人として、こんなことを書いても良いのだろうか。
今日の日記をアップする前、私は相当悩んだ。
だいたい、痔になっただなんて、ブログに書いても良いものだろうか。
私、亮子。
30歳。
家族で出掛け、駐車場の喫煙所にて猫背で煙草を吸っているおばさんがいるなぁと思ったら、実は我が娘(私)だった…とは母の言葉。
娘をおばさんに見間違えるなんて!きぃーっ!
それに、先日、私はついに三十路に突入した。
生まれてから30年が経過した。
しかし、心のどこかで、自分をまだまだ乙女だと思っているのを否めないでいる。
そんな私。
まさかの痔になったんである。
座りっぱなしの予算作成中にお尻がムズムズし、春先に膀胱炎になる下半身駄目LIFEをここ数年送っている。
しかし、昨日から今日にかけてのお尻の痛さは尋常ではなかった。
もしや脱肛かもしれぬ…一日中、昨日ネットで見たおどろおどろしい脱肛画像が頭から離れなかった。
そして一日中、椅子に座りながらお尻をもぞもぞさせていた。
プチ残業の末、医者に行くことにした。
内科から肛門科、胃腸科、整形外科、なんでもOKみたいな小さな病院。
待合室には子供がわんさか存在していた。彼らは甘い臭いをそこら辺に放っていて、私は息苦しさを感じた(←子供嫌い)。
診察室に呼ばれた。
30代後半の、ウォーリーをさがせ!のウォーリーみたいな医師が「どうしましたぁ?」と訊いてきた。
「お尻が痛いのです」
ウォーリーはドイツ語でカルテを記載している。
その指の数センチ先には、ディスクマットに挟まった彼の子供が写っている写真があり、しかも彼そっくりで密かに笑えた。
「パキシルによる副作用で痔になる方は多いんですよ。診察してみなけりゃ分からないんですが。明日なら女性の先生がおりますよ。どうします?」
ウォーリーは遠慮がちにそう言う。
明日は歯医者、明後日は心療内科。
仕事も什器備品棚卸前でまだまだ忙しい。
今日しかない。
ディスクマットに愛児を飾る彼なら優しく私の穴を診てくれるに違いない。
よし、行け、私!
「別に」
動揺を悟られまいと無愛想を装ったら、沢尻エリカになってしまった。
別に気にしません…と言いたかったんだが。
「じゃあ今日診ましょう」
ということになり、看護婦さんにベッドに寝るように促される私。
さっさとスーツのスカートを脱いで下着を下ろしてタオルを巻いて寝転んだ。
「さぁ、見たまえ!」
気分はムスカである。
ここら辺の潔さは20代にはなかったものである。
大人になるってスンバラシィ。
診察は、そんなに痛くも緊張するものでもなかった。
喉が痛いといったら、喉を。
目が痛いといったら、目を。
医師が患部を診るのは当たり前のことではないか。
ウォーリーにとって下半身とは、きっと人の顔としか思っていないに違いない。
今まで感じたことがない未知の感触を得ながら、必死に医者という職業について考えていた。30歳のハローワーク、みたいな。
ただ。
なんか。
喪失感があるのは気のせいだろうか…。
「とうとう失ってしまったのね」
みたいな。
そんな喪失感。
診断結果は、外痔核。(分からない方は調べてください。)
血の塊が肥大したのものが、我が穴付近にあるらしい。
切除は痛みを伴い、また毎日消毒をしなければならず面倒なので辞退をした。
軟膏(ネリプロクト軟膏)を28日分、処方された。
そして、食生活の改善を薦められた。
脱肛ではなくて、ひとまず安心した。
私、亮子。
30歳。
自分から率先してお尻を観てもらい、こんなこともブログに書くが、自身をまだまだ乙女であると信じている。
ときどき、沢「尻」エリカになるけれども。
尻滅裂、いや支離滅裂って言われるかもしれないけれども。
☆画像は今日の晩御飯。某ファミレスのサラダ。まずは食生活からの改善を心がけようと思った次第。
今日の日記をアップする前、私は相当悩んだ。
だいたい、痔になっただなんて、ブログに書いても良いものだろうか。
私、亮子。
30歳。
家族で出掛け、駐車場の喫煙所にて猫背で煙草を吸っているおばさんがいるなぁと思ったら、実は我が娘(私)だった…とは母の言葉。
娘をおばさんに見間違えるなんて!きぃーっ!
それに、先日、私はついに三十路に突入した。
生まれてから30年が経過した。
しかし、心のどこかで、自分をまだまだ乙女だと思っているのを否めないでいる。
そんな私。
まさかの痔になったんである。
座りっぱなしの予算作成中にお尻がムズムズし、春先に膀胱炎になる下半身駄目LIFEをここ数年送っている。
しかし、昨日から今日にかけてのお尻の痛さは尋常ではなかった。
もしや脱肛かもしれぬ…一日中、昨日ネットで見たおどろおどろしい脱肛画像が頭から離れなかった。
そして一日中、椅子に座りながらお尻をもぞもぞさせていた。
プチ残業の末、医者に行くことにした。
内科から肛門科、胃腸科、整形外科、なんでもOKみたいな小さな病院。
待合室には子供がわんさか存在していた。彼らは甘い臭いをそこら辺に放っていて、私は息苦しさを感じた(←子供嫌い)。
診察室に呼ばれた。
30代後半の、ウォーリーをさがせ!のウォーリーみたいな医師が「どうしましたぁ?」と訊いてきた。
「お尻が痛いのです」
ウォーリーはドイツ語でカルテを記載している。
その指の数センチ先には、ディスクマットに挟まった彼の子供が写っている写真があり、しかも彼そっくりで密かに笑えた。
「パキシルによる副作用で痔になる方は多いんですよ。診察してみなけりゃ分からないんですが。明日なら女性の先生がおりますよ。どうします?」
ウォーリーは遠慮がちにそう言う。
明日は歯医者、明後日は心療内科。
仕事も什器備品棚卸前でまだまだ忙しい。
今日しかない。
ディスクマットに愛児を飾る彼なら優しく私の穴を診てくれるに違いない。
よし、行け、私!
「別に」
動揺を悟られまいと無愛想を装ったら、沢尻エリカになってしまった。
別に気にしません…と言いたかったんだが。
「じゃあ今日診ましょう」
ということになり、看護婦さんにベッドに寝るように促される私。
さっさとスーツのスカートを脱いで下着を下ろしてタオルを巻いて寝転んだ。
「さぁ、見たまえ!」
気分はムスカである。
ここら辺の潔さは20代にはなかったものである。
大人になるってスンバラシィ。
診察は、そんなに痛くも緊張するものでもなかった。
喉が痛いといったら、喉を。
目が痛いといったら、目を。
医師が患部を診るのは当たり前のことではないか。
ウォーリーにとって下半身とは、きっと人の顔としか思っていないに違いない。
今まで感じたことがない未知の感触を得ながら、必死に医者という職業について考えていた。30歳のハローワーク、みたいな。
ただ。
なんか。
喪失感があるのは気のせいだろうか…。
「とうとう失ってしまったのね」
みたいな。
そんな喪失感。
診断結果は、外痔核。(分からない方は調べてください。)
血の塊が肥大したのものが、我が穴付近にあるらしい。
切除は痛みを伴い、また毎日消毒をしなければならず面倒なので辞退をした。
軟膏(ネリプロクト軟膏)を28日分、処方された。
そして、食生活の改善を薦められた。
脱肛ではなくて、ひとまず安心した。
私、亮子。
30歳。
自分から率先してお尻を観てもらい、こんなこともブログに書くが、自身をまだまだ乙女であると信じている。
ときどき、沢「尻」エリカになるけれども。
尻滅裂、いや支離滅裂って言われるかもしれないけれども。
☆画像は今日の晩御飯。某ファミレスのサラダ。まずは食生活からの改善を心がけようと思った次第。