世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

笑っていられるのだもの。

2010年09月09日 22時57分00秒 | Weblog
お偉いさんたちご一行様は、海外出張なう。社内はとても静かだ。
各部から上がってくる、お偉いさんたちに渡す書類。
それらを私と吉熊上司がメールで送付する。
そんなことをしていたら、一日があっという間に過ぎた。

今日は少し短めのスカートで出勤した。
先日の身だしなみ業連が発令されてから、この短めのスカートの存在を思いだした。
昨夜、クローゼットを漁り、本日の着用に至った。
「駄目と言われると急に履きたくなるんですよね、短いスカート」
と他部署の女子が言っていたが、笑いながら激しく同意してしまった。

「なんか言われるかなー」
と期待と不安を胸に出勤したが、誰も三十路過ぎのスカートの長さなんて気にしていなかった。

帰る頃になり、後輩男子タイスケくんに
「〇〇さん(私)って足が細いんですね!」
と指摘をされた。

照れ笑いをする私に彼は、
「下は細いのに。上にいけばいくほど大きくなるんですね!」
と追い討ちが。

一言多いんだよ、口からタイスケ!

「うっせぇんだよ。黙れよ。ヌッコロスからな!」
と反撃に出る私。
東京生まれの東京育ち、しかも育ちの良い彼は口汚く反撃する私を物珍しそうに見て、憐憫の眼差しをこちらに向けながら、
「態度が悪いですよ」
と反反撃してくる。

そのやり取りを見て、クックックッと笑う吉熊上司。

「こういう場合、私はどちらの味方につけば良いのでしょうか」
と途方に暮れる後輩女子Cちゃんに、吉熊上司は
「笑っていればいいんだよ」
と。

今日も一日平和に過ぎた。

そう。
笑っていられるのだもの。