世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

永遠の幸福

2010年05月10日 23時08分34秒 | Weblog
心療内科デー。

今日の待ち時間、2時間半。先日購入した「残念な人の思考法」、読了。わかりやすい事例と「上から目線」ではない著者の文章に親しみを感じ、サクっと読めた。
能力もやる気もあるのに、仕事の方法にセンスがない人…喩えるならば…塗り絵ができない人と著者は言う。
最初に輪郭をなぞらずに、一ヶ所だけをガリガリと塗り始めたり、塗るというミッションから外れて脇に関係の無い絵を描く人…。仕事でも長期的視野で物事を捉えずに目先のことに集中してしまい、結局なにも終わらないっていうようなことがある。私も気を付けようと思った。

さて、診察。
久々に見るクマ医師は真っ黒だった。
さては南国に行ったな…?
医者などのセレブな人々は休日を南国で過ごすと考えてしまう短絡的思考の私。

ヤシの木の下、青い海の見えるビーチ。
ハンモックで寝そべるクマ医師を想像してニヤニヤしてしまった。
もしくは地元の総合グランドや壬生町のふれあいプール(流れるプール)で散見する巨大シャチの遊具にしがみつくクマ医師…も、萌ゆる~。

「休日どうしてました?」
と訊かれたが、逆に私が問いたかった。
「シャチの乗り心地はいかがでしたか?」と。
薬が増えそうだから自粛したが。

盛岡、弘前、角館に桜を見に行った旨を報告。
「へぇ~」
と言われた。

今週は決算発表があるという旨は前回伝えていたのだが、クマ医師はちゃんとそのことを覚えていてくれた。もしやうちの株主になるつもりだろうか。心療内科でIR活動しちゃうYO!

あとは簡単な確認。
生理前なのに心身ともに穏やかであることを報告。
認知行動療法のお陰で落ち込むことも無くなった。
今週こそパキシルの減薬宣告が来るかと思っていたのだが、特に無し。
パキシル、マイスリー、パリエット。

帰りはマックに寄り、母ヨーコたんオススメの「NEWゴマえびフィレオごまごまバンズ」を食した。ほんのりとごまの風味が口内に充満、咀嚼するとエビのぷりぷり感が歯に伝わってきた。かなり美味しかった。



今週の会社の花(階段の踊り場)は、ムーンダスト。青紫のカーネーション。さては昨日の売れ残りだな?と意地悪く思ってしまった。
花言葉は「永遠の幸福」


ホント、今の幸福が永遠に続けばいいのになあ。
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「女の子ものがたり」

2010年05月10日 22時57分02秒 | Weblog
「女の子ものがたり」レンタルして観た。
ずっと観たかったこの作品。


【ネタバレあり】




大人たちの問題(借金、離婚、自殺)に翻弄されながらも、女の子たち3人は逞しく育っていく。その様子が、生命力溢れる夏の原っぱなどの細やかな描写とマッチしていた。
やがて少女たちは大人になり、それぞれの人生を歩む。主人公が広場の小屋に描いたあの絵のように。
主人公以外の二人は地元の暴力夫に嫁ぐ。旦那に殴られて顔に青たんを作ったり、頭蓋骨を陥没したりしながらも、笑って堪え忍ぶ彼女たち。きっとあの田舎では女が耐えることがが当たり前で、それは古くから土地に根付いている因習なのだろう。

主人公は思いきって町を出る。
そして漫画家になるのだが…。

子供時代、自分の力ではどうしょうもできなかった親の不条理、大人になってからの挫折、最後、気持ち良さそうに風を受ける深津さんのドアップが数回映し出されるのだが、その表情は全てから解放されたような清々としたものだった。とても印象深い菩薩のような顔だった。

あと、波瑠(高校生時代のきみこ)の美しい存在感に目が釘付けだった。喧嘩のシーンの悲しさと怒りが入り混じった目が印象的だった。

題名は「女の子ものがたり」。
だけれども、男女共に楽しめる作品なのではないだろうか。
特に故郷を出て上京した者には共感できる箇所が多かったように思う。



映画『女の子ものがたり』トレーラー


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