸から這い上がって来ましたなう、みたいな。
これで痴漢を撃退できるかも!?

「おい、昨日、俺見たんだよ」
「何を?」
「幽霊だよ。貞子っぽいの」
「え、マジ」
「マジマジ」
「こえー」

っていう彼の会話を妄想し、「シメシメ」とほくそ笑みながらすれ違ったが、彼は善良な市民だったらしく、私のことなんか眼中になかったっぽい。
防犯意識、無駄だった。


30分ほど歩き、ようやく帰宅。
昨日一日ゴロゴロしていたから良い運動になったかもしれない。

明日は三連休最終日。
大切に過ごそう。

コメント (1)

雨の東京日和

2011年02月12日 23時34分41秒 | Weblog
三井記念美術館を出て、三越方面へ歩いてみた。

雨煙る街。
晴れた日も良いが、こういう日もたまにはいいかな。








三越ではバレンタイン商戦激化。


ちょろっと買い物をし、神保町のさぼうるに寄ってみた。




壁には、来たお客さんの落書きがいっぱい。


さぼうるは、落ち着いた雰囲気の喫茶店だ。
マスターの鈴木さんに挨拶できた。彼はいつも私をあたたかく迎えてくれる。ダンディーで矍鑠とした人だ。お元気そうで良かった。
映画「東京日和」を観て、この店に憧れて初めて来たのが10年前。
乗り継ぎが悪く、あまり来ることができないが、落ち着きたいときについ寄ってしまう。

ピザトースト。美味しい。



いちごジュース。
果肉ぎっしり。…時々ストローの中で果肉が詰まってしまう。
吉熊、大コーフン。
落ち着いて飲もうな。


今日、店内はロシア民謡が流れていた。
一週間とか(余談だが、「月曜日にお風呂をたいて 火曜日にお風呂に入り」ってあるけど、毎日お風呂に入らないのかな…。小学生の時から不思議に思っていたんだが)。

いきなり「黒い瞳の」が流れた。
藤原紀香主演のドラマ「昔の男」で挿入されていた歌だ。
この店に初めて来た当時、あのドラマが放送されていた。なんだか昔を思い出してしまった。
このように物思いが似合うのもこの店の美点。
また来よう。


[k] 黒い瞳の(加藤登紀子)ロシア民謡


雨の日のお散歩を堪能できた三連休ど真ん中だった。


三井家のおひなさま

2011年02月12日 23時34分09秒 | Weblog
三井記念美術館に行ってきた。

この美術館に来るのは初めてだ。
重厚で洗練されたロビーに圧巻。






エレベーターもハイソ。




お目当ては「三井家のおひなさま」の催し物。


北三井家十代・高棟夫人の苞子(もとこ・1869~1946)、十一代・高公夫人の子(としこ・1901~1976)旧蔵のひな人形、高公の一人娘・浅野久子氏(1933年生まれ)旧蔵の豪華なひな段飾り、伊皿子三井家九代高長夫人の興子(おきこ・1900 ~ 1980)の人形類も展示。
江戸時代から明治時代にかけて作られて大切にされてきたお雛様の数々が勢揃い。
お腹いっぱい。




お雛様の道具も魅力的だった。西洋のドールハウスのように、棚や机、鏡や双六盤や箏に至るまで精緻に作られている。一番驚きだったのは、百人一首や合わせ貝。描かれている絵柄が緻密で目を見張った。それらで遊ぶ雛人形の姿を想像して楽しんだ。

腰を落として雛人形の視線に自分のそれを合わせると一瞬ドキッとする。まるで生きているようだ。それだけではない。この人形を慈しんだ人たちの想いまでも伝わってくる。


常設展では、暗い洋館ちっくな内装の部屋に、三井家ご自慢の数々のコレクションが白い光を受けてぼんやりと浮き立っていた。
壁のランプの光が放つ灯に壁や柱の木目が反射する様など、一見の価値がある。


美術館でチラシをGET。
面白そうな催し物が目白押し。
楽しみだ。




ああ人生に涙あり

2011年02月11日 23時50分54秒 | Weblog
雪は積もらなかった。細かい雪がちょろっと降っただけだった。今日は昼過ぎに起きて、布団でコロコロしていた。時々窓辺に立ってコーヒーなんて啜り「ダバダ~♪」って、浸っていた。

夕方、台所を数年ぶりに掃除した。ここ、いわば、ダークサイド。玄関から入場して、もうね、一息吐く暇なくこのダークサイドが目に飛び込んでくる。なんてこったい、我が家の構造。カオスってなもんじゃない。主ですら全貌を把握できていない台所なんである。自炊しないので、私も台所もお互い不干渉。この関係を11年保った結果がここにある、みたいな。

上京したとき、母ヨーコたんに買ってもらったフライ返しや調理に使用する大きい箸とか、一度も使用しないまま11年…。お湯を沸かすときにしか使用しない電気コンロの傍でひっそりと佇んでいる。若干、ヤニで変色している。これからも一生使用しないって分かっているのに、洗って仕舞った。
シンクの下の引き出しも久々に開けた。最近見かけなかった炊飯器やフライパンが、いた。他にも、いつ買ったか忘れた砂糖が発掘された。一番衝撃的だったのが、数年前に行われた当社社葬の香典返しの礼状が佇んでいたことだ…。何でこんなところに…!?清め塩まで…。こえー!


2時間かけて、やっと綺麗になった。

このケトルも母ヨーコたんが買ってくれたもの。
これは毎日使用している。


19時半。
楽しみにしていた番組を観た。
NHKスペシャル「無縁社会 新たなつながりを求めて」

キター。
昨年、私を孤独に苛ませたあの番組のバージョン2。

《番組HPより》
‘社会に居場所がない’――‘無縁’となる人たちは高齢者だけでなく、すさまじい勢いで低年齢化し、日本列島に無縁社会が広がっている・・・。
「未婚で高齢の親と同居しています。私も無縁死するかもしれません」「介護で仕事をやめざるをえなくなりました。日々、自分は無縁だと感じます」。無縁社会の放送を見てNHKに寄せられた一万件を超える声。多くは20代から50代の働き盛りの世代からだ。未婚、離婚、失業、職場での人間関係の希薄化。若い世代を無縁社会に引きずり込むきっかけはあらゆるところに転がっている。この世代に広がる自殺や心中。無縁化した若者たちが社会での居場所も、自分の存在意義も見失い「無縁死せざるをえない、無縁死してもかまわない」と考えるようになっている深刻な現状が浮き彫りになる。
‘心の居場所’を作りたい――無縁化した人たちが再び、社会とつながるための様々な試みを通じて、無縁社会を乗り越えるための処方箋は何か、解決の道筋を模索していく。

前回(「~“無縁死”3万2千人の衝撃~」)の感想はこちら
「負け犬老後は、ロココなココロで乗りきろうの巻(2010年2月2日)」

今回は、働く世代の無縁化の特集。
自分も今は健康だが、もしも病気になったら…明日は我が身。
他人事ではないという緊張感を持って観た。

一番印象的だったのが…水戸黄門のハンドベル。
自殺の名所の近くにある教会。NPOの力で、保護された人は職を見つけるまでここで暮らせる。各々、リストラや離婚を経て自殺を試みた人たち15人が共同生活をしている。
12月のクリスマス会。
その催しで、保護された男性たち3人がハンドベルを奏でるんだが、その曲目が、まさかの
「ああ人生に涙あり」(水戸黄門のテーマ)
なんである!
ハンドベルであの曲、である。
まさかの水戸黄門。
選曲がシュールすぎて衝撃的だった。


「嗚呼、やはり人間は孤独なんだな」
と思った。
普段、自由に生きさせてもらっている。
幸せだ。
そんな幸せが孤独という名の不幸に化学変化をして、いつか自由の代償を払う時が来るのも仕方がない。
そう諦めている。

悶々としているところに、高校時代からの友達・ほしまる氏(尊師)から電話が来た。
嬉しかった。
私は一人じゃないって思った。


明日21時からは「日本の、これから」で無縁社会についての討論が放送されるらしい。
これも観なくっちゃ。