世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

こらえてつかあさい

2014年05月21日 23時31分26秒 | Weblog
毎年5月20日の晩から翌日21日の早朝まで、津山事件に思いを馳せるのがここ数年のスタイルだった。
年に一度だけ活性化するmixiの「津山30人殺し(津山事件)」コミュのトピック「5月21日午前1時40分」を更新し続ける。都井睦雄が自殺(「もはや夜明けも近付いた、死にましょう」)するまでを誰かの実況で感じる地味なイベントだ。
一昨年は金環日食と重なり、会社に早く行くべく、かなり寝不足MAXだった。
(2012年5月21日「瑠璃色の地球」)
しかし、今年は睦雄のことを思い返せなかった。一週間前までは覚えていたのに。手帳にも「都井さんの件」って書いていたのに。ショックである。ムッチー、こらえてつかあさい。

【津山事件】
津山事件または津山三十人殺しは、1938年(昭和13年)5月21日未明に岡山県苫田郡西加茂村大字行重(現・津山市加茂町行重)の貝尾・坂元両集落で発生した大量殺人事件。犯人の姓名を取って都井睦雄事件ともいう。
2時間足らずで30名(自殺した犯人を含めると31名)が死亡し、3名が重軽傷を負うという、犠牲者数がオウム真理教事件(27名)をも上回る日本の犯罪史上前代未聞の殺戮事件であった。(Wikiより)

21日午前1時40分頃、一人目を殺害
午前3時頃、三十人目殺害
午前5時頃 睦雄自殺


事件そのものが猟奇的であることは明確なのだが、睦雄がなぜあのような事件を起こしたのか、その経緯も考えさせられる。




今日のお昼はまたあの有名シェフの店の弁当。
一つ一つのおかずがやたら凝っている。
そして美味しい。
口が肥えないか不安。


お昼をたくさん食べたせいか、午後は仕事が捗り、店別分析ともう一つの書類を完成できた。
残業後、吉熊上司は書類をシュレッダーに入れながら「今日本屋に寄らなくっちゃ」と言う。
息子にコロコロコミックを買ってきてと頼まれたそうだ。
今、少年の間では「妖怪ウォッチ」なるものが人気だという。
吉熊上司曰く、あのポケットモンスターを凌ぐ勢いなのだとか。
今回のコロコロコミックには「妖怪ウォッチ」の特別付録が付いているもよう。
「(本屋の人に)俺が読むのだと思われないかな」と言う吉熊上司はなんだかとても嬉しそうだった。


私も、小学生のとき、父が小学館から出ている「小学二年生」を携えて帰宅するとテンションが上がった。
「のんきくん」「つるピカハゲ丸」が好きだった。あとやはり付録が魅力的だった。
吉熊上司の帰りを待つ彼の息子さんと当時の自分を重ね合わせ、しばしノスタルジックな夕暮れ。


あんなに手塩にかけた娘が三十年後の初夏に「こらえてつかあさい・・・うへへ」となるだなんて父は想像していなかったに違いない。クマパパ、こらえてつかあさい。

父は退職後、新しく建てた家でくつろぎ、また庭で大工仕事をしてロハスな日々をエンジョイしているっぽい。