世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

煙草一本分の会話

2014年05月22日 22時43分58秒 | Weblog
昨日作成した書類。
社長はちゃんと目を通してくれ、
「あ、これよく調べてくれましたね」
と言ってくれた。
毎月毎月、もう本当に地味すぎる情報収集の末に完成させる書類なので評価されて嬉しかった。
来月も頑張ろう。



少しだけ肌寒く、カラッとしていて晴天。
こんな日は嬉しい。

しかし定時を過ぎた途端、急に遠くの雲が厚みを増してきて、黒い塊となって迫ってきた。
日差しはまだ強く、隣のビルからの跳ね返しが鋭かった。だがそれも次第に弱まり、いつの間にか窓の外は真っ暗だ。
遠雷の轟が聞こえる。

危機を察知した吉熊上司が
「じゃ、お先に!!!」
と急いで帰っていくのを見て、私も急いで帰り支度をする。

が、時既に遅し。


帰ろうとしてドアを開けようとしたら何かが壁やドアを「カンカン・・・」と当たる音がした。雹だろうか。
外出中だった社員がちょうど帰社してきてロビーに入るなり「降ってきたよ~すごいよ~。今は出ないほうがいい」と言った。ゲリラ豪雨だ。さっきまで晴天だったのに。今年もこの季節がやってきたか。

仕事を再開する気もなくて、俺たちのオアシス・喫煙所へ。
「ったく、やんなっちゃうよなあ」
とスマホを片手に呟きながらイライラ気味で煙を吐く。
すると、他部署の来客(たまに当社に来ているエンジニアのおっさん)が入ってきた。
顔を合わせて挨拶をする程度の仲だ。

「雷が鳴っていますね。宇都宮の雷って凄いらしいですね」
と彼。
彼は私が宇都宮出身って知っているのだろうか。おっさん、エスパー?

「そうですよ。私、宇都宮出身ですもの。雷、地響きするんですよ。『雷都』なんて呼ばれています」
と嬉しげに答えると、彼は
「そうですか。ってことは、やはり餃子は正嗣ですか」
と聞いてきた。

おおおお!!!!
一気に親近感が湧くではないか。

彼は年に一度の会社のイベントで宇都宮に行くらしい。
現地の友達が各店の餃子を買ってきてくれて食べ比べたところ、正嗣が一番美味しかったそうだ。
ナカーマ。

一本吸い終えたところで彼は仕事に戻ってきた。
窓を開けると小雨になっていたので駅までいざ出発。


そろそろ傘が手放せない時期に突入する。
クマ傘の出番が多くなる。
この子といると雨の日の苦痛が和らぐ。




さて、明日は女子会♪
飲み放題。
飲むどー!!!!!!!!


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