世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

さよなら。またね。

2006年05月05日 23時59分31秒 | Weblog
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私が卒業した雀宮中学校は、別名ジャンチューという。
麻雀の雀だから、ジャンチュー。

先日、我が部署に来たコ(南犬飼中学校卒)に
「私、ジャンチュー卒なの」と述べたら、
彼女は苦笑いをするではないか。
そう、そのぐらいヤンキーで有名な中学校なんである。

しかし、私の学年は穏やかだった。
上と下の学年は素晴らしいぐらい怖そうな人々がいたが。
(近所に住む後輩のヤンキーに敬語を使っていた私。)

合唱コンクールも文化祭も真面目に取り組む学年だった。
三年生の体育祭では、素直に男女一緒にフォークダンスをした。
卒業式のあとのホームルームで、担任が「こんなに手のかからないクラスは初めてだった…ううっ」と、涙した。

彼の涙を見てから、もう13年が経った。
みんな、何してるんだろう。元気かな。


夕日が射す校舎は、私をセンチメンタルな気分にさせてくれる。
ううん。
センチメンタルな気分を味わう為に、私はここへ来たのだ。きっと。

私の一生分の恋心を注いだ英語の先生は、私のことを覚えていてくれているだろうか。

年に数秒でも良い、私を思い出してほしい。
過去を振り返りつつ生きる私に、
あの薄い唇を歪ませて
「なんでそうなの?俺は知らねーよ。きちんと、あなたの人生を歩いてください。」とか言いそうな気がする。
でも、言ってほしい。
私の妄想内ではなく、実際に。
そしたら、忘れられるのに。
きちんと前を見て歩けるのに。
会いたい。


私の学んだ教室。
三年一組。
廊下側から二番目の一番前。
あの席には今、どんな子が座っているのだろうか。

中学時代の下校時みたく、夕日を全身に受けながら、校門を出た。

さよなら。
またね。
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通学路

2006年05月05日 23時51分39秒 | Weblog
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別に目立つ子ではなかったと思う。
中学時代の私は。

成績でもスポーツでも目立たなかった。
モテたわけでもないし、明るい子でもなかった。
色気付くと母に心配をかけるので、極力、色気に関心がない振りをしていた。
イベントで班を組むときは副班長という役割が一番楽だという知識を密かに心得ていて、いつも副が付く役割に率先してなりたがる子だった。
でも決して要領が良いわけではなく、非常にトロかった。

気持ちに余裕があると、いまだに思い出す、中学時代。

目立たない子なりに、地味な悩みや思いを胸に抱えていた。
どんな悩みだったのか。
残念ながらリアルに思い出せない。
私の内面に存在していたものは、もう、とっくに蒸発している。

薬局に目薬を買う途中、通学路を歩いてみた。
あの頃の気持ちをなぞるかのように。

春風が髪を揺らす。
当時、校則通りの運動靴で歩いていた道を、今、ハイヒールで歩く。
カツカツ。
吉熊片手に。
歩く。

あの時、描いていた自分を、私は今、生きているんだろうか。
あの時、胸に宿していた悩みと今の悩み、どっちが大きいだろうか。




オツカレサマ

2006年05月05日 23時43分17秒 | Weblog
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吉熊、少々お疲れ気味。
父の背中は気持ち良いかい?

初夏の光

2006年05月05日 23時42分08秒 | Weblog
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新緑を通して、初夏の光が降り注ぐ。

心が洗われる一瞬。

新緑の中での会話

2006年05月05日 23時38分19秒 | Weblog
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新緑が眩しい。
池を取り囲む道を歩きながら、母と会話。

「あと10年後も20年後も、私がなんとなく帰ってきて…こんなゴールデンウィークになると思う。それでも良いかな?」
おずおずと言う私。

「いいんじゃん~。私があの家にいるかどうか、分からないけど」
意味深な答えをする母…。


「ボートのりば」「ゴミはきちんと持ち帰りましょう」という標識を無視すれば、ここはイギリスの庭園だと思えなくもない。

2006年05月05日 23時35分11秒 | Weblog
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家族と井頭公園へ。
家からパンの欠片を持参し、恒例、池の鯉に餌付けを楽しむ。

すごい食欲。
我先に餌に食い付く鯉を見ていて、鯉に生まれなくて良かった、と思う。

園内には子供がたくさん。
隣にいた男児が、
餌付けをしている父を指差し、
「あのおじちゃん、しゅご~い」と。

父は照れていた。

夕御飯♪

2006年05月05日 23時31分42秒 | Weblog
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今日の夕御飯は母の手作りピザ。
ピザの広告を見ていたら作りたくなったとのこと。

生地は厚め、家庭菜園で採れた野菜がふんだんに使われたピザは、美味しかった。

あばよ、日常!

2006年05月05日 23時28分55秒 | Weblog
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いざ、実家へ。

赤羽~雀宮の移動中、空の色が綺麗だった。
初夏を思わせる、深い藍色。

会社の最寄り駅を猛スピードで駆け抜け、気分は連休に突入。

あばよ、日常!