世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

皆既日食

2009年07月22日 22時22分28秒 | Weblog
天気は曇り。
日食は見られなかった。
11時の前場終了後、書類を作成しながら
「そう言えば今、日食中ですよね?」
と部内の人と話すのみ。
稟議書デリバリーの最中、他部署の人が雲の切れ間から、見えた云々という噂を聞いただけである。
あっけないもんである。

余談だが「皆既日食」って「怪奇日食」だと思っていた。
太陽が欠けるだなんて、あまりにも「怪奇」だから…。

夕方、吉熊上司からいただいた表の手直しをする。
目が屡々。
(*_*)←このような感じになっていた、目。
残業後、喫煙室にて喫煙。
集中したあとの一服ぐらい美味しい煙はない。
屡々した目に煙がしみるが、私にとって至福のひとときである。

朝の雨の痕跡が残るアスファルトを歩きながら、母親に携帯電話で今日一日の報連相。
異常なし。

異常がないことも幸せの必須要素なのかもしれない。

何の話の流れか、高校時代の私の友達A君の話になった。
漢文の時間、音読を任命された彼は、
「鶏口牛後」

「とりくちごご」
と読んだ話である。
母親、爆笑。

私の「怪奇日食」と五分だな。

電話を切り、書店に寄った。
直木賞受賞作品を買おうとしたんだが、どうやら入荷待ちのもよう。
文庫本2冊を購入し、喫茶店で珈琲を啜りながら読み耽る。
とても静かで優しい時間。
これも至福のひとときだ。

そう思うと、「幸せな時間」ってけっこうあるもんだと思った。

今回の日食は見られなかったが、26年後の日食の日も、今みたいな幸せな気持ちで迎えたい。
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