作家の渡辺淳一が亡くなったニュースを見ていると、「失楽園」が代表作と報道されている。
あれが流行ったのは私が大学生のとき。
上下巻の原作も読んだし、映画も観た。宇都宮の映画館で観たのだが、珍しく満席だったのと、隣の席の観客が痴漢ちっくで困ったことなどを思い出す。
船田元が「政界失楽園」と揶揄されていたのも。
ドラマ版はたしかバイトの日と重なっていて録画で観ていた。
この主題歌が大好きだった。
ZARDの「永遠」
CDジャケットの題字は渡辺淳一によるもの。達筆。
「今の二人の間に 永遠は見えるのかな
すべてを 手に入れることが 愛ならば
もう失うものなんて 何も怖くない」
当時、純粋だった私はこの歌詞にえらく感動して口ずさみながら酔いしれた(純粋な大学生が「失楽園」を一人で鑑賞するのかは別として)。
「失楽園」のストーリー云々にはそんなに惹かれなかった私だが、この歌を聴くと胸が熱くなる。
2014年現在では
「守るべきものは 何なのか
この頃 それが分からなくなる…」
という部分に激しく共鳴。
渡辺淳一の作品の中では、個人的に「白き旅立ち」推し。
日本の献体第一号(一般人)は遊女であった。
その女性・・・結核を患い余命幾ばくもない元遊女の美幾という娘が、
「こんな私でも生きた証を残したい」
「好きな人(主治医)に忘れてほしくない」
という願いから、死んだら自らの体を解剖してもらいたいと願い出る話である。
この美幾っつー子がこれまたいい子で。泣かせるんである。
彼女の墓がある念速寺にお参りに行っちゃうぐらい好きな作品。
(2008年10月19日「秋の森と10年越しの想い」)
渡辺淳一というとエロスばかりを書く作家だと思われがちだが、「白き旅立ち」のような純愛ものもあるのだ。
ZARDの坂井泉水も「失楽園」の原作者・渡辺淳一も亡くなってしまった。
それを思うとなんだかとても寂しい。
あれが流行ったのは私が大学生のとき。
上下巻の原作も読んだし、映画も観た。宇都宮の映画館で観たのだが、珍しく満席だったのと、隣の席の観客が痴漢ちっくで困ったことなどを思い出す。
船田元が「政界失楽園」と揶揄されていたのも。
ドラマ版はたしかバイトの日と重なっていて録画で観ていた。
この主題歌が大好きだった。
ZARDの「永遠」
CDジャケットの題字は渡辺淳一によるもの。達筆。
「今の二人の間に 永遠は見えるのかな
すべてを 手に入れることが 愛ならば
もう失うものなんて 何も怖くない」
当時、純粋だった私はこの歌詞にえらく感動して口ずさみながら酔いしれた(純粋な大学生が「失楽園」を一人で鑑賞するのかは別として)。
「失楽園」のストーリー云々にはそんなに惹かれなかった私だが、この歌を聴くと胸が熱くなる。
2014年現在では
「守るべきものは 何なのか
この頃 それが分からなくなる…」
という部分に激しく共鳴。
渡辺淳一の作品の中では、個人的に「白き旅立ち」推し。
日本の献体第一号(一般人)は遊女であった。
その女性・・・結核を患い余命幾ばくもない元遊女の美幾という娘が、
「こんな私でも生きた証を残したい」
「好きな人(主治医)に忘れてほしくない」
という願いから、死んだら自らの体を解剖してもらいたいと願い出る話である。
この美幾っつー子がこれまたいい子で。泣かせるんである。
彼女の墓がある念速寺にお参りに行っちゃうぐらい好きな作品。
(2008年10月19日「秋の森と10年越しの想い」)
渡辺淳一というとエロスばかりを書く作家だと思われがちだが、「白き旅立ち」のような純愛ものもあるのだ。
ZARDの坂井泉水も「失楽園」の原作者・渡辺淳一も亡くなってしまった。
それを思うとなんだかとても寂しい。