世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

寝る前のひと時、思うこと。

2006年05月16日 23時35分27秒 | Weblog
疲れているのに、頭の一部が異様に醒めている。
この状態が一番眠れない。
最近、こんな夜が増えた。同時にマイスリーの服用量も増えたので、そろそろ仕入れにいかなければならないだろう。

帰宅後の限られた時間の中で、洗濯や靴磨き、アイロンがけ、そのような「明日の用意」をしなくてはならない。
焦ると何から手をつけたらよいか分からなくなる。
「何にもしたくない。いいや、別に誰も見ていないし。」と煙草に手を伸ばしてしまったら最後。本や携帯を片手に、チェーンスモークをしてしまう。結局、一箱を空にしてしまうんである。

煙を吐き出しながら、ぼんやりする。
今日一日を振り返ってみる。

「ほら、ちゃんと終わったでしょ?だから焦らなくて良いよ。なのにさぁ…お前はいつも…」
進捗状況を報告し、明日の予定を吉熊上司に伝達する。
そのとき、彼は笑いながらそう言った。

別にそんな素振りをしている自覚はない。焦ってもいない。
やらなければいけないことをこなすためにスピードアップをしているだけなんだが。
持ちかけられた無駄話を適当にあしらい、黙々と蛍光ペンを握る私はそんなに焦って見えたのだろうか。

でも他人から見てそうなら、多分そうなんだろう。
まして、彼は2001年の春から私の上司であり、
毎日10時間、互いの体から吐き出される二酸化炭素を
隣り合った席で吸い合う仲である。

私のキャパも性格も熟知しての発言だ。
素直に「すいません」と言いつつタイムカードを押した。

まだまだだな。自分。
あらゆることが。
マイスリーを噛み砕いた後、苦味が残る口内に煙を充満させながら、寝る準備を始めた。

入眠健忘が起こる前に寝なくっちゃ。

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