goo blog サービス終了のお知らせ 

世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

1996年

2014年09月17日 | Weblog
昨日大量に飲んだソラナックスのせいで、午前中は呂律が回らなかった。
制服の件で店舗へ電話をするのは午後にして、午前中は無言で行える業務をおこなった。


会社は暑い。節電でエアコンをつけないので、空気がもわっとしている。今日も微熱が出た。
後輩女子Cちゃんと
「暑いですね」
という話をしていたらパートさんが話に入ってきた。
「上司たち(管理職)に言いたいですよね」
「本当ですね」
「暑いです」
みたいな。


吉熊上司がプロジェクトから帰ってきた。
吉熊上司はこれから外出。
僅かの時間で私は彼に報告連絡相談をしていたのだが、パートさんの視線がこっちに注がれているのを感じた。
そのまま慌しく吉熊上司を送り出した。

するとパートさんが近づいてきて
「吉熊上司さんに『暑い』って言いましたか?」
と言ってきた。

「はあ?」
思わず言ってしまった。

そんなこと言えるわけないじゃん。
私が吉熊上司に「暑い」と言ったところで何も変わらない。
吉熊上司が困惑するだけである。忙しい彼を困らせるようなことはしたくない。

・エアコンの管理をしているのは総務室長。
・社歴的に、総務室長>吉熊上司。

言えるわけないじゃん。

じゃあ、あなたが言ってよ!と思った。
自分の手を汚したくないってか?私もだけど。

そして、何より、
ど う し て あ な た に 指 示 さ れ に ゃ な ら ん の だ !!
と激しく思った。


・・・ああ、なんだか最近イライラしっぱなし。
ぜんぶ暑いのがいけないんだ。きっと。



そんなくさくさしたハートを癒してくれるのが華原朋美である。


ブログにコメントをくださるゆいな殿のコメントを拝読し、華原朋美ブーム再燃。
「アルバム『LOVE BRACE』はカルティエのラブブレスなのか」という謎を解くべく、帰宅後、部屋を探した。

今は手に取ることもなくなった音楽雑誌、またはその切抜きがたくさん出てきた。



当時の私は名古屋にペンパルがいて、好きなアーティストの雑誌の切抜きを交換していた。



月間カドカワのこの写真が一番好き。



カネボウのこの広告。
清涼感あふれるこの感じと朋ちゃんのピュアな様子が奏功し、芸術的な美しさをかもしだしている。



カネボウの別バージョン。
ゴージャス!
部屋に貼っていたのでヨレヨレ。



朋ちゃんのスーツ姿もかっこいい。



1996年、「LOVE BRACE」が発売されたときの雑誌。
かわいい。



肝心の「アルバム『LOVE BRACE』はカルティエのラブブレスなのか」という謎は解けなかったが、またゆっくり探そう。

嗚呼、朋ちゃんかわいい~。


「LOVE BRACE」が発売されたとき、私は大学一年生だった。
1996年春。
右も左も分からぬキャンパスで、私は同じゼミのハナちゃんと潤一くんと知り合った。
カラオケ、プリクラ、飲み会、ゼミ以外で唯一一緒だった一般教養科目の心理学の講義(月曜5限)。

彼らとはLINEで連絡をとり合っている。かけがえのない友達だ。
潤一くんのお父さんが一昨日亡くなった。
急遽帰国した潤一くんは、生前のお父さんと7時間、一緒に過ごせたそうだ。
彼がどんな気持ちで12時間かけて飛行機で帰国したのかを考えると、かける言葉が見つからない。



1996年。
今思うと何の悩みもなかった。強いて言えば就職活動ぐらいだった。
あれから18年。
最近、見えない重い膜が体を徐々に包み込んでいく、そんな錯覚をおぼえる。
それが所謂歳を取るということなのだろうか。