晴耕雨ログ

晴れの国の片田舎で暮らす自然派おばさん
畑仕事に生甲斐感じながらゆるゆる歩む農婆の人生

終の棲家

2009-03-14 21:07:02 | Weblog
 母がお世話になっている介護老人保健施設の家族会がおこなわれた。
 介護保険制度や改定後の利用料などについてであった。
多少、改定に伴い利用料は上がるもののお世話になっている苑での現在の介護サービスの内容もとても充実していてこの苑と出会えたことがしみじみ良かったと思えるのです。
 ”自分が入りたいと思える施設を目指している。”と過去の家族会で理事長である院長先生はおっしゃられた事を思い出します。
 家族会終了後にのぞいた母の様子はリハビリ体操に参加していた。ゆっくり、ゆっくりとしたほんの少しの動きですが、久しぶりに見た母の動の姿でした。
 ”重さんは研修生さんと歌を楽しんでるんですよー”と普段見えない部分を職員さんが声をかけ教えてくださいます。
 この穏やかな母の様子に安心です。
 時々家族が顔を見せ、施設が終の棲家となる・・そんな自分の将来もいいかなと考えたんです。

  < 穏やかに 老いた姿に 意気感じ >
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リクエスト

2009-03-13 20:01:35 | Weblog
 珍しく台所に立ち作るものといえば餡の入ったお餅だのパンだの渋いものばかりでわが家の若者から”たまには調理パンもつくってよー”とリクエストをいただいたのがカレーパン。 昔は平気で作っていましたが、由る年波、どうもコッテリしたものは・・・。
今朝は朝から雨ですし、双方が納得できるものを焼きましょうかなとヘルシーカレーパンに着手したのであります。
 カロリー控えるために油で揚げない焼きカレーパン。
 もったいない、早く食卓に載せないと食べ頃を過ぎてしまいそうな芽キャベツ・にんじん・ジャガイモ・玉ねぎ・そろそろ食べ切らなければ新物が出てくる冷凍グリーンピースと豊富な自家製野菜でせめてものカロリーを控えようと思うのです。
 若者にはウインナーロールパンをオマケに作ります。
 毎度おなじみの夫が側からいつものように声援を下さいます・・。
 こうして家族に少しだけ期待され、あたたかく指導されながらシガナイ主婦の能力を保つているんです。

  < 無駄がなく 三流主婦の 値打ちかな >   

   
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介護

2009-03-12 23:16:29 | Weblog
 ポカポカ陽気のなかで畑の草取り。腰は痛いし楽じゃないなーと思いながらも、老いてもこうして自然と共に働ければいいなと思うんです。
 ラジオからは国会中継”どなたにどんな介護を望みますか?”のニュアンスの質問が各大臣にされ、舛添厚生労働大臣は、御自分の介護経験から、介護はプロに任せ、必要となったときは自分はグループホームでお世話になりたい・・・とのお言葉でした。
 私自身もそうありたいなと同感。
母が施設でお世話になるまでの介護も自宅で出来る範囲で精いっぱい出来たと思うので、入苑当初の(託してしまった)という複雑な思いもなくプロにお任せして毎日が安心して母も家族も居られることがとてもありがたいと思うのです。
 舛添大臣の”家族は愛をそそぐ事”との言葉、こんな役割に心軽くさせてもらえたのです。
 末永く草取りも出来そう。

  < 望むのは 草取りしたの 昨日まで >
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お米のなみだ

2009-03-11 20:17:28 | Weblog
 生きていく上で食はもっとも大切、そして農も重要だと思いながらの田舎暮らしです。
 時々利用させていただくwebサイト田舎の本屋さんから<お米のなみだ>再々再放送決定のお知らせメールが届き録画していたものをやっと二日後の昨夜見ることが出来たんです。
 鳴子の米プロジェクトがモデルとなったドラマです。
 日本人に欠かせないお米も食べなくなり、売れなくなり、作らなくなって行くなか稲作農家の苦悩、荒野となってゆく耕地・・・この番組は自給自足のわが家米を栽培するだけの農家のハシクレの私にも衝撃でした。細々と栽培するだけでコストも掛かり自家栽培もままならずと思いながらも青々とした水田を守らねばと腕まくりです。
 飢えも知らなければ、大切なお米の事も私達はもっと知らなければ・・・と思ったんです。
 わが家の休眠中の水田に植えつけられたイチゴに寄り添う麦を一枚パチリ!

  < 流す汗 涙にも見え 米の粒 >
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いなかのいえ

2009-03-10 20:11:36 | Weblog
 わが家の畑には逞しいタンポポが咲きそれは春の楽しさとよろこびを運んでくれます。
 家畜こそ飼えませんが、わが家で食べるだけのお米や野菜を育て家族が平和に暮らせていることが何よりでしょうか。
 築年数も古くなった日本家屋は屋根も床も壁も修理しながら生活してきました。
 この家で営まれた永い歳月には喜びも哀しみもたくさん乗り越えて今があるようです。
 どこかにあったお話しに似ています。そうだ!アカデミー賞受賞作<つみきのいえ>と少し重なります。
 つみきのいえの壁のすき間に咲いたタンポポを思い出します。

  < コツコツと 積んでは重ねる 生きる途 > 
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サンキュー

2009-03-09 21:44:38 | Weblog
 3月9日 あの辺りが伊吹山かな?と地図の読めない私は西国霊場第三十三番満願札所 華厳寺へ。
 山すそに広がる茶畑を車窓に見ながら通り抜けると華厳寺。巡礼をともにした笈摺などを納めた笈摺堂・満願堂にお参りです。
 納経帳も6割が埋められたものの満願はいつの日のことでしょうか・・・。
 わが家の母もお寺参りにはよく出かけたものですが、必ずお仏壇にチーン・チーンと手を合わせ”留守をお願いします。”と出かけたものでした。そして、帰宅すると”ありがとうございました。”と私達家族に・・・。
 ボンヤリ家を出た私はそんな事を思い出したのはバスの席に着いてからでした、”あら!まぁー!”また忘れ物をした嫁です。 
 帰宅を待って食事の準備もしてくれた家族にサンキューです。3月9日ありがとう。

  < 春息吹 満願成就 旅半ば >
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時代

2009-03-08 21:40:13 | Weblog
 ♪そんな時代があったねと・・あんな時代もあったねと・・・♪中島みゆきさんの名曲<時代>を美しいハーモニーで由紀さおりさん&安田祥子さんコンサートで聴くことが出来た。
 日本のこころ、童謡、唱歌を子ども達に伝え、歌い継いでもらいたいとの想いで23年目になるコンサートだとか。 
 懐かしく美しい日本の童謡と70年代我々の青春真っ只中のフォークソングを充分堪能した岡山シンフォニーホールでした。
そんな時代、あんな時代を思い出しながらコンサート終了後は懐かしい市内路面電車で帰宅です。
その昔、OLだった70年代はこの電車で通勤したものでした。
車両も今ではスマートでかわいいキャラクター物と時代と共に変わっていますが、路線だけは変わり様もなくあの頃のまま。
 いつもはマイカーで出かけるところですが思いつきで出かけたバス・電車の交通機関とコンサートの懐かしい曲に青春時代にタイムスリップ。

  < 市街地も 今と昔の ハーモニー > 
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ひとりごと

2009-03-07 23:19:30 | Weblog
 ”今年はもうお目にかかれないかと思いましたがー。”と、ひとり心の中で呟きながらカメラを向けました。庭先の福寿草。
 母が大事にしていた花ですが、開花が遅く心配していました。明るい陽射しにこのところ満開です。きっと母もわが家に居たならこんな事を言いながら眺めたでしょう福寿草。
 母はいつもゴダゴダひとりごとを言う人でしたから何処に居るのか存在感ありありでした。現在の、もの静かで口数のない母は別人のようです。
 嫁の私もどこか似てきたひとりごと。毎晩、パソコンに向かいゴダゴダと呟いています<十七文字のひとりごと>

  < 五・七・五 指でつぶやく ひとりごと >
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ジャムパン

2009-03-06 21:05:51 | Weblog
 ひと雨ごとに暖かくなるものの植物も成長しはじめ、そろそろ雑草に悩まされる事となるんです。また今日も朝から雨。
 戸外の作業も出来ず思いつくままパン焼きを始めた。
 ”自家製です~!”といただいた大瓶のりんごジャムを詰め込んだジャムパン作りです
幼い頃のジャムパンはきまってグローブ形、そしてアンパンにはオヘソがあったものです。なつかしい形のジャムパンをと意気込んだのですが思うようにならず丸いアンパン形。×印のオヘソはチーズパン。
 小さなパンが焼き上がり、子どもの頃のパンは大きくて良かったなーと昔を懐かしく思い出します。
 幼い日の田舎では歌謡曲を鳴らしながら車で売り歩くパン屋さんから買い求めたジャムパンですが、忘れもしない、収穫した麦と交換してくれていた事を思い出します。物々交換が行なわれた信じられない昭和も半ばでしょうか。
 所変われば・・・夫の懐かしいパン屋さんはロバのパン屋さんだってー。
 
  < ホカホカの 思いなつかし パンを食む >
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啓蟄

2009-03-05 21:56:43 | Weblog
 冬ごもりの虫も出て来はじめる啓蟄。
 後楽園では昨日がコモ焼きだったとか。半田山植物園のあのコモ巻きも取り払われもう春なんでしょう。
 畑の準備も出来て時期を待っていたジャガイモの植え付けをポカポカ陽気の中すませた。
種芋の芽を見ながら”エイ!ヤー!”と切り分けヨイショ!ドッコイショ!と植え付け完了です。
 予定通り柑橘類の苗木の植え付けも済ませ、教わった通り寒さ除けのコモ巻きをする。若い柑橘類の苗木はまだ寒さに弱いらしい。コモ巻きもいろいろですわ。
 虫と共に春の畑仕事も開始です。

  < 芋を切り 仕事始めは 啓蟄の日 >
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晴れの国

2009-03-04 21:45:57 | Weblog
 晴れの国もここ数日は優れない天候です。
 昨日の雨も上がり思い出したようにフキノトウを探しに出かけた。
この地に暮らして三十年以上になると、どこの桜がきれいだとか、あの土手にワラビが生える、あの高台から見る夕日がきれいとか・・・この片田舎も住めば都です。
 チェックポイントのフキノトウは羽ばたいて行きそうなくらい葉を広げ食用にはすでに手遅れのようです。
 フキノトウの佃煮を真似て作ろうと岡山物産館<サンサン岡山>で教材にと買い求めたのですが一足遅かったようです。
 諦めが付かず、冷凍ストックにしようとまだ香りも充分楽しめるヨモギをたくさん摘み採り納得です。
 大自然のなかで山野草摘みの楽しみは晴れの国の田舎ならでは・・

  < 一雨に 背筋も伸ばし 春本番 >  
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ひな祭り

2009-03-03 20:23:48 | Weblog
 ♪きょうは たのしい ひな祭り♪です。
 今年はもう段飾りのお雛様は出さないでいよう。並べるのはもちろん、それ以上に仕舞うことにも気をつかいますから・・・と決めていました
それでもちらし寿司ぐらいは・・と作り上げたのですが、やはり食べるだけでひな祭りを終えたのではあんまりです。
 大急ぎでその昔、娘達のために作った木目込みの立ち雛を押入れから引っ張り出したのでした。すべり込みで登場したお雛様は今も変わらぬなかなかの美男美女です。
 カメラを構える私もやはりベッピンさんに視線が向きます。

  < 今もなお 変わらぬ雛に 夢託し >  
 
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黄ニラ

2009-03-02 20:12:11 | Weblog
 岡山の特産品のひとつの黄ニラです。
 少し高級な食材ですのでそうそう口にするものではありません。そんなことで、わが家でも栽培できないかと試行錯誤の末に愛情込めて育て上げた自家栽培黄ニラは黄ニラモドキです。
厳重注意で光を遮断して育てたのですが、少々青み帯びたのは御愛嬌。
 今、岡山では黄ニラ大使も現われ、今や給食や郷土料理のバラ寿司までも黄ニラは使われているようです。 
 我が家の黄ニラは皿うどんに、そして雑炊にと限りなく庶民的なメニューでいただきました。
 食する事も栽培する事も大いなる楽しみです。

  < 二級品 努力と愛で 一級品 > 
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草摘み

2009-03-01 20:38:42 | Weblog
 少しまとまった雨の後、春らしい陽気にこの時期は一度は草摘みをしたいなと昨日はヨモギ摘み。そして今日は草餅作りです。
 お餅はお手のものですが、餡を入れ丸めるとなると一人では・・・。仕方なく、いつものように搗きたて餅を切り分ける役は夫に頼らねば・・・。それだけを任せたつもりが、いつの間にか主導権は剥奪され”あれをこうして・・””それをああして・・・”の指示が出ます。
返す言葉もなく、むしろ返せばややっこしくなるのは承知ですので権利は譲ります。
 そういえば舅・姑もふたりはこの様にやっておりました。嫁の私はどっち付かずで餡を入れひたすら丸め役でした。
 代々わが家ではこの形態で大福餅が出来上がっていたのです。
 <食べ助け>の言葉どおりあの人この人にお配りし帰路に見た吉備津神社周辺、鯉山の雑木林もねずみ色もわずかにピンクをのせ春模様です。
 草餅の美味しい春です。

  < 春が来て 今年も同じ 福の餅 >
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