世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

髪留め

2006年05月20日 23時14分56秒 | Weblog
意識して物を収集するという趣味、私にはない。
昔は小室氏が出ている雑誌を切り抜いてファイリングなどをしていたが。

料理をしないので食器を集めることもなく、
釣りもしないので釣り具も集めたりしない。

唯一あるとすれば、髪飾りだろう。
収集というか、気付いたら収集していたと言った方が正しいかもしれない。

去年の尾道旅行で、雨宿りがてらに入ったアーケード街。
ぷらぷら歩いている途中、和風の小物を扱った店を発見した。
雅な小物がウィンドーを彩っていて、そこでプラスチックでできた赤い髪留めに魂を奪われた。そして購入せずにいられなかった。
その時、自分が髪留め収集家だと気付いたんである。

仕事中は、お嬢様縛り(正式には「ハーフテール」と言うらしい)にしていることが多い。サイドにレイヤーが入っているので、そのまま髪を下ろすと非常に邪魔なんである。それでお嬢様縛りにしているわけである。

暑い日や寝坊した日は適当に椿油をつけてアップやポニーテールにするが、大抵は上部を縛り、下部を下ろすお嬢様縛りにしている。
そんなこんなで、髪留めは私にとって毎日の必需品になりつつある。

映画「電車男」のエルメス(中谷美紀)のように、シンプルにゴムだけでアレンジする潔さがないので、つい色々集めて頭に乗せてしまう。

夏、青いスーツを着る時には涼しそうなものを、秋には枯れ葉を連想させるものを…そんなふうに鏡の前でやたら時間をかけ、合わせ鏡で検討・確認をしている毎日だ。

私の髪留めは、手作りの一点ものや、エトロやフェラガモなどの「清水の舞台から投身自殺」して買ったもの、100円ショップで買ったもの、小学生の頃から愛用しているものまで多彩である。
また前述の尾道で買った髪留めのように、旅先で買ったものやお土産にいただいたものも多い。

将来白髪混じりになっても、それらを処分できない自分を容易に想像できる。
それぐらい思い入れのある品々なのである。

今日はそれらの手入れをした。
シルバー製品は自社で購入した薬剤で黒ずんだ部分を落とし、
革製品は乾いた布で磨いた。

いつも私を飾ってくれる髪留めたち。
「ありがとう」の感謝の気持ちを込めて、一つ一つ丁寧に磨いた。

コメント (4)