世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

失楽園

2014年05月07日 23時07分40秒 | Weblog
作家の渡辺淳一が亡くなったニュースを見ていると、「失楽園」が代表作と報道されている。
あれが流行ったのは私が大学生のとき。
上下巻の原作も読んだし、映画も観た。宇都宮の映画館で観たのだが、珍しく満席だったのと、隣の席の観客が痴漢ちっくで困ったことなどを思い出す。

船田元が「政界失楽園」と揶揄されていたのも。

ドラマ版はたしかバイトの日と重なっていて録画で観ていた。
この主題歌が大好きだった。
ZARDの「永遠
CDジャケットの題字は渡辺淳一によるもの。達筆。



「今の二人の間に 永遠は見えるのかな
 すべてを 手に入れることが 愛ならば
 もう失うものなんて 何も怖くない」


当時、純粋だった私はこの歌詞にえらく感動して口ずさみながら酔いしれた(純粋な大学生が「失楽園」を一人で鑑賞するのかは別として)。
「失楽園」のストーリー云々にはそんなに惹かれなかった私だが、この歌を聴くと胸が熱くなる。

2014年現在では
「守るべきものは 何なのか
 この頃 それが分からなくなる…」
という部分に激しく共鳴。


渡辺淳一の作品の中では、個人的に「白き旅立ち」推し。
日本の献体第一号(一般人)は遊女であった。
その女性・・・結核を患い余命幾ばくもない元遊女の美幾という娘が、
「こんな私でも生きた証を残したい」
「好きな人(主治医)に忘れてほしくない」
という願いから、死んだら自らの体を解剖してもらいたいと願い出る話である。
この美幾っつー子がこれまたいい子で。泣かせるんである。
彼女の墓がある念速寺にお参りに行っちゃうぐらい好きな作品。
2008年10月19日「秋の森と10年越しの想い」
渡辺淳一というとエロスばかりを書く作家だと思われがちだが、「白き旅立ち」のような純愛ものもあるのだ。



ZARDの坂井泉水も「失楽園」の原作者・渡辺淳一も亡くなってしまった。
それを思うとなんだかとても寂しい。


多忙

2014年05月07日 22時21分54秒 | Weblog
久々に仕事。
連休明けは連休中のあれこれを話しあう経営管理室だが、今日はマジで忙しくて皆黙々と仕事をしていた。
私も昼休みの鐘で「え!もう12時?」と驚いた。
午後も制服の手配、そして決算短信のチェック。
本当は稟議書の処理もしたかったんだが、あまり残っているとまたなんか言われそうなので。
優先順位!ときつく言われ、手を付けていない書類や業務がたくさんあるんだけど・・・。



残業後、歯医者さんへ。
げ~。また下手糞な歯科衛生士だ!!
汚れを取ると言ってっけど、絶対に私を痛めつけたいに違いない。
だって、凄く痛いんだもの。他の衛生士さんがやると痛くないのに。
歯科通院歴30年をもってしてもこんなに痛い歯科衛生士の仕事に遭遇したのは初めてだ。
今日も安定の雑な仕事っぷり!
この人、私に何か恨みでもあるんですか?と尋ねたくなった。
頭に来たので、作業中の彼女を手で制し、
「痛いです」
と言ってやった。

彼女は、
「ああ、これ痛いんですかー」
と言い、あとから来た歯科医に
「右下3番辺りが痛いそうで」
としれっ言う。

彼女の日本語が微妙に間違っていたので
「痛いんじゃなくて痛くされたんです」
と補正しておいた。

歯科衛生士は、気まずそうにたたずんでいた。

怒ったついでに
「あと何回ぐらいかかりますかね。こちらも忙しいので」
と歯科医に尋ねた。勢い、大切。あと3回ぐらいとのこと。もうあの歯科衛生士に当たりたくない・・・。


その後、時計屋に寄り、アニエスの腕時計(20年間愛用)の電池交換をしてもらった。昨日実家で腕時計の電池交換の話をしていたとき、ふと腕時計を見たら止まっていた。
しかも、保障証を持っていくと3年間無料で電池を交換してくれるサービスがあり、期限は明日までだった。セーフ。
母にもらったロンジンの時計もあるのだが、バンドがぼろぼろになってしまった。修理できるか尋ねたらできるとのこと。
そろそろ新しい時計がほしいなと思っていたのだが、今あるものを大切にしようと思った次第。

残業→歯医者→時計屋と忙しい放課後だった。