晴耕雨ログ

晴れの国の片田舎で暮らす自然派おばさん
畑仕事に生甲斐感じながらゆるゆる歩む農婆の人生

チビル

2009-08-27 21:16:37 | Weblog
 最近めっきり日常使わなくなった言葉を久しぶりに聞くと、はてこれって方言?だったかしらとあやふやに思う。
 禿る(チビル)は磨り減ること。鉛筆がちびる。靴がちびる。れっきとした標準語です。
 ものが豊富になり鉛筆がちびて使いづらいほど短くなるまでだいじに使っていないし、靴だってちびて靴底に穴があくほどまで履かなくなっているんだから忘れられた言葉のようです。
 もはや”チビル”は日常の言葉でなくなったようです。
そんな<チビル>に驚かされた会話を先輩の畑仲間と話したのでした。
 (先) 私の使っているミツメ鍬は土を耕し3センチもチビタのよ。15年間で・・・。
 畑には鉄分もあるわよ。
 (私) へ~え!すっご~い。私なんか機械に頼ってますよ。
   でも家の母の使った草けずり鍬は半円のカット・スイカの形が何十年も使いこなして今はカレーパンかコロッケみたいですよ。ワハハハ・・!
 (先) ワハハハ・・・!それは素晴らしい!大切にしなさいよ。家宝ですよ。
 先輩婦人も私も畑仕事をこよなく愛し、労を惜しまず大地を耕し生活する事を信条としているんです。

  < おほねおり 小さく丸く 鍬と母 >