晴耕雨ログ

晴れの国の片田舎で暮らす自然派おばさん
畑仕事に生甲斐感じながらゆるゆる歩む農婆の人生

やっぱり若さが・・・

2014-03-19 22:22:24 | Weblog
 比較的、冬の間が暇な果樹農家なのに、野菜作りに熱を入れたものですから遅れてしまった桃の摘蕾作業にかかります。この作業は当然のように婆の担当になってます。
 たまに軽トラが通るくらいで、ここはのどかなものです。
「こんにちは!」と声かけられ振り向けば、初老紳士が山歩きに来たんだとか・・・。
婆も若い頃は、山歩きにも出掛けたものですから話ははずみます。
 (老紳)ここに来たのは10年ぶりです。変わりましたなぁ。
 (農婆)そうですか。これから時候がよくなると歩かれる方がいらっしゃいますよ。
また花の頃にもぜひ来てください。
 (老紳)山も変わるものですから道にまよいますなぁ。桃の木も歳をとってくるだろうし…。 
 (農婆)いえいえ。歳をとるのは私たち人間で、農業をしなくなった畑があるんでしょう。

 樹園地が変わっていくのは、高齢化ではないかと思う婆です。現にお隣もここ数年は放棄地でしたから。

 そんな初老紳士との会話の後で通りかかった近くの畑へ向かう奥さん。
 私(農婆)より4つ5つ年齢が上ですので(熟婆)でしょうか・・・。
 (熟婆)また忙しくなってきますねぇ。
 (農婆)年々、歳とって仕事能率が悪いよねぇ。
 (熟婆)何いってるの。60はまだええよ。
 (農婆)大差はないわー。
 (熟婆)いやいや!もう5年もしてごらん、分かるから60に戻りたいと思うよ。
 (農婆)そうかー。でも明日より今日の方が若いから少し頑張るかな。
 
 田舎のこととて、今日であって会話したのは二人でした。
そう、今が一番若いんだ。明日より今が・・・。
 農作業は能率ももちろんあるのだけれど、作業の積算なんだと思えば今日はこれでまた明日頑張ればいいと気分は軽いものです。

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