晴耕雨ログ

晴れの国の片田舎で暮らす自然派おばさん
畑仕事に生甲斐感じながらゆるゆる歩む農婆の人生

感動の発表会

2015-12-11 20:12:51 | Weblog
 孫の幼稚園さいごの生活発表会が行われました。
 三年間でぐーんと成長して逞しく育った子ども達の姿を爺婆は微笑ましく見せてもらえました。
 
 プログラムも終盤、みんなのうたが始まる予定ですが、あらどうしたのかしら?しばらくお待ちください・・・。
 何やら楽屋裏で泣いているこどもの声も聞こえました。
しばらくして、真顔な子どもたちがステージに並び、元気な歌が始まりました。みんな一生懸命大きな口を開けて歌っています。
 その中で○○ちゃんが泣きじゃくりながら、それでもまっすぐ前を向きみんなと一緒に歌っています。大きく口を開け歌っています。
 婆はこの○○ちゃんに感動です。きっと観客席の家族も同じではなかったかと・・・。
何だか婆の目にも涙です。

 小さな園の小さなクラスの様子を母親である娘から聞きました。
小さな問題でも、年長組では先生が「こんな時にはどうしたらいいかな・・・?」と時間をかけて子ども達に考えさせ指導してくださっているようだとか・・・。
 この子達、春には小学校へと飛び立ちます。末永く、成長を見守りたい爺婆です。
  < 感動に 長生き誓う 農婆なり >   


 <忘れられない発表会>
 追記です。50数年もむかし、忘れもしない私の発表会。
 小学校低学年。浦島太郎の劇でした。
消極的で目立たない女の子の役は、♪タイやヒラメの舞い踊り・・・のタイの群れの一匹。
頭に着けるお面は自作です。これが自分でも意外に上手く出来、母親からも褒められたものでした。

ところが、いざ本番になってお面がない。確かに裏面に名前も書いていましたし、出番前まであったのに・・・。
 半泣きの私は何も言えずいましたが、出番も迫り先生は役を終えた男の子のサンマ?のお面を私の頭に付けると背中を押しステージに出しました。涙目で演じたと思います。
 ステージ上はきっと複数いるタイの中にサンマが一匹で観客席はどう見たか・・・そんなことは今になって思うコト。
それ以上に、今でも思われるのは母はどんな思いで末娘の私の演技を見たのだろう・・・。 
 同じタイの役の中で、仲良しだった近所の友達が私のお面をつけて登場していたことは知っていましたが何も言わない先生と、友だちを攻めもしなかった母、何も言えなかった自分。
一番思えるのは母はどんな気持ちで見てただろう・・・。こればかり。

 大人になるまでにはいろんなことがあるよね。今は笑う農婆です。