世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

旧古河庭園でX JAPANを感じる

2014年05月17日 23時54分47秒 | Weblog
上野を散策し、旧古河庭園へ。
ライトアップされた薔薇を堪能。

洋館と薔薇の最強コラボ。







こういう洋館を見ると「花子とアン」の葉山蓮子様とリンクしてしまう。
余談だが、蓮子様を描いた「白蓮れんれん」は林真理子先生の作品。



暗闇にぼんやりと浮かび上がる薔薇。
まるで薔薇自体が照明器具なのか?っていうほど神々しく光っていた。







大好きな薔薇「琴音」


これを見に来たといっても過言ではない。
主張しないほのかなピンク色がいい。形もシンプル。



薔薇を鑑賞するときはなぜだか、X JAPANの曲が脳内で流れる。
歌詞に薔薇の出現率が高いからだろうか。

今回はこれだった。
Tears (HD) - 5/12 2010.08.15 X JAPAN WORLD TOUR Live in YOKOHAMA



「流れる涙を 時代の風に重ねて
 終わらない悲しみを 青い薔薇に変えて
 Dry your tears with love
 Dry your tears with love」
名曲すぎるぜ。
ちなみに 旧古河庭園には「青の軌跡」という品種の薔薇がある(上手く撮れなかった)。
ほんのりと青い。この薔薇を見てYOSHIKIを思い出すのは私だけではないはず。

薔薇の香りは、どこからか漂ってくる栗の花の匂いに負けていてあまり感じられなかった。
でも洋館と薔薇のコラボ@闇というシチュエーションは相当素晴らしい。






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バルテュス展

2014年05月17日 23時19分52秒 | Weblog
東京都美術館へ「バルテュス展」を見に行った。


好きな作家・嶽本野ばら先生がバルテュスを好きだというので気になっていた。今日、NHKのBSでバルテュス特集が放送されるという。放送後は混むと思い、今日行くことにした。


HPより
ピカソをして「20世紀最後の巨匠」と言わしめた画家バルテュス(本名バルタザール・クロソフスキー・ド・ローラ、1908-2001)。時が止まったように静謐な風景画や、バルテュス曰く「この上なく完璧な美の象徴」である少女のいる室内画など、どこか神秘的で緊張感に満ちた独特の世界観は、多くの人々に愛され続けています。
その世界的な人気ゆえ、作品の所蔵先は世界中に広がっており、彼が愛したこの日本で我々の目に触れる機会は極めて限定的でした。没後初の大回顧展が、ついに実現。世界中から集う40点以上の油彩画に加えて、素描や愛用品など100点以上を紹介します。


扇情的なポーズを取る少女というモティーフゆえに批判や誤解にもさらされたバルテュス。
彼曰く、少女は「この上なく完璧な美の象徴」なのらしい。


「夢見るテレーズ 」

隣人(失業者)の娘がモデル。無垢から性の目覚めへの過渡期を表わしたとも言える作品と言われている。



「白い部屋着の少女」

陰影が息を飲むほどの美しさだった。左胸の光が当たっている部分がぼんやりと浮かび上がるところなど。



「地中海の猫」

パリのシーフード・レストラン「ラ・メディテラネ(地中海)」のために制作され、店内に掛けられていた。
海から立ち昇る虹が魚に変身して、待ち構える猫=バルテュスの前の皿に弧を描きながら直接舞い降りてくる。
本展で一番好き!虹が魚になるなんて、なんてミナクルなんだろう。



「朱色の机と日本の女」

モデルは節子夫人。
なんとなく浮世絵っぽい。


1962年、節子夫人は二十歳で上智の仏文の学生だった。通訳のアルバイトで、初来日中の画家バルテュス一行に同行する。このときバルテュスは、パリで開催される『日本古美術展』への出品作品を選ぶために来日していた。
節子さんは上智を中退し、67年に東京のフランス領事館でバルテュスと結婚式を挙げた。歳の差なんと34歳。



バルテュスが描いた節子さん。



節子夫人ビデオメッセージ「バルテュス展」によせて



最後はバルテュスの愛用品が展示されていた。
杖や香水(菩提樹の香り)、煙草入れなど。
どれも凝っていて素敵だった。

バルテュスが過ごしたスイスで最大の木造建築物「グラン・シャレ」

その前で真紅の薔薇を持ちながら袴姿で座るバルティスの写真がとても印象的だった。


バルテュスの光と静寂を十分に感じ、お腹いっぱい。



外に出るとまだ新緑を含んだ光が残っていた。



東京都美術館前の球体。空が映り込んで綺麗。



「あ!クマの子だ」と、吉熊。それはあなた自身ですよ。




アメ横でメロンを一串購入。甘い汁がたまらない。



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